HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

RSD2016 買い物日記 その6

2016-05-07 00:07:15 | ROCK

いよいよ、これで最終回のRSD2016買い物日記。(笑)
最後は怒涛のいや、文字通り怒りの(?)2枚。それがコレ。

        

どちらもRHYTHM AND BLUESなるレーベルから出た盤。薄々感づいてはいたが
聴いた感想としては、どちらもバンド公認の盤では無いだろう。

キンクスはLPで、A面に65年のパリでの演奏を、B面には同じく65年のドイツの
TV番組「BEAT BEAT BEAT」での演奏(放送は66年)と2曲の別のTV放送
された曲を収録している。パリ公演も「BEAT BEAT BEAT」も昔からブートレグで
お馴染みの映像でキンキー・マニアの方々なら一度は見たことがあるだろう。

今回の盤の音質は音に深みが無く、テレビ放送の音声をそのままレコードにした
ような感じの音で、ビートルズやストーンズにはこの手の海賊盤LPが何種か
あった。これを手にして心から満足した人ってどれくらいいるのだろう。
そっと棚に並べてコレを手にしたという事実のみで胸を撫で下ろすだけ、なんてのは
私だけか?。

ザ・フーは4曲入り7インチEP。これはおそらく日本で取り扱った店は無いのでは
なかろうか。ちょっと、いやかなり高いなあと思いつつ「READY STEADY WHO
TWO」というタイトルに絆されて手にした。

これもTV番組からの収録で1曲が「SINDIG」から、残りは「READY STEADY
GO」での演奏で、これもフーリガン(笑)の方々なら映像を見たことがあるだろう。
7インチ・ヴィニールでわざわざこの音を所持するというのは、酔狂以外の何物でも
なく、必死になって手に入れるようなブツでもない。

ほとんど正規のルートで流通しなかったせいもあって、不当に高い値段での購入と
相成ったが、購入までにいろいろと考えた。値段の比較対象を他の7インチとすれば
購入意欲は萎えるのだが、毎日吸っている煙草の値段或いは毎日飲んでいる酒の
値段を比較対象とすれば、簡単に購入に踏み切ってしまった自分が阿呆らしくも
憐れである。(笑)

所有欲だけは見事に満たしてくれる2枚であった。もし、次も似たようなブツが
出たら・・・。きっと迷いながらカモられる私がいるのだろう。



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2 コメント

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泣いてもたまるよ (tapara)
2016-05-07 15:12:15
Harryさん、


表記の2枚、お高かったんでしょうね。
でも、美術工芸品としては値打ちモノということも、言えるかしら(笑)。

ところで、全然の別件。

さきほど森繁の社長シリーズの映画を見ていて、もしかしたらHarryさんにお勧めできるかなと思った一品。

これらのバンドが活躍していた時代に、渥美清主演の1回完結のTVドラマがありました、
それは「泣いてたまるか」(BS12、月曜夜8時)。

ご存じかもしれませんし、あまり興味をそそらないかもしれませんが、
少なくともおらにとって生涯好きなドラマBEST5には入るものですな。
(それは、たとえば木ノ内みどりが出ていた方の「前略おふくろ様」や「恋のイニシャルはS.H.」など)

ドラマとはいうものの短編映画のような作りで、当時小学生だったおらは、
毎回のように感銘を受けていたものでした。
どうも予定調和が気に入らないので寅さん映画はあまり見ないのですが、
これだけは渥美清の傑作だと感じている作品です。

また、バイプレイヤーのすごいこと。
悠木千帆(もちろんご存じでしょう)、宮本信子、高松英郎や田中邦衛、平幹二朗、などなど。

もしも未見ならばまずお試しを、もしもご存知ならばご容赦を。。
返信する
泣き寝入りもします (ハリー)
2016-05-07 19:45:12
taparaさん

こんなものに高額払って情けないのですが、ブートレグや
しょうもない水増しのボックスを買う時より、がっかり感が
強いのが何故なのか、自分でもよくわかりません。
でも、手元にあって嬉しいのも事実です。(笑)

「泣いてたまるか」ですが、全くノー・マークでした。さっき
調べてみたのですが脚本も錚々たる人が名を連ねて
いるのですね。番組もチェックしてみます。
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