不条理み○きー

当面、きまぐれ一言法師です

「ネット」という道具

2004年09月11日 01時45分18秒 | Life
 「さかしさんち」で、昔話を書いたら、「懐古」モードになってしまって^^;やや、強制的に離脱したのだけれど、マジモードになったままです。

 なので、「あんた、いまさら莫迦ぢゃないの?」という話で、Kenさんちに再トラックバック。

 「ネット」は道具です。
 道具なので、使い方によっては「傷」を負うし、「血」を流します。
 そういう道具なので、「使い方を誤る」と大変なことになりますが、きちんと使えば大変べんりな「道具」です。

 「普通」、友達は「探りあい」の中から、生まれます。
 新しい「学校」、新しい「学年」、ある人は新しい「住まい」、新しい「職場」。
 そういう所で、人は、余程の人で無い限り、「恐る恐る」人間関係の構築を始めます。

 少しずつ、「外見」を知り、「性格」を知り、「内面」を知ると言う触手を広げる中で、やがて人は「友達」と出会う、と、私は思っています。
 ところが、「ネット」で、適切な「コミュニティ」「Blog」「ML」に到達すると、最初の二つの手順、「名前」を覚え、「外見」を覚え、「どんな奴か」を知る、という行為は、全て省略されてしまうのです。

 そう、そこには、イキナリの「友達」がいます。
 しかも、これまでの「友人」には言えなかった事まで理解している「友達」です。
 で、そこで親しくなった「友人」との関係は、イキナリ「現実」でも発動します。
 そのときは、「年齢」も「地位」も何もかもが吹き飛びます。

 私も、数回、そういう経験をしました。
 初めてお会いしたときは、流石に「おどおど」してしまいましたが、
「あの、アレがこーしたのは、凄かったですよね?」
「あ!アレでしょ!そうなんですよ、もう大変でしたよ!」
 数分後には、盛り上がっていました。

 「そういう交わりは、希薄なんぢゃないの?」
と、思われる方もいると思いますが、それはある意味、「微妙」です。
 元々、「交わる要素」の無かったもの同士が集まってくるのです。
 ちょっと気を抜いてしまうと、たちまち、疎遠になります。
 が、また、ある日集まると、それはもう「濃い話」に花が咲くのです。

 「道具」ですから。
 「ネット」を手放しで礼賛する気はありません。
 「肥後の守」も、使い方を誤ると大怪我をします。
 
 が、うまく使うことで、「素晴らしい」「新しい」関係が生まれることも事実です。
 kenさんのPVは、正に「道具」を「正しく」使った例だと思うのです。

 巷には、「危ないネット」とか「事件が起こったのはネットの所為」のような論調がまかり通っています。
 しかも、「ネット」という「道具」を使ったことが無い人に、その「良さ」を強調したりすると、「えー何この人」という目で見られかねません。
 そういう「論調」や「態度」には、非常に腹が立ちます。

 でも、「道具」ですから。
 私たちがすべきことは、「世間の論調」に立ち向かうことではなく、ひたすら「正しい使い方」の例を示していくとこしかないのです。

 その意味で、kenさんの「PV」に拍手。

 明日からは、「スケベ」で「変な」「おやぢ」に戻ります。
 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うわー。 (さかし)
2004-09-11 10:38:39
ぷよぱぱさん、おはようございます。

あんなダメダメ記事からこんな素晴らしい意見が生まれるなんて・・・

凄すぎて気の利いたコメントが浮かびません(汗



ネットって危険なイメージもありますけど、

一度はまっちゃうと良いものですよね。

ここで知り合った方々は本名すら知らない人ばかりですけど、

(故郷を離れて一人暮らししているので)

最近では現実の友達より親密度が高い気がしています。

この「良さ」を広めるためにも、自信がお手本になるべきなのですね。

ご意見、とても心に響きました。
そうなんですよ・・ (スノー)
2004-09-11 11:51:27
以前、ラジオエッセイで、

ネットの将来性を綴ったことがあるんですけど。

(って、そこまで堅い話でもないんですけど(笑))

私が言いたかったこと、この記事にすべて詰まってます。

ネットを生かすも殺すも、扱う人次第なんですよ。



私がネットしてなかったら、歌ってなかっただろうし、

アナウンサーになることもなかっただろうし、

あやかちゃんと出会うこともなかったでしょう。



そして、ここにこうしていることも。



確かに、微妙ではあります、ネット上での関係は。

でも、自分と共通した思いを持つ人や、

自分の思いを受け入れてくれる人がいるのも確かで。



ネットでのかけがえのない出会いを、

大事にしていきたいです。



(ブックマークありがとうございます!)
ラムの足に指が!! (Ken)
2004-09-11 13:10:35
もう一つのポイントは、「斉藤」に関する一連の出来事は

募集されたわけでも強制されたわけでもなく、

すべて自発的に、好き勝手に行われていることなのでは

ないかと思います。



> 私たちがすべきことは、「世間の論調」に立ち向かうことではなく、ひたすら「正しい使い方」の例を示していくとこしかないのです。



正に同意です。
ええっと (ぷよぱぱ)
2004-09-11 18:10:51
何だか、「勢い」で書いちゃった話なのに、賛同頂いちゃって気恥ずかしい限りです。

しかも、自分自身、あまり「正しい」使い方をしていないので><



 でも、「楽しさ」を伝えるには、「百の議論」をするよりも、こういう「モノ」で示せると、とても判りやすくて良いよなー、と思いました。

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