HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

WANTED DEAD OR ALIVE

2016-09-26 22:05:48 | ROCK

お尋ね者、生死問わず。

まるで西部劇によくでてくる手配書のようなタイトルが、79年頃のロン・ウッドと
キース・リチャーズには似合いすぎなのが、先日リリースされたニュー・バーバリアンズの
「WANTED DEAD OR ALIVE」。流石に「REWARD」の文字は無い。(笑)

本当は10月頃に出る予定だったニュー・バーバリアンズの本「OUTLAWS ,GUNSLINGERS
AND GUITARS」と同時に記事にしようと思ったのだが、本の発売がかなり先まで伸びた
ので、とりあえず取り上げることにした。

ジャケットには79年5月7日MSGでの演奏と記されている。この日の演奏は
ブートレグで聴くことができたが、ブートレグを信じる限りではこの日に演奏していない
曲或いは演奏はしているがブートレグに収録されていない曲が後半に数曲あるので、
まるごと5月7日の演奏ではないのだろう。おっと、この書き方だとこのCDが
まるでブートレグから引っ張ってきたような書き方であるが、ま、そんな音質なので。

このCDが出る数か月前にRSDの一環としてニュー・バーバリアンズの10インチ・
アナログ盤が出た。そこに収録されたライブでの2曲は今回のCDと同じ日の
演奏であるが、CDにはその2曲は収録されなかった。そうすると先の10インチは
作りは雑であったが、それなりの価値があるものとなるかもしれない。

SB表記されたブートレグによくあるミキサー卓直結のような音の広がりがあまりない
音であるが、しばらく聴いていると馴染んでくる。(笑)06年にロン・ウッド主導で
リリースされた2種のCDもこんな感じの音だったので、それを思えばこれが本当に
オフィシャル・リリースなのかブートレグまがいのブツなのか、何だかどうでもよく
なってきた。単純に目新しいジャケットのCDで手軽に手に入れて聴くことができる
という、そのことだけを楽しめる人が正解かもしれない。

来年あたりにでると言われている本に添付されるCDがこれと一緒なら辛いところだが
これは期待しないでおこう。とかなんとか言いながら、久しぶりにブートレグである
「BLIND DATE」(79年4月22日)に手が伸びる今宵である。(笑)

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THE BAND I LOVE

2016-09-24 20:10:52 | ROCK

BBCライブはレコードで聴くことのできないミュージシャンの演奏を聴くことが
できるので、昔からブートレグの対象としてアナログ盤の時代から今に至るまで
多くのレコーディングがリリースされてきた。特にスタジオ録音が残されていない曲が
収録されているとファンは一層それを欲しがるもので、レッド・ツェッペリンにも
そんな曲があった。

『THE GIRL I LOVE』という曲を私が初めて聴いたのは、89年頃に出た7インチの
ブートレグで、『MOBY DICK』に似たリフがあったので単純にスタジオ・アウトテイク
かと思っていたのだが、BBCライブでの録音であることを知ったのはかなり後になって
からであった。

熱心にブートレグを探すことをやめた時期に『SUNSHINE WOMAN』なる曲のBBC
ライブでの演奏がブートレグで出回り、流石にこれは聴きたいと思った。結局それが
収録されたブートレグは買わなかったが聴くことはできた。曲の出来云々より「BBC
ライブなのに音悪いな。」なんてつまらないことを思ったはずだ。

掲載写真はレッド・ツェッペリンの3枚組CD「THE COMPLETE BBC SESSIONS」。
既発の2枚組に1枚足して出すんなら、初めから3枚組にして出せよなんて思ったが
ブツを手にして裏ジャケの白黒が反転したデザインを見て「あぁ、スタジオ盤の拡大
シリーズ(笑)の延長としてとらえればいいのか。」と納得。

