6月24日
・THE RUTLES / THR WHEAT ALBUM
96年にリリースされたラトルズ2枚目のアルバム「ARCHAEOLOGY」録音時のデモを
ニール・イネスがミックスし直してリリースした盤。ラトルズの盤はライブ盤を含めて
これで4作品となった。最初の盤のクオリティーが異様に高いので、後にリリースされた
盤はその壁を超えられなかったのだが、ラトルズ名義の盤が増えるのは単純に嬉しい。
どちらかというとビートルズというよりジョン・レンンを意識した音のような気がするのは
ニール・イネスがラトルズにおけるジョンだったからかも。小麦盤(笑)。
6月25日
・JOHN CALE / THE ACADEMY IN PERIL
ジョン・ケイルが72年にリリースした盤はクラシックの趣であるが、ノイズ物とは
また違った実験作。単純にわかりやすいロックでないので実験作なんて書いたがこれは
これで聴き応えがある。『DAYS OF STEAM』のような美しい曲もあるし。参加メンバーに
ロン・ウッドの名がクレジットされているのだがどこらへんで何をしているのか、よく
わかりません。この盤こそ精巧な紙ジャケで出すべきなんだけどなぁ。
6月26日
・THE GROOVERS / ROUTE 09
美しき人よ 今日がまた終わっていくぜ
6月27日
・PRINCE / THE RAINBOW CHILDREN
・PRINCE / UP ALL NITE WITH PRINCE
2001年と2002年にリリースされたプリンスのアルバムが再発された。例によって
この時期のプリンスの動向に目配りできていなかったので、有り難く購入。ジャズの衣を
まとったソウルというべきか。「UP ALL NITE WITH PRINCE」はピアノ弾き語りやバンドを
率いてのライブを4枚のCDと1枚のDVDに収録。DVDも単体でリリースされていたが
未見だったので一箱で網羅できて便利。この時期のバンドにはあのメイシオ・パーカーが
参加しているのだが、ステージで「メイシオ!」とコールするプリンスの気分はJ. B.だった
かも。DVDにはツェッペリン・カバーを収録。合言葉は勿論「LOVE」である。
昔から思っていた事の一つにソ、ウル・マナーでツェッペリンをカバーしたら面白いんじゃ
ないかというのがある。『KASHMIR』『ROYAL ORLEANS』『CAROUSELAMBRA』辺りは
ハマりそうな気がするのだが。
6月28日
・THE ALLMAN BROTHERS BAND / FILLMORE WEST ' 71
・J・A・シーザー / レミング 世界の果てまで連れてって
今日も朝から雨である。アメリカ南部のアラバマ州は雨量が多いんだろうなぁ、なんて
ことを思いつつ録画したテレビ番組の編集をしながらオールマンズの4枚組を聴く。
フィルモア・イーストでなくウエストでのオールマンズ。録り溜めた番組のCM等を
カットしブルーレイに焼く作業は結構面倒くさく手間なのだが、こういう時の作業用BGM
として長尺のジャムを流しておくのは時間を忘れさせてくれるので有効かも。で、ダラダラ
した作業が終わる頃に3枚目が終わると「俺は一日(いや、半日)何やってんだろう。」
なんて思ったりもするのだが、外が雨だと罪悪感も薄らぐ。
もうすぐシーザーのレア音源がリリースされるという記事を見て、掲載盤を取り出す。
世界の果てって、どこなんだろう。今いる場所が世界の中心なので何処にも行きたくない
私は引きこもり一歩手前という処か。(笑)