HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

YOU CAN DO A LOT WITH MORE 100 WOMEN - 36

2015-02-28 07:29:47 | ROCK

クリッシー・ハインドという人は不思議な魅力を持った人なのだろう。
パッと見の印象や、プリテンダーズでのフロントとしての役割から所謂
強面の感じがするのだが、それでも性的な魅力を振りまいている(はずだ)。

何故そんなことを思うのかというと。
かつての日本盤LPのライナーで今野雄二、北中正和といった人がクリッシーに
S的なキャラクターを意識し刺激を求めるという、今思えば笑えるキャッチ・コピーや
文章を残していること、また、ある雑誌のインタビュアーはクリッシーに性欲について
質問をしていたし。クリッシーはおそらくは平然と「セクシャル・ドライブを感じる
ことはある。」と答えていたけれど。

英国の長寿番組「LATER」では、ジュールズ・ホランドがクリッシーにインタビュー中に
単語から連想することを質問した時、その項目には「LOVE」「SEX」が含まれていた。
テレビということもあってか、終いには照れてしまい「もういい加減にして」という
クリッシーが可愛らしく思えたのはいうまでもない。インタビュー後にハグする
ジュールズが物凄く嬉しそうだったのも印象的だった。

つまらない印象の積み重ねであるが、積み重なると勝手な思い込みも強くなると
いうものだ。まあ、キンクスやシンプル・マインズのフロント・マンを魅了したのだから
魅力的な女性ということに間違いはないのだろう。

プリテンダーズが79年から99年に残した8枚のアルバムのDX版が登場した。
かつて05年から06年にかけて最初の数枚のアルバムは拡大版が出ていたが、
今回のDX版は各アルバム共、最初の拡大版発売時の収録曲は全て収録され、更に
数曲を追加している。更には全盤にDVDが添付され、アルバム発表時に制作された
PVやテレビ出演した時の映像が丁寧に集められている。

プリテンダーズにはPVを集めたDVDや、DVD1枚を含む5枚組の編集盤
「PIRATE RADIO」があるが、そこから漏れた映像や曲もそれなりの数がある。
アルバムを単体で購入することも可能だが、8セット全てを一つのボックスに
収納したブツもある。CD14枚DVD8枚の計22枚組となるが、14000円弱で
購入できたことを思えば一まとめで購入して正解だった。熱心に聴いたのは最初の
4枚までなのだが、久しぶりに聴くと当たり前だが以降の盤が悪いわけでもないことに
改めて気づく。CDケースのリアにはライノとエドセルのロゴがあるのだが、
流石のコンピレーションである。

プリテンダーズのファースト・アルバムのリア・ジャケの写真を覚えているだろうか。
ベーシストのピート・ファーンドンの足元を気にかけている写真なのだが、あれは
クリッシーの女性らしい部分を見事に捉えたいいショットだ。
こちらが勝手に思い込んでいるイメージと違う場面に出くわした時に、その人に
対する興味は増大する。戦略なら大したものだが、ここは素直に惹かれたということで。

近年はソロ活動をしているが、またバンドをやってほしいものだ。

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ひとつだけ

2015-02-25 22:50:27 | ROCK

       

実はピンク・フロイドが昨年リリースしたアルバム「THE ENDLESS RIVER」を聴いて
いない。聴く前から、「どうせ大したことないだろう」という勝手な先入観があって未だに
手にしていないのだが、「永遠(とわ)」という邦題が気に入らなかったというのも
聴く気になれなかった理由の一つ。

まあ、「鬱」とか「対」も所持しているのだから、「そのうちに。」と思っていたところ
似たようなジャケットのトリビュート盤が出た。「THE EVERLASTING SONG」と
題されたそれは、大そうな大御所たちが集まってのトリビュート盤の様相を呈しているが
何のことはない、中身は10年くらい前に出た3種のトリビュート盤からのセレクション
であった。

ピンク・フロイドのトリビュート盤を聴いて感じたことは一つだけ。
ジェントル・ジャイアントに、イエス、キング・クリムズンといった、おそらく単純に
楽器演奏のテクニックだけを抜き出せばフロイドより達者な面子が集まっても、
ピンク・フロイドがオリジナルとして提示した音を何一つ越えられないという、
まあ、当たり前のことを確認したに過ぎない。