『THE GIRL I LOVE』は97年にBBCライブが出た時に収録されたが、今回の
コンプリート版にやっと『SUNSHINE WOMAN』も収録され、とりあえずは目出度し
愛でたし。カットがあったりなんだかんだで不満がある向きもあろうが、私はこれで
全然OKである。69年3月3日の『COMMUNICATION BREAKDOWN』が登場
したのも個人的には嬉しいところ。このテイクでのジョン・ボーナムの細かいロールに
驚きつつ感動したのは、これも80年代末頃に出た4枚組ブートレグで聴いた時。
オフィシャル盤で広く聴かれるようになって実に喜ばしい。

既発の2枚組に1枚を追加したので、セッションが行われた順に曲が並んでいないが
曲を並べ替えて聴く楽しみは聴き手のひと手間で可能だ。最初にBBCライブが
登場してからもう20年近くが経つのか・・・。時の流れの速さをこんなところで
思い知る秋の一夜である。

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AND I LOVE CAR

2016-09-20 23:17:33 | DAY BY DAY

まずは・・・。

 これは日本のロック史に残る名盤の
リア・ジャケットなのだが、誰のアルバムでしょう?
Superflyのニュー・シングルのジャケットに
タイアップ映画の俳優が登場した。越智志帆が写ってないだけで違和感があるのだが、
思い切ったことをしたものだ。私はこの俳優のことを好きであるので許容範囲ではあるが。

彼のことは様々な表情を使い分けることができる素晴らしい俳優だと思っている。
秋に始まる勇者ヨシヒコの第三弾が楽しみである。(笑)

   最近、このシリーズの人気が凄いらしい。
本屋に行っても現物を見ることができるのは稀で、早々に売り切れているらしく
追加での予約もとってくれない店もあるようだ。私も売る側の仕事をしていたので
この手の予約や追加オーダーは「勘弁してくれ」と常々思っていた。
今は単なる買う側なのだが店の苦労は解るので商品が無いからといって店頭で
ゴネる人を見ると他人事ながら、「本当に欲しいならもっと手間暇(頭と時間)を
使えよ。」と思う。

因みに私は柄にもなく両方とも購入した。(笑)このシリーズ、全部買う気は更々ない
(置き場にも困る)のだが、ヨタハチは買う予定。セリカも欲しい、なんて言ったら
キリがないのだが・・・。

 絶対に買うつもりなのがコレ。
マツダ・コスモ・スポーツL10B。だって、帰ってきたウルトラマンだから。(笑)

車が写ったジャケばかり集めた本が今年出たのだが、車種に疎い私が見てもきっと
何のことかわからないだろう。それでは、ここでは隠れた「名・車ジャケ」を・・・。

 
何で、リア・ジャケやねん。(笑)外道とチャーですね。

で、最初の問いの答えはこれです。



できれば、車の無い生活がしたい・・・。

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THE STORY OF ROCK N ROLL

2016-09-18 22:40:25 | ROCK

ビートルの次はタートルでしょ。(笑)

掲載写真はタートルズのオリジナル・アルバム6枚を収録した6枚組CD「THE
COMPLETE ALBUM COLLECTION」。最初の3枚のアルバムはモノとステレオの
両バージョンが収録され、残りの3枚にはシングル曲やデモ等のボーナス・トラックが
30曲以上追加され聴き応え十分の組物に仕上がっている。

順にアルバムを聴いていくと最初はディランのカバーが数曲あるせいか、初期バーズの
ような感じもするがアルバムの枚数を重ねるに連れてどんどん内容が充実していくのが
わかり面白い。

4枚目のアルバム「THE TURTLES PRESENT THE BATTLE OF THE BANDS」では
タートルズが曲別に架空のバンドを演じている。これは複数のバンドの曲を集めた
コンピレーション盤を実は一つのバンドが演奏しているという面白さがある。
5枚目の「TURTLE SOUP」はレイ・デイヴィスのプロデュースの影響からか、曲の
陰影の彩が実に味わい深く仕上がっている。6枚目はバンド崩壊後に出た寄せ集めであるが
それでも一定のクオリティは保っている。

ただ、この6枚組の箱を手にしたからといって全てが手中に収まるわけでもない。
93年に再発された際のCDにはボーナス・トラックとしてこの箱にも入っていない曲が
幾つも収録されているので、全部まとめて「COMPLETE RECORDINGS」として
くれれば尚良かったのにと思うのだが、まあ贅沢は言うまい。

話変わって・・・。
私が、タートルズ関連で初めて買ったレコードは83年にライノから出た3枚組LP
「THE HISTORY OF FLO & EDDIE AND THE TURTLES」であった。

 発売から5年遅れの88年に難波駅地下のタワー・
レコードで新品で買ったのだがブックレットが封入漏れであるのに気付いたのはネットの
時代になってからである。ライノ・レコーズは過去の盤を再発するレーベルなので、
ライナー無しの廉価なんだと当初は思っていたが今となってはどうでもよい。

この3枚組は妙な編集盤でベスト盤だと思って買った私は、買った当時はがっかりした。
何せ目当ての『HAPPY TOGETHER』はライブだし。(笑)ところが経験値を積むと
ジュディ・シルのカバーがあることに驚いたり、アルバムの5面と6面を丸まる使って
収録された「FLO & EDDIE RADIO SHOW」の面白さにのけぞったりできるようになる。

曲の合間に喋るゲストが豪華でアリス・クーパー、キース・ムーン、リンゴ・スター、
ボウイ様にルー・リードにイギー・ポップ等々の声を刻んだレコードとして価値が
あるかも。(笑)マーク・ボランに至っては軽く歌ってもくれる。これがCDになる
ことは多分無いだろう。

難波駅地下のタワー・レコードに寄った帰りには必ずと言っていいほど、近くに
あったカレー屋でソーセージ・カレーを食べた。この3枚組LPを見ると何故か
無性にあのカレーを食べたくなる。(笑)

そういえば、そのタワーでレコードを万引きするヤツを見つけたことがある。店員は
誰も気づかず防犯タグのブザーが鳴ったままヤツは走り去った。当時同じような仕事をし
同じような目にあっていた私であったが、何故か特別腹が立つことも無くその場を
立ち去ったように記憶している。そしてこんなことを思った。
「あいつ、多分人生で一番早く走ったかもな。」

亀は意外と早く泳ぐのだけど・・・。

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AND NOW , HERE THEY ARE ! THE BEATLES !

2016-09-17 21:33:33 | DAY BY DAY

       

本題に入る前に幾つか質問したい。

貴方は自転車に乗っていて川に落ちたことがあるか?そうだな、高さは、まあ橋から
下に5メートルくらいか。それ以上でも構わないが・・・。

貴方はレコードを落としたことがあるか?もっと言えば、川に落としたことがあるか?

いや、先の質問は忘れてくれ。貴方は自転車の前カゴにレコードを入れた状態で、
道から5メートル下の川に落ちたことがあるか?

俺は・・・ある。(笑)

あれは、高校1年の7月の出来事だった。土曜日の午後、授業が終わって
馴染みの(正確には、この後馴染みになる)レコード屋に行き、暇つぶしをしていて
何気に掴んだビートルズのライブ盤、それが「LIVE AT HOLLYWOODBOWL」だった。

オフィシャル盤はベスト盤の「OLDIES」と、「WITH THE BEATLES」しか所持して
いないのに何故ライブ盤を買ったのか。理由は二つ。まずは直感的にこれは長くは
市場に残ってないだろうと思ったこと、もう一つはバンドを組んでビートルズの曲を
カバーする機会がきたら参考になるだろうと思ったこと。小賢しいことこの上無い、
面倒くさい少年である。(笑)

家に帰ってレコードを聴いて魂消た。「何てうるさい観客なんだ。」「スタジオ盤に
比べて雑な感じだけど、迫力がある。」「そうだ、明日コレをあいつに聴かせよう。」

で、翌日曜日の朝、「PLEASEPLEASE ME」と「BETLES FOR SALE」を所持する
友人の家に自転車を走らせたのだが、早く聴かせたいと思っていつもと違う近道を
しようとほとんど獣道レベルの細く荒れた道を選択。これが失敗だった。
石に乗り上げ前カゴのレコードが飛び出そうになり気を取られ、レコードを押さえようと
した瞬間にバランスが崩れ、こともあろうかそこが川の上の橋のようになっていたため
そのまま川に転落。あわててレコードを拾いあげ、次に自転車を何とか抱え上げた。

家に戻るやいなや、レコードを取り出しLPジャケットをドライヤーで乾かした。
レコード屋の袋に入れていたので思ったよりダメージは少なかったが、それでも
ふやけた箇所は幾つかあり、見開きジャケの背表紙は補修が必要だった。

午后になって再度自転車に乗って友人宅へ。ジャケットを補修した経緯を話すと
呆れられ大笑いされた。「小学生でも川に落ちんぞ。」と言われた時は返す言葉も
無かったが、その後3回ほどレコードの両面を聴き、「いいなあ、凄いなあ」と
いいながらインナー・スリーブに印刷されたジャケット写真を見ながら次はどれを
買うかお互いに考えたものだ。

改めてインナー・スリーブを見ると各LPの収録曲の気になる曲にシャーペンで
線を引いているだけでなく、購入予定の番号まで書いてある。(笑)
それを見ると何と次に購入予定は米盤の「BEATLES Ⅳ」であった。ジャケット写真の
上に1と書いてあり、その次がこれまた米盤の「HEY JUDE」で2と書いてある。
英盤でなく何故米盤であったのか・・・。

答えは簡単に思い出すことができた。前者の収録曲の『YES IT IS』、後者の
収録曲『RAIN』に丸が付いていた。確かにこの2曲は好きであり、しかも英盤の
オリジナル・アルバムを全て買っても聴くことができない曲である。
ああ、小賢しい少年である。(笑)

そんな思い出多いライブ盤がCD化された。今ならもっと大量に曲を詰め込んだ
拡大盤が出てもいいような気がするが、オリジナル発売時の流れを壊さないというのも
大事なことである。おっと、オリジナル同様の内容を1枚のCDに収め、ライブ盤が
録音された3日分の音源の使えるところを洗いざらい別のCDに収録してくれれば
それがベストだろう。ジャケット・デザインが変わってしまったのは残念。

LPのブックレットには「8月23日の公演と8月30日の公演を収録」と書いて
あるのにジャケットには23日と29日のチケットが印刷されているのには今の今まで
気が付かなかった。勿論、この盤には23日、30日だけでなく29日の演奏からも
選曲されている。いや、そんなことは私にとって大きな問題ではない。

ジャケットが変わっても、このCDを聴くとは私は高校1年の7月初旬の週末に
戻ることができる。それだけで十分なような気がするから。

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MAD LOVE

2016-09-14 20:57:30 | ROCK

       

激愛・・・あ、それだとリンダ・ロンシュタットか。(笑)

ラモーンズのデビュー・アルバム「ラモーンズの激情」の40種年記念DX盤が
出るとのアナウンスがあったものの、当初は内容を見てそれほど欲しいと思わなかった。
しかし、勢いというか何というか、ピストルズの4枚組ライブ盤を購入するついでに、
もとい購入するお供に(笑)コレも手にしてしまった。

未発表デモと未発表ライブ、それに40周年用に作成されたモノ仕様のアルバムが
売りなのだろうが、これを手元に置くほどラモーンズを聴きこんでいるのかと
問われると心許ない。それでもオリジナル・アルバムはよく聴いた事と、わざわざ
モノ・ミックスを施す酔狂に付き合ってみたいという気持ちが、このセットを
手元に置きたいと思わせた。

DR.フィールグッドの「DOWN BY THE JETTY」が2枚組仕様で出た2006年に
わざわざステレオ・ミックスを作ったことが思い出され、全く関係ないのに
「ああ、もう10年経ったんだ。」なんてことを思うと買わずにはいられなかった。(笑)

結局は、楽曲自体がシンプルで演奏時間も短いだけに、最初に世に出た形の盤が
最高であることを思い知るのだが、まんざらボックスを楽しめないわけでもなかった。
そして、もし中学生がバンドを組んで最初にコピーするのが、ラモーンズだったら
格好いいだろうな、なんてことを思ったり・・・。

長髪なのに貶められなかったパンク・バンドとしてのラモーンズについて考えようかと
思ったが、この音の前ではそれも無意味なように思える。スタート地点として選ぶと
しても、最終目標として目指すとしても、そのどちらの要求にも応えることが出来た
ラモーンズ。実に素晴らしい。

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I WANT TO RIDE YOUR BICYCLE

2016-09-11 22:21:40 | DAY BY DAY

FAT BOTTOMED GIRLS THEY'LL BE RIDING TODAY.

初夏の頃から今更のようにアニメ「弱虫ペダル」にはまってしまった。
漫画を読んだことも無く、地上波で放送している時は気にもとめなかったのに。
とある日曜日に昼寝から起きた私がスカパーで再放送しているそれをぼんやりと
見ていたらいつの間にか画面に釘付けになり、気が付けば一期と二期を全て見て
尚且つ先日の耐久31時間一挙放送もリアルタイムで20時間ほど見てしまった。(笑)

全てを見終わると今更のように「弱ペダ・ロス」状態となり、買ったCDを
聴くのももどかしく、録りためたブルーレイを再度見る毎日である。
職場の若い衆を笑わすために、御堂筋君の台詞のイントネーションの練習に
余念の無い日々でもある。(笑)

幸いBSスカパーで実写のドラマ版が始まり、来年の三期スタートまで幾らか
ロス状態を緩和できそうである。しかし、昔からアニメ嫌いを公言していた私が
何で嵌ってしまったのか自分でもよくわからない。

アニメ嫌いとはいっても、「ルパン三世」や「ゴルゴ13」「あしたのジョー」は
見たし、スカパーで再放送された「デビルマン」「忍風カムイ外伝」「サスケ」は
嬉々として録画した。う~む。ま、新しい分野が開けてきたということでいいか。(笑)

原作のコミックスを読まないのは、原作よりアニメのほうが絵がきれい(失礼)なのと
台詞が音で発せられるので、その抑揚や感情の起伏がわかりやすく伝わるからである。
とかなんとか言いながらそのうち、全巻一気に揃えたりして。

  
   
当たり前だが何でもかんでも見るわけではないので、そのうち自分なりの枠が
できてくるのだろうが、実写版弱虫ペダルと共にロス状態を救ってくれているのが
サッカー漫画「DAYS」である。これは7月に放送が始まったばかりでリアルタイムで
付いていっているが、コミックスは18巻まで出ている。う~む。これだとアニメが
コミックスに追いつくのが待てないではないか。まずはこちらを揃えるか・・。(笑)

  レイ・デイヴィスさんもサッカーが好きなようで。
ま、アニメを見るのに気を取られてUEFAチャンピオンズ・リーグの試合結果を
知らない、なんてことが無いように気を付けたいものである。(笑)

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HERE TODAY

2016-09-10 23:14:12 | 日本のロック・ポップス

コレクターズというバンドには縁が無かった。というか、敢えて避けてきた。
理由は幾つかあるが、そのうちの一つに私がモッズ・ファッションをあまり好きでは
ないということがある。ザ・フーの大ファンだし、映画「さらば青春の光」は
何度も見たけれど、ファッション的にはロッカーズ寄りだったし。そんなもんだから
コレクターズの服装や立ち位置に私の嗜好と合致するものが少なかった。

80年代半ばにモッズやGSを新しいものとして捉える風潮を格好いいとは思えなかった
というのもあるし、楽曲が洋楽にヒントを得たとして、そのヒントの大元が私の好きな
バンド(例えばキンクスやフー)なら、そっちを聴いたほうがマシとも思ったはずだ。
そんなこんなで、コレクターズの盤を買ったことはなかったのだ。

それでも、加藤ひさしの歌というか声は格好いいと思う瞬間は少なからず何度かあった。
それはROLLYと組んだ21ST CENTURY STARSやピチカート・ファイヴのシングル
『ウィーク・エンド』とかで確認することができたのだが、その先をなかなか進むことが
できなかった。少なくとも先日までは。

掲載写真はコレクターズの30周年を祝うべくリリースされた24枚組ボックス
「MUCH TOO ROMANTIC」。DVDやブックレットに掲載された各アルバム・リリース
時の状況を理解し、順にアルバムを聴いていったのだが目から鱗が落ちる瞬間が
何度もあった。聴かず嫌いのままスルーしなくて良かったと、30年分の反省を
30時間ほどかけて行ったのだが、その勢いでこのボックスには収録されていない
初期の盤やカバー集をオーダーしてしまった。(笑)

デビューして数か月で武道館で演奏するバンドのことを凄いとは思わないが、
30年間の長きに亘り支持してくれるファンを確保した上でバンドを継続させることは
凄いことであると思わずにいられないボックスである。

さて、再び反省の継続を・・・(笑)。

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WAKE UP , SAN FRANCISCO

2016-09-06 20:17:50 | ROCK

今回の記事のタイトルであるが、いつものごとく?深い意味は無い。(笑)
掲載写真はEasy Actionからリリースされたルー・リードの2枚組ライブ盤
「WALTZING MATILDA (LOVE HAS GONE AWAY)」。78年に敢行された
ストリート・ハッスル・ツアーから4月26日のオハイオ公演と3月22日の
サンフランシスコ公演をそれぞれ1枚のCDに収録してある。

両公演ともFMで放送されており、オン・エアされた曲が今回の音盤となっている。
同年5月のボトム・ライン連続公演からライブ盤「TAKE NO PRISONERS」が
編まれているせいか、この時期のブートレグは意外なことにそれほど多く無い。
しかし、この時期ならではのコーラス隊やホーン・セクションの絡みは多くの成果を
挙げているのと共に、ボウイもボランもルー・リードもソウル・ミュージック寄りの
アプローチをしたということがわかると言う意味で個人的に好きな時期である。

尤もルーの場合は単純にソウル・ミュージックというより、ここでは聴けないが
ドン・チェリーと共演したことから伺えるようにジャズも視野に入れたアプローチを
狙っていたかもしれない。両公演とも比較的長尺な演奏の曲が並ぶが、その何れもが
退屈を感じさせず、ただひたすらに夜(穏やかな夜もあれば、緊張の夜もあるが)を
感じさせるのが素敵だ。

それにしても、なかなか意味深で素敵なタイトルのCDである。さしずめ、ここでは
ルーのギターがマチルダで、ギター1本で漂流し権力に屈せず自身の一生を終えたと
いう、ルー・リードそのままのタイトルである。

今回のCD、どちらも音質は上等。手に取り、コレクションに加える価値は大いに
ある。

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WOULD YOU BUY AN ALBUM FROM THIS MAN ?

2016-09-04 00:06:16 | ROCK

以前も書いたが今年はFZのCDが数多くリリースされて嬉しい。しかもそれらが
FZのHPで売られ結構な値段で買った数年前と違い、大手ユニバーサルからの
発売とあって以前よりも簡単に以前より安く買えるのが有り難い。

掲載写真は「THE CRUX OF THE BISCUIT」と題された盤で、FZが74年に
リリースしたアルバム「APOSTOROPHE(')」のアウトテイク集。アウトテイク集で
あるからオリジナル・アルバムを聴きこんだ人ほど楽しめる盤であろうが、1枚の
アルバムとして普通に提出されても楽しめる。というか、聴く価値の無いテイクを
今更わざわざ世に出すことも無いだろうから、楽しめるのは当然か。

「APOSTOROPHE(')」にはゲストが多く参加していて、ティナ・ターナーを含む
アイケッツのコーラス、ジャック・ブルースにジム・ゴードンといったEC関連の人の
参加が目を惹く。今回の「THE CRUX OF THE BISCUIT」では、そういったゲストの
演奏や歌唱の妙を楽しむのも一興で、特にオリジナルよりかなり長尺のアルバムの
タイトル曲でのジャック・ブルースのベースのうねりに聴き入ってしまった。

同時期に録音されながら当時は未発表で後に編集盤「LATHER」に収録された
『DOWN IN DE DEW』が元々は『ENERGY FRONTIER』というタイトルで
録音され、その別テイクを聴くことができるばかりか、そのブリッジ部分は
アルバム・タイトル曲である『APOSTOROPHE(')』であったことに驚く。

