01 "I Wanna Be Sedated" The Ramones, 1978
02 "See No Evil" Television, 1977
03 "Chinese Rocks" Johnny Thunders and the Heartbreakers, 1977
04 "Blank Generation" Richard Hell, 1977
05 "I Need Lunch" Dead Boys, 1977
06 "Ghost Rider" Suicide, 1977
07 "Burning Rubber" Teenage Jesus and the Jerks, 1979
08 "Contort Yourself" James Chance and the Contortions, 1979
09 "Comic Books" The Fast, 1977
10 "If You Don't Wanna Fuck Me Baby, Baby Fuck Off" Jayne County, 1977
11 "You Can't Put Your Arms Around a Memory" Johnny Thunders, 1978
12 "She Said" The Cramps, 1981
13 "Spanish Stroll" Mink DeVille, 1977
14 "Psycho Killer" Talking Heads, 1977
15 "Free Money" Patti Smith, 1975
唐突に何のチャートかと思うだろうが、これは先頃ローリング・ストーン誌の企画である
「パーソナル・トップ10」に掲載されたデボラ・ハリーが選ぶ「CBGB-Era Punk」ベスト15だ。
他にもアリス・クーパーが選ぶ「ピート・タウンゼンド・ベスト10」、ボノが選ぶ「デヴィッド・
ボウイ・ベスト15」等興味深いセレクションもある。
選曲はともかく選ばれたアーティストは実に的確で、日本の「自称パンク好き」が選ぶと
漏れそうなバンドがしっかり選ばれているのが、流石は現場にいた人という思いを強くさせる。
ブロンディを選ばなかったのは謙遜だろうし、パティ・スミスをランキングの中の一番下に
置いたのは同性の意地かと深読みするのが私の厭らしいところだ。(笑)
不覚にも私は「THE FAST」はノー・マークだったが、ここでデビーが選んだ「COMIC BOOKS」は
デビーの89年のアルバム「Def, Dumb, & Blonde」にカバーが収録されている。
気にとめておかなくては。
掲載写真は先日リリースされたブロンディの「AT THE BBC」。CDとDVDで構成され、DVDには
トップ・オブ・ザ・ポップスが3回、オールド・グレイ・ホイッスル・テストが2回分収録されている。
その中の79年12月31日のグラスゴーでのライブの完全版がCDというわけだ。
グラスゴーのライブはかつて日本でも放送されたことがあるが、放送された曲は11曲でCDには
その倍の曲数が収録され、中でもジェームス・ブラウンの「I FEEL GOOD」のカバーが異色で
耳を捉える。
映像で見るデビーが可愛らしいのは言うまでも無い。どちらかというと垢抜けない男たちを
尻眼にバンドを引っ張るのはけなげというか、男勝りというか。30歳をとうに過ぎているのに
パンクとアイドル的要素を混ぜ合わせた存在であり、それがパンクのフィールドからも
ポップスのフィールドからも拒絶されなかったというのは凄いことだと改めて思う次第だ。
近年のブロンディーのCDはDVD付きで出ることが多い。(私の手元には3枚ある)
これからも、このような発掘は大歓迎だ。