もっとも、カバー好きな私にしてみれば、様々なバリエーションを十分に楽しんだのも
事実であるけれど。

そういえば、「狂気」を丸ごとカバーした「RETURN TO THE DARK SIDE OF THE
MOON」が出たのは06年であった。あの盤に対する興味は、ただの一つだけで
それは「何故、ビル・ブラッフォードが参加したのだろう」ということであった。(笑)

イエスの音楽に物足りなさを感じてクリムズンに加入し、クリムズンの音楽でさえも
自分の方向性と違うと感じたブラッフォードが、わざわざピンク・フロイドの
トリビュート盤に参加したのが可笑しいというか面白く思えたのだ。
今回の盤にも、『MONEY』が収録されていて改めて聴いたのだが、今聴いても真意は
把握できかねた。(笑)

それでも、今回の「THE EVERLASTING SONG」が私に果たした役割は、やっぱり
一つだけある。

つまり。思わせぶりなジャケットのトリビュート盤を手にしたのだから、元ネタ・ジャケ
である本家本元の「THE ENDLESS RIVER」を早く入手しろと、私に促すという
ことである。

なんだか、くどいね。爺とはそういうものだ。(笑)

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HARD LUCK STORIES

2015-02-24 00:05:06 | ROCK

         

今年の「俺ベスト」シリーズ第二弾はリチャード・トンプスン。

リチャード・トンプスンというミュージシャンの魅力に気が付くには、かなり時間が
かかった。フェアポート・コンベンションを聴きだしたのも23,4歳の頃だから
仕方ないのだが、ある日偶然テレビで見た「TEAR-STAINED LETTER」を演奏する姿が
やけに格好良く強烈な印象を残した。

曲の後半でアコーディオンとリチャードのギターが火花を散らすのだが、ミストーンも
関係なくバリバリとギターを弾きまくるのが妙に格好良くて、それからアルバムを集め
はじめたものだ。

今回はフェアポート時代の曲も選んだ。自身が歌っていない曲もあるが、「コンポーザーと
ギターがリチャード自身」という縛りは設けた。特記事項のない曲は全てスタジオ録音の
初出アルバムから。リチャードはバンドを率いてのライブ盤に素晴らしいテイクが多いので
スタジオ録音よりライブ・テイクを優先させた場合は、アルバム名を記載した。

それでは、覚書を兼ねて、ここに曲目を記す。

           


DISC 1

01 THE ANGELS TOOK MY RACEHOUSE AWAY
02 READ ABOUT LOVE
03 A MAN IN NEED
04 MEET ON THE EDGE
05 SLOTH
06 FOR SHAME OF DOING WRONG (#)
07 BAD MONKEY
08 WHERE'S HOME ?
09 KEEP YOUR DISTANCE
10 CAN'T WIN
11 THE SUN NEVER SHINES ON THE POOR
12 HARD LUCK STORIES
13 WALL OF DEATH
14 NOBODY'S WEDDING
15 HOKEY POKEY (+)
16 THE MONEY SHUFFLE
17 I RIDE IN YOUR SLIPSTREAM
18 SHE SAID IT WAS DESTINY

(#) FROM ALBUM 「WATCHING IN THE DARK」
(+) FROM ALBUM 「THE CHRONO SHOW」

          

DISC 2

01 I'LL TAG ALONG
02 DON'T TEMPT ME(*)
03 NO MAN'S LAND
04 I WANT TO SEE THE BRING LIGHTS TONIGHT
05 JET PLANE IN A ROCKING CHAIR
06 STUCK ON THE TREADMILL
07 DEMONS IN HER DANCING SHOES
08 WALK AWAHILE
09 MATTY GROVE (%)
10 BORROWED TIME
11 NEVER AGAIN
12 THE GRINDER
13 EAST THERE , STEADY NOW
14 NEARLY IN LOVE (@)
15 TEAR - STAINED LETTER
16 CRASH THE PARTY (#)
17 I FEEL GOOD
18 NOW BE THANKFUL

(*) FROM ALBUM 「MORE GUITAR」
(%) FROM ALBUM 「HOUSE FULL」
(@) FROM ALBUM 「FAITHLESS」

6月に出る予定の新作のプロデュースは、ウィルコのジェフ・トウィーディが手掛ける
という。今から待ち遠しい・・・。

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BELIEVE IN ME

2015-02-22 21:58:50 | ROCK

ロック者にはお馴染みのテレビ番組、「オールド・グレイ・ホイッスル・テスト」の
テーマ・ソングはエリアコード615の『STONE FOX CHASE』である。後付上等で
いえば、実にいい選曲というか、格好いい曲を選んだものだ。

