HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

DO MO ARIGTO MICKEY CURTIS

2012-01-22 09:42:25 | 日本のロック・ポップス

映画の予告CMやテレビの特番を見て、映画「ロボジー」を見たくなった。まあ、見たくなったといっても
出不精なので結局はテレビ放送やDVD化を待ってから、ということになりそうなのだが。
吉高由里子ラヴなのは言うまでもないが(笑)、音楽担当がミッキー吉野というのが気になるし、
何といっても主題歌の「MR. ROBOTO」を五十嵐信次郎ことミッキー・カーティスが歌っているのが
気に入った。ハンドマイクで熱唱する映像を見て、「サントラもターゲットにしなければ。」と思ったのだが、
これだけシングル・カットしてくれませんかね?。(笑)

ミッキー・カーティスのミュージシャンとしての長い歴史や、プロデューサーとしての数々の功績は
日本ロック史の中でも特筆すべき項目であるが、あまりにも多彩な活動歴故に、或いは裕也さんのように
わかりやすいキャラクターでないために、評価がされにくいとしたら笑止千万である。

掲載写真は72年に発表されたミッキー・カーティスのアルバム「耳」。
ロカビリーでもハード・ロックでもない、敢えて言えばプログレッシブ・フォーク(笑)とでも言える盤で、凝った
アレンジの音の上に、「空想の産物」と「日常生活」という相反した歌詞が載る曲の数々は、実に滋味である。
曲によって、アラン・メリルと細野晴臣がベースを弾き分けるという私のような両者のファンには
また違った楽しみもある。

現行CDはオリジナルアルバム通りの10曲が収録されているが、98年にPヴァインから出たCDには
アルバム未収録のシングル曲が4曲、ボーナス・トラックで収録されている。シングルのみの曲「誰だった?」を
聴くために98年版CDを探すのも悪くないだろう。

  アルバムからのシングルは「それだけの幸せ/また陽がおちる」。
A面では、ただ朝がくることの幸せが歌われ、B面は一日が終わり、例え今日が辛い一日だとしても、
また明日になり朝がくると歌われる。アルバムの中では「日常生活」を歌った2曲で、うまい具合にシングルに
振り分けたものだと今更のように思う。
因みにジャケットは「ミッキー・カーチス」と表記されているが、レーベルには「ミッキー・カーティス」と
表記されている。

落語家としての側面のあるミッキーのインタビューというのは、面白く含蓄があるものが多いので
書下ろしとまではいかなくても、語りおろしの半生記でも出してくれないかなあと思うのだが、
とりあえず、DOMO ARIGATO MICKEY CURTIS .


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 追悼 布谷文夫 | トップ |  »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (たこべい)
2012-01-23 19:58:01
ロックなミッキー・カーチスは縁がないままