縞の緑彩宝が覆輪に移行した個体です。
世の中には何本か存在するのではないかと思いますが、展示会では見かけたことがありません。
まだ成木にはなっておらず、母体が緑宝ですから、仕上がればなかなかのクオリティーの品種になると思います。
斑の色もキレも申し分ありません。
世話が出来てなくて子供が枯れてるような状態で、この勇姿ですから、きっと、もっと、ずっと良くなることでしょう。
ずいぶん前、広島の多賀万仙園さんの展示会に初めて遊びに行った際、上柄の縞の三本立ちの状態で入手しました。
ピーク時の凄い値段から、ジェットコースターが下り落ちるように、価格が急降下してる最中でしたから、
「この値段で買ってくれる人なんて、日本中探しても一人もいないよね」とおっしゃるので、
「ここに一人いますよ」と買ってしまいました。
初めて行って何か買わなきゃと、ちょっとカッコ付けてしまいました。
確か給料3ヶ月分くらいだったような・・・
錦麒麟の覆輪は2つ見たことがありますが、どちらもかなり派手目でした。
緑彩宝よりもはるかに覆輪に決まりにくい感じがしますね。
でもいつまでも夢の品種であり続けるものがいろいろ存在しないと、
この世界つまらなくなってしまいますから、その方がいいと思います。
素晴らしいですね!
ちなみに錦麒麟の覆輪も見た事は無いのですが、覆輪がバッチリ決まった木はあるのでしょうか?