それに負けず劣らずの渋い選曲なのが「ロックパラスト」のオープニングに使われる
『BELIEVE IN ME』である。エリアコード615の場合はインストであるが、この曲は
歌がある曲で、イントロの部分だけを上手く使っている。その『BELIEVE IN ME』を
演奏したJ. ガイルズ・バンドがロックパラストに出演した回が遂に正規発売された。

彼らのオフィシャルなライブ映像の発売は初めてである。ブートレグをかき集めたと
しても、それほど映像が多くないのが実情であるが、その中でもロッパラストの映像は
割と高画質のブートレグが存在したために、ファンには定番の映像である。

しかし、定番こそしっかりとした商品化が望まれるわけである。発売のアナウンスが
あったのは2年位前だったと思うのだが、その後そんな話も聞かれなくなり「どうなったの
だろう。」と思っていたのだが、やっとの発売である。個人的には快挙だとすら思う。(笑)

番組収録は79年に行われたために、前年に発表されたアルバム「SANCTUARY」収録曲が
レパートリーに多く組み込まれている。その分、アトランティック時代の定番曲が少ない
と捉えることもできるが、こういった時代というか時期が如実にわかるライブというのは
今となってはいいもので、何でもかんでもオール・タイム・ヒット・パレードだと
時代が曖昧になってしまっていけない。尤もJ . ガイルズ・バンドにヒット・パレードが
できるくらいの曲があるのか、ということを聞くのは野暮である。(笑)

明らかに言えるのは、よく言われる「アトランティックを離れて商業主義になった」
みたいなニュアンスは微塵も感じられないということだ。ゆるやかにセス・ジャストマン・
バンドになっていったというのは否定しないが、ここではまだ野性味溢れるバンドの
演奏が画面から飛び出してきそうで、ピーター・ウルフ独特の動きも十分に楽しめる。

テレビ番組用の尺であるので、14曲と少ないながらも力技で大団円に持っていく様は
流石である。思えば、この後来日して強熱のステージを繰り広げたのだなぁ。

  6枚組のブートレグ「TOKYO 1980」で
その模様は聴くことができる。

これを機会に更なる発掘録音・発掘映像のリリースに期待したい。

  

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THEM BELLY FULL BUT WE HUNGRY

2015-02-20 21:54:56 | REGGAE

               

昔からブートレグの定番であった、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズが78年6月8日に
ボストン・ミュージック・ホールで行ったコンサートがCDとDVDのセットで登場した。

78年3月にボブはアルバム「KAYA」を発表しているが、ここで聴くことのできる音は
「KAYA」の雰囲気を全く反映していない。もともと「KAYA」収録曲は前作「EXODUS」
録音時のものであり、アルバムが製作された経緯も、怪我でアメリカ・ツアーをキャンセルし
手術後の療養時期に編集したという微妙な時期でのものである。

アルバムの直接的なプロモーションの意味合いより、レベル・ミュージックの提示を
重視した結果、選曲は自ずと過去の代表曲が優先されたということだろう。
実際、ここで聴くことのできる演奏は緊張感ある充実したものだ。

今回のCDは、ブートレグで聴くことができた通りの曲が収録されている。問題はDVDだ。
全13曲中、DVDに収録されたのは7曲。しかも、ずっとコンサートの映像ではなく
頻繁にアニメーションが挿入される。

映像自体もアングルが単調なのだが、マーリーのHPによると撮影は最前列のファンが
手持ちカメラで撮影し、テープが切れた部分(つまりは撮影されていない部分)に
アニメーションをはめ込んだということらしい。

このアニメーションがお気楽極楽な感じで、確かに「ピースでハッピー」(笑)な絵で
これを許容できるかどうかが、今回の映像の好き嫌いに直結するかもしれない。
私は個人的には苦手であるのだが、素人が手持ちカメラで撮影(それほどブレは感じない)
した生生しさが素敵なので、DVD自体を否定するものでもない。ただ、当然だけど
アニメなんか差し込む余地がないように全編撮影されていたらなぁとは思う。
いや、アニメを入れるくらいならステージ・ショットやボブの近影とかの静止画でも
良かったのにとも思ったり。

