HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

SUN DEVIL

2016-08-22 00:39:38 | REGGAE

       

未発表ダブ・プレートというだけで、血眼になって飛びつくのは余程のレゲエ好きな方
であろうと思う。私なんかは最早1曲のバージョン違いのために燃えるような体力と
熱心さはなく、ましてそれがレゲエに於けるそれならキリがないだろうという半ば
諦めの感情が先に立ってしまう。

それでも、それがジャケ付き7インチでのリリースであるなら、燃え方が違ってくる。
掲載写真のアップセッターズの2枚の7インチは今年のRSDでリリースされた盤で
見ての通り日本主導のリリースである。世界中のマニアが欲しがるといっても過言では
ないのではないだろうか。

『SUN IS SHINING』はリー・ペリーがウェイラーズの録音に手を貸した曲で
歌唱はボブ・マーリー。ボブは後年、アルバム「KAYA」で再録音する。オリジナルを
元にしたダブは編集盤で聴けたが、ここに収録された2曲は初登場のダブ。
物珍しさはあるが、マーリーの声が好きな私にとっては若干やりすぎな感じもするが
それがリー・ペリーということなのだろう。

『DISCO DEVIL』は元々は、歌唱を担当したマックス・ロメオと共にリー・ペリーが
作った『CHASE THE DEVIL』が、アップセッターズの『CROAKING LIZARD』と
なり、それに更に手を加えて出来たもので、ペリーのファンには人気の高い曲というか
バージョンである。それの更に未発表ダブが7インチで出たというのだから、
これは堪らんと思った方がいても不思議ではない。

B面曲『KEEP ON MOVIN'』はインプレッションズの曲でコンポーザーは勿論、
カーティス・メイフィールド。ペリー制作のウェイラーズ盤が馴染みであるが、
ここに収録されたオーガスタス・パブロとアップセッターズによる録音(初登場)も
素晴らしい。

ま、何れにせよ私がジャケットに惹かれてこの2枚を購入したのは間違いない。
それにしても何でRSDの時に取り上げなかったのだろう。
面倒くさかったんだろうね、きっと。(笑)


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