聴き処満載の「THE CRUX OF THE BISCUIT」であるが、背表紙を見て更に驚く。

 ちょっと見にくいが
「ROAD TAPES VOL.3」と同じ番号「102」が振られていることに気付く。

ザッパ家がオフィシャル・リリースであると認めたものに通し番号を振るように
なったのがいつ頃からなのか忘れたし、その番号の振り方もよくわからないのだが
同じ番号を振ってリリースするのは単純ミスなのだろう。

で、最近リニューアルされたFZのHP上のディスコグラフィーを見ると
「THE CRUX OF THE BISCUIT」はオフィシャル・リリースの「#104」が
番号としてあてがわれている。あれあれ、これはどうしたことか。

FZが参加していない「200 MOTELS - THE SUITES」に「#101」を、
ブルーレイの「ROXY THE MOVIE」に同梱されたCDに「#102」を振った
ために番号がずれたのだが、この二重の混乱をどこで帳尻を合わせるのか
見ものである。(笑)

この後もベスト盤を含めて4タイトルほどがリリースされるようだが、
生前を上回る怒涛のリリースを天上界のFZは笑っているのだろうな、きっと。

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DEEP END

2016-09-03 08:19:19 | ROCK

掲載写真はピート・タウンゼンドが86年に大所帯バンドであったディープ・エンドを
率いて86年1月29日にカンヌでの演奏を収録したDVD「FACE THE FACE」。
ドイツのTV番組ROCKPALASTで放映され、よく知られた公演であったが公式に
商品かされるのは初めてで、日本盤は音声を収録した2枚のCDも添付されている。

この時期は自伝的要素を含んだ傑作アルバム「WHITE CITY」リリース後という事と
今までになく大人数での演奏であること、ピートがギタリストというよりもほぼ
フロントで歌手というポジションに重きを置いたということで、注目する点が多い。
しかしながら、ディープ・エンドが行ったライブは少なく、ライナーを読む
限りだとたった3回ということになる。

この特異なプロジェクトの演奏に最初に触れたのは86年に出たLP「DEEP END
LIVE !」であったが、当時は日本盤が出なかったそれは収録曲が10曲と少なく
選曲も地味なように思えた。しかし、LPを遥かに上回る曲が収録されたVHSを
見ることで、デイヴ・ギルモアを含むバンドのステージの迫力に圧倒されたものだ。

「DEEP END LIVE !」は85年71年11月のブリクストン・アカデミーでの2夜
連続公演からの演奏を収録していた。その後バンドはここで取り上げるDVDが収録
された86年1月までステージに立っていない。そのせいかブリクストン公演より
若干ムラがあるように思える瞬間もあるが、それはブリクストン公演が凄すぎる
だけで、ここでの演奏も迫力十分。

何より終盤の『A LITTLE IS ENOUGH』『ROUGH BOY』の連続弾は圧巻で
これを気に入らなければピート・タウンゼンドとは縁が無かったということで
それ以前も以降もスルーしていただいて結構、そんな思いさえ頭をよぎる。

そして。これが出たのならいい加減「DEEP END LIVE !」もDVD化してほしい
ものだ。更に85年のブリクストン・アカデミー公演と言えば・・・。

   04年にピートのHP(今は閉鎖)で
リリースされたこの2枚組CDを忘れてはならない。85年11月2日公演を
完全収録したこの盤では、今となってはレアな瞬間の数々を体験できる。

オープニングはピート単独での演奏での『MARY ANNE WITH THE SHAKY HAND』
だし、ギルモアがスコッティ・ムーアのフレーズを弾くというだけでレアな感じが
する『THAT'S ALL RIGHT MAMA』、更にはストーンズのシングル盤リリースに
先駆けること約半年の『HARLEM SHUFFLE』(!)。これはおそろしく格好良い。

契約、バンド或いはプロジェクトの維持、ピートのモチベーションと様々な要素が
絡んでそれほど多くの録音を残さなかったDEEP ENDであるが、この時期の演奏が
正式に世に出たことを喜びつつ、3度目のリプレイを・・・。(笑)

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