演奏は間違いなく素晴らしいので、音だけでも確認するために購入しても損はないだろう。

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HEAVY WEIGHT CHAMPION

2015-02-19 20:38:15 | REGGAE

       

最近のプロレス界の動向には全く疎い。最早興味がないといってもいい。
それでも、10代の頃は熱心にテレビを見ていたし、雑誌もそれこそ音楽誌と同じくらい
熱心に読んでいた。

かつてプロレス界には「3大世界タイトル」というのがあった。WWFはNWA傘下の
時代は「世界」の冠が取れた時期があったが、それでも「NWA」「AWA」「WWF」が
3大タイトルであったことに異論はないだろう。
80年代末にNWAがWCWに吸収された時点でタイトルの価値は大きく変わるのだが
それは私がプロレスへの興味を失った時期と重なる。

80年代末までに世界3大タイトルを手にした日本人は3人しかいない。そのうちの
一人であるジャンボ鶴田がAWA世界ヘビー級のベルトを奪取した試合を、私は実際に
蔵前で見た。プロレス初体験であったのだが、今思えば凄い試合を見たものだ。

他の二人は猪木と馬場なのだが、3人の共通点はタイトルを日本で取ったことであり、
鶴田が他の二人と違うのは、ベルトを返上することなく、また日本での防衛選に失敗
することなく海外で防衛戦を行えたということだ。今では「ブック」なんて言葉が
広く知られてしまい何が起こっても出来レースのように捉えられてしまうが、子供心に
「夢は果てしなかった」時代の出来事は今でも思い入れたっぷりに思い出してしまうものだ。

戯言が長くなった。(笑)

掲載写真左はサイエンティストが師匠ともいえるプリンス・ジャミーと、バーリントン・
リーヴィの曲を使ってダブ対決したアルバム「BIG SHOWDOWN」。
どのよう集計したのかわからないが、レコードを買った人が本当に勝者を決める戦いで、
サイエンティストが勝利した。

勝者にはもう1枚アルバムを作る権利が与えられ、掲載写真右の「HEAVY WEIGHT
DUB CHAMPION」がリリースされた。ジャケットを見ればわかると思うのだが、
どっちが勝者だったにせよ、このリリースの流れは面白い。

プロレスでいうと、例えば開幕戦でタイガー・ジェット・シンがタッグ・マッチで猪木を
傍若無人に痛めつけ、遺恨を深めて最終戦のシングル・マッチで対決するという、大河
ドラマ的(笑)流れである。

実際に「BIG  SHOWDOWN」を聴けば、奇数番号に配されたサイエンティストの
手がけたトラックの方が、確かに冴えているように思える。

しかし・・・。

80年に勝利したサイエンティストであるが、80年代中盤以降はプリンス・ジャミーが
中心となって仕掛けられたレゲエのデジタル化が主流となってしまう。
両者の対決から35年経った今、歴史を振り返りながら火花散らした対決盤と
勝者の栄光盤を、思い入れたっぷりに聴くのも楽しいものである。
時の流れを誰が知る・・・・。

   ただ、今回の「BIG SHOWDOWN」の
再発はジャケットがいただけない。元々のジャケットはちゃんとサイエンティストと
プリンス・ジャミーの双頭盤であることが明確なのに、今回のジャケットは、まるで
サイエンティストの単独アルバムのようで、それがちょっと気にかかるところだ。

さて、話戻ってプロレスの話。
90年代以降のタイトルの動向に興味は無いのだが、唯一マサ斎藤がAWAチャンピオンに
なった時は嬉しかった。マサがAWA圏内で残した功績を思えば遅すぎた感もあったが・・・。

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SWEET DECEIVER

2015-02-18 00:22:03 | ROCK

       

今まで消化していなかった休みがあったので、2月は平日に3日間の休みがとれた。今日は
その最後の日。今日という日に相応しいことをしようというわけで、「俺編集ケヴィン・
エアーズ」である。正確には前日からの延長であるが酒を飲み続けていることに
変わりはない。

意外なことに、いや当然のようにケヴィン・エアーズの「ベスト盤」は各種ある。
89年に出た19曲入りのベスト盤には、かなりお世話になったし08年に出たライブ盤を
含む4枚組「SONGS FOR INSANE TIMES」も重宝している。ここでは、それらを
踏まえて俺流の「並び」で。1曲だけ、ソフト・マシーンの1STから。

それでは、覚書を兼ねて、ここに曲目を記す。

        

