蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

新登録

2017年09月02日 | いろいろ


先週末は大阪で役員会でした。

私は銘鑑編成を担当してたので、一ヶ月くらい前から毎日銘鑑とにらめっこ。
銘鑑を一枚各品種ごとにバラバラに切り取り、それをもう一枚の銘鑑の上で動かしては張り付けて原案を作るのですが、
「よし、これで決まり!」と思っても翌日にはまたいじり、一晩寝たらまたいじりの繰り返しで、なかなかゴールに辿り着けません。

貼っては剥がしを繰り返すため、破れてはまた作りを何度も繰り返し、果てがないじゃん!と自分にダメ出し。
金曜の夜、今年はここまで!とやっと原案が完成しました。

原案通りに承認されましたので、お手元に届いたらぜひ隅々まで見てください。
久しぶりに端の端までいじってますから。

銘鑑については様々な考え方が出来ますから、当然異論反論もあるはずですが、
頭から煙が出そうなくらい考えに考えた結果ですから、ご容赦ください。

銘鑑が届く頃に、またここでちょっとした解説をしたいと思います。
あ、そんなことしたら会報にも書けって言われるかなぁ。


さて、新登録は、今年(実際は来年になります)は3つもあります。


まず一つ目は、『円窓』。









あれから2ヶ月、ほとんど変わりませんね。
解説は以前のを見てください。



二つ目は、『太極仙』。









撮影してみたものの、我が家のは派手派手覆輪になってしまってます。


3年前に出た本には良い木が出てるので、そちらを見てください。
解説も、そちらに書いてあるので読んでください。

じゃあ、あんまりですね。

アマミ系の縞の中でも最も大型の部類で、長大な葉を横に広げた草姿となっています。

縞は繊細な乳白色で、大型でありながら、上品な印象を受けます。

うちのみたいな派手なのじゃなく、良い覆輪に固定した木もあり、
それはそれで魅力的ではありますが、縞の木の方がより特徴が際立ってます。


3つ目は、『紅天狗』です。こちらは日本富貴蘭会としての登録です。

私が提案しましたが、2つも申請があったのに、3つ目を会で登録する必要があるの?
と言われそうだったので言われる前に説明しました。

花展には欠かせない、名実ともに赤花の代表ですが、
銘鑑上での赤花のトップは朱天王とちょっと寂しいです。

将来翡翠と並んで色花の看板品種となってもらうための登録です。

実生は白花が咲いたとか、いや赤花が咲いたといった話も聞きますが、
登録に値するかどうかに、実生の有無は関係無いことですからね。

久しぶりに長くなってしまいました。



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