DISC 1

01 SONGS FOR INSANE TIMES
02 LADY RACHEL
03 SHOUTING IN A BUCKET BLUES
04 SWEET DECEIVER
05 M16
06 CITY WALTZ
07 THANK YOU VERY MUCH
08 FALLING IN LOVE AGAIN
09 THE OYSTER AND THE FLYING FISH
10 BABY COME HOME
11 MARGARET
12 MR . COOL
13 WHY ARE WE SLEEPING ?
14 THERE IS LOVING / AMONG US / THERE IS LOVE
15 GEMINI CHILD
16 STOP PLAYING WITH MY HEART (YOU ARE A BIG GIRL)
17 DECADANCE
18 STRANGE SONG
19 CARIBBEAN MOON
20 I'M SO TIRED
21 ANOTHER ROLLING STONE

       

DISC 2

01 BLAMING IT ALL ON LOVE
02 AFTER THE SHOW
03 MAY I ?
04 STAR
05 EVERYBODY'S SOMETIMES AND SOME PEOPLE'S ALL THE TIME BLUES
06 LOVE'S GONNA TURN YOU AROUND
07 OBSERVATIONS
08 SOON SOON SOON
09 GIRL ON A SWING
10 WHATEVERSHEBRINGSWESING
11 HYMN
12 WHERE DO I GO FROM HERE ?
13 BUTTERFLY DANCE
14 SINGING A SONG IN THE MORNING
15 CLARENCE IN WONDERLAND
16 STRANGER IN BLUE SUEDE SHOES
17 WALK ON WATER
18 THANK GOD FOR A SENCE OF HUMOR
19 ONLY HEAVEN KNOWS
20 WHERE DO THE STARS END ?
21 LULLABY

正直なところ、プロダクションが辛いアルバムもあるのだが、のんびり聴いても
しっかり聴いても面白い曲が多い。時々、気が遠くなりそうでもあるが。(笑)

最近は夢見がちというか、同じような妄想を脳内で繰り返してしまう。

小高い丘の上の草原にある小さな木造の家が俺の住処。山羊や羊が数頭放たれていて、
それを3匹の犬が追っている。すぐ傍の池にはカルガモが数羽。森の入り口には
大きな木が1本立っていて、時々リスが現れる。夏の暑い日、俺は木陰でラガーを
飲みながらギターで『BABY COME HOME』を爪弾いている・・・。
日々、この妄想を繰り返していくうちに、どんどん登場する動物や花が多くなっていく。

自分をコントロールできることに感謝する毎日である。(笑)

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IROKO IROKO

2015-02-17 19:15:40 | REGGAE

       

掲載写真左はウィンストン・ジャレット&ライチャス・フレームスが77年に発表した
「MAN OF THE GHETTO」。かつてCD化されたことがあるが、昨年の再発は
オリジナル・ジャケットでの復刻を謳って再発されたもの。ジャレットの単独名義での
デビュー盤で、ボブ・マーリーを尊敬する彼らしい、見た目とは違った(失礼)端正な
歌唱を聞かせる。

掲載写真右はフレディー・マッケイが83年に発表した「TRIBAL INNA YARD」。
演奏、製作、音響調整が順にルーツ・ラディックス、リンヴァル・トンプスン、
サイエンティストと、三役揃い踏みなのだが英国のマイナー・レーベルからのリリース
だったせいか、ほとんど知られていない盤。大抵のレコード・ガイドには載っていないはず。

まあ、「レゲエの盤はほとんどがレア盤」という私個人の勝手な法則(笑)通りの
2枚で、この機会を逃せばまたしばらく聴くことはできないだろうという思いで
昨年購入した。ズバリ、2枚とも好盤で入手して損は無かった。

ただ、最近は再発レーベルが大手でないこともあってか、この手の盤は売切れになるのも
早く、最早国内の通販網では簡単に新品を手に入れることが難しいのが現状だ。
多分、どちらも発売から2か月以内に品薄、売切れになったと思う。

久しぶりに「見たら買え」を実践して良かったという感じである。サイエンティストの
漫画ジャケもCDはすぐに品薄になっているようなので、特段レゲエ専門に攻めている
わけでない私なんかは、これからもアンテナを高く張っていないといけないのである。

       

欲を言えば、前者は本当のオリジナル・ジャケで、後者は言わずもがなの、この
ジャケットで再発してほしかったのだが、贅沢は言うまい。

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追悼 シーナ

2015-02-15 08:18:49 | 日本のロック・ポップス

枯れない花はないけれど・・・。

R . I . P . 

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THE BROKEN MUSTANG

2015-02-14 10:31:35 | ROCK

これも昨日に続いてHMV ON LINEの70%オフで購入したアルバムで、
ジミー・マッキントッシュの「FROM NEW ORLEANS TO LONDON」。
09年に出た国内盤で、リリース時にインフォメーションを見たはずなのだが
「そのうちに。」「中古で安く出回ったら。」なんて思っているうちに
すっかり記憶から抜け落ちていた。

ジミーさんのことは全くもって知らなかったのだが、この盤に興味を持った理由は
ロン・ウッドが5曲、ジェフ・ベックが3曲参加していること。こんな理由でも
なければ、どれだけのキャリアを積んできたにしろ遅れてきた「新人」の新譜までは
目配りはできない。

1曲を除いてインストのアルバムで、ギター・ヒーロー的な盤にあまり興味の無い私でも
すんなり聴くことの出来た好盤であった。あのハニー・ドリッパーズのレコードを
聴いて一発でジミー・ペイジが参加している曲とジェフ・ベックが参加している曲を
聴き分けられた、かつての自信(笑)が無駄に自己満足な記憶として頭をもたげ、
この盤におけるジェフ参加曲をブラインド・リスニングで当ててやろうと意気込んだのだが、
そんな間抜けな所作を抜きにしても1曲目(ジェフもロニーも無関係)から、ストレート
かつ過剰でないギターの音が耳に心地よい。

まあ、昔からこういうレコードは山ほどあるのだろうけど、バリエーションの一つと
いう醒めた物言いで終わらせるにとどまらない価値はある。ストーンズ・カバーで
『SLAVE』を選ぶというのも渋いところだ。

えっ、ジェフ参加曲は当てられたのかって?。
う~む。それは聴かないで。(笑)
何だか、ジミーさんの顔がランディー・ジョンソンに見えてきたよ。(笑)

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I CALL THAT A BARGAIN

2015-02-13 21:52:40 | ROCK

THE BEST I EVER HAD . . . ではないけれど。

HMV ON LINEが、70%オフ・バーゲンをやっているので「どうせ大した物は
無いだろう。」と思いながらも、「それでもナンかないかなあ。」と探してみた。(笑)

他の人はどう捉えているかわからないが、HMVのバーゲンは曲者である。
大きな割引を掲げても、こっそり元値を普段より高く設定していることがあるように
思えてならないのだが、いかがだろう。まあ、これは値段設定が自由な輸入盤に限ることで
帯やリア・ジャケットとかに定価が印刷されているものは、ズバリその値段から
値引くので安心。当たり前か。(笑)

70%オフの前は50%オフをやっていて、大体はそこで根こそぎ売れてしまうのだろうが、
それでも売れない物(笑)もある。今回私がそんな澱みの中から掬いあげたのが掲載写真の
ブツ。CDではなくマイクロSDである。

かつて、フィッシュはハロウィンの日に、他のミュージシャンのアルバム全曲カバーという
遊び心満点の演奏を披露していた。例えば、94年には「THE BEATLES」95年には
「QUADOROPHENIA」96年には「REMAIN IN THE LIGHT」98年には「LOADED」と
いう具合に。これらは全てオフィシャルCDとして発売されていたが、私はビートルズと
ザ・フーのカバーを演奏した日はブートレグ(笑)で入手してしまった。
他にもハロウィンではないが、「THE DARK SIDE OF THE MOON」を演奏した日もある。

そんなフィッシュが09年のハロウィンに選んだのが、なんと「EXILE ON MAIN STREET」
であった。これはCDになったら買おうと思っていたのだが、フィッシュのサイトでも
CD販売は無く、ダウンロードとマイクロSDのみの販売であった。

ダウンロード販売に興味は無かったのとSDを送料をかけてまで買う気になれなかったので
今まで入手することがなかったのだが、今回のバーゲンで遂に我が家にやってきた。

ジャム・バンドに相応しく、気が付けば(気がつかなくても)自然に演奏は長尺になり
「EXILE ON MAIN ST.」を全曲演奏すると100分を超えてしまうではないか。(笑)
ボーカルがそれほど達者でないのは昔からわかっていたし、演奏もストーンズのようなものを
期待するわけではない。ただ私の大好きなアルバムを全曲演奏してくれるという、その
遊び心と男気に惹かれただけなのだから、何の文句もありません。

こういう企画でもないと、わざわざ『I JUST WANT TO SEE HIS FACE』をカバーする
こともないだろうしね。MADE IN CHINAという表記にはがっかりしたけれど。(笑)

1枚のアルバムをまるまる全てカバーするというのは大変なことである。
最近では、ミュージシャン達も過去に自分たちが残したアルバムを丸ごと1枚演奏する
という企画を売りにする傾向があるが、かつてリアル・タイムでそれを敢行した
ルー・リードやニール・ヤング、ザ・フーにピンク・フロイドといった連中の情熱に
思いを馳せる今宵である。

       
       
     



 

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DIRTY SHIRT ROCK N ROLL

2015-02-11 09:20:53 | DAY BY DAY

ここ数年、毎年のように1枚か2枚はロックTシャツ(笑)を買う。
夏でも外出する時は、どんなに暑くてもTシャツだけで出かけることはなく、
薄手のシャツを羽織るので、別にTシャツのデザインにこだわる必要もないのだが
夏フェス(笑)とかだと、前のボタン全開で解放感に浸りながら、さりげにTシャツも
アピールしたいじゃないですか。(笑)

まあ、ソニックス・ランデブーズ・バンドのTシャツ(2種持っています)を
着ていても誰に何のアピールもできないのではあるが、全て自己満足である。

今年も適当なヤツがないかとamazonで検索していて、面白いブツを見つけました。
買わないですけど。

掲載写真は「HQ Vintage type ロックTシャツ ロン毛外人」という商品名らしい。

なんだか、ロバート・プラントが気の毒である。(笑)

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ANONYMOUS

2015-02-10 22:38:24 | ROCK

まだまだ続くi Podネタ。(笑)
どんどん曲を取り込んで、収録曲が3000曲くらいになって取り込み作業にも
飽きてきた時、ふと思い立ったことが言葉に出てしまった。

「そうだ、フェリーさんの俺ベスト盤をつくるかな。」
すると、相方から間髪入れずに返事が返ってきた。
「そんなん、作らんでええやろ。全部ベストやろ。」

上手い物言いである。相方はブライアン・フェリーのことが大嫌いであるので、
私がそんな作業に着手したら、半日は「フェリーさん天国(相方には地獄)」に
なるのは目に見えている。それを避けるために暗に「全部ベスト盤だから黙々と
アルバムを全部取り込んで、一人の時に車の中で聴け。」というニュアンスで言ったのだ。

思えば、一人で聴かなければいけないレコードが多すぎる。(笑)

掲載写真は昨年出たフェリーさんのアルバム「AVONMORE」。購入当時に時間がとれず
聴きこみが足りなかったのだが、何度も聴いていくうちにここ数年の盤の中では
いや、全キャリアを総括しても、なかなかの出来の盤ではないかと思うようになった。

今回の音が80年代からどう変わってきたのか、大して変わり映えしない音ではないか
という考え方もできようが、1曲目の『LOOP DE LI』のイントロが数秒流れただけで
フェリーさんの声が聞こえてこなくても、「ブライアン・フェリーの曲だ」と
すぐわかるのが素晴らしいではないか。

9人ものギタリストがクレジットされた曲が2曲あるのだが、一体何人の人が
その中からジョニー・マーやクリス・スペディングの演奏を聞き分けられるだろうか。
私には無理でした、というかクレジットを見た時点で、笑ってしまった。

誰を使っても「ブライアン・フェリー」という枠組の中で「匿名希望」状態にして
フェリーさんの世界を形成するためだけのパーツにしてしまったのが、実のところ
肝であるかもしれない。ほとんどの曲をピンで任されるようになった息子の成長と
あわせて、今回の盤はフェリーさんにとって特別な意味を持つような気がする。

ジャケット写真の、明らかに現在ではないフェリーさんの写真を見ながら、この
盤を聴いていると、「もしかして、俺もまだ20歳前じゃないだろうか」と思ったり。
いや、嘘です。50手前です。(笑)

85年に聞かされても、15年に聞かされても、納得できそうな時間軸を捻じ曲げる
不思議に魅力的なアルバムである。

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にんにんにん

2015-02-08 21:49:10 | THIS SONG

       

年に1回か2回しか機会が無いのだが、カラオケに行くと自分のレパートリー(笑)の
少なさに笑ってしまう。それでも、気心の知れた仲間と飲んだ後に勢いで行く時は、
数年来の「定番の流れ」があるので、気は楽である。

各人の持ち歌というのをメンバーが把握しているので、カラオケルームに入ってからの
選曲がスムースである。まず、Aが『洛陽』を歌いBが『バードメン』を歌い、
Cが『半分不思議』を歌い、私が『勝手にしやがれ』を歌う。曲目を見てわかる通り
見事に爺の集まりである。(笑)

ま、問題はCOCOから、もといココからで私を含めて他の3人も、何か新ネタを
披露したいという欲望にかられ、つまりは歌いこんでいないが故の不安定な歌唱の
オンパレードになる。(笑)

昨年最も聴いた曲であり、最も何回もPVを見たのが、きゃりーぱみゅぱみゅの
『にんじゃりばんばん』であった。エキゾチックな怪しい和風テイストを感じさせる
曲で、おまけに刀同士がぶつかるような効果音が随所で聞けるのも私好み。PVで
姫と忍者を演じるきゃりーが面白く、マジで忍者の振り付けを覚えようとした(笑)
のだが、それは無理であった。

掲載写真は同曲のエクステンデッド・バージョンを収録した片面7インチ。間抜けにも
きゃりーの髪型が墨を吐く蛸になっているのに気が付くのに、しばらく時間がかかった。

今月は定例の野郎どもの集まりがある。よし、今回は『にんじゃりばんばん』を
披露することにするか。あと、『黒く塗りつぶせ』も。きっと、今年も例の夏フェスの
メンバーに加えられているのだろうな。(笑)

因みに。野郎どもの宴は『仮面舞踏会』『BE MY BABY』で終わることが定例と
なっている・・・・。(笑)

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選曲しようぜ、面倒くさいんじゃあ

2015-02-07 21:45:15 | ROCK

     

いきなり、タイトルからして投げやりである(笑)が、これはユニコーンの曲の替え歌(笑)
である。さしずめ、タイトルは『ジミ・ヘンドリックス物語』とでもしようか。

前回の記事の続きであるが、今も尚iPodに曲を取り込み中である。(笑)
当ブログで何枚か作った「俺ベスト盤」のようなものがあれば、サクサクと作業は進行する
のだが、「俺ベスト盤」を作成していないミュージシャンの場合は棚からCDを持ってきて
パソコンの横に積み上げて曲を取り込んでいくのである。

そこで、ふと思ったのが「ジミ・ヘンドリックスのベスト盤をつくるのは面倒くさい。」
ということである。何が面倒くさいかというと・・・。

例えばベスト盤収録曲として『STONE FREE』を選んだとする。そこで、頭の中で
流れる『STONE FREE』はどのバージョンか、或は一番自分が好きなバージョンは
どれか・・・。「SMASH HITS」のバージョンがオーソドックスだが、「VALLEYS
OF NEPTUNE」のバージョンも捨てがたい。4枚組の紫の箱に入っていたテイクも良い。

     

例えば、『IZABELLA』を選んだとする。「FIRST RAYS OF THE NEW RISING SUN」
から選ぶか、それとも「PEOPLE , HELLS AND ANGELS」から選ぶか。「WAR HEROES」
のバージョンは「FIRST RAYS ・・・」と同じか。そういえば、これも紫の箱に
収録されたバージョンもあるなぁ。

    

例えば、『MIDNIGHT』を選んだとする。これは「SOUTH SATURN DELTA」に
収録テイク(「WAR HEROES」と同じ)から選ぶのが筋だろう。「VOODOO SOUP」
という訳にはいくまい。

というような感じで、曲を選んでも括弧書きで、どのアルバムに収録されている
バージョンかを書く必要があるように感じてならないのが、「ジミ・ヘンドリックス版
俺ベスト盤」を作るのを億劫にさせる。

まあ、こんなつまらないことを考えても何の足しにもならないし、こんなことを
書いても何の足しにもならないのだけど、まあ、これは私の日記(笑)なのでいいか。

何故ジミ・ヘンドリックスの「俺ベスト盤」を作るのが困難なのか、実のところ答えは
簡単である。

最高峰(エベレスト)であるが故に(オレベスト)は容易ではないのだ。(笑)
お後がよろしいようで・・・。

コメント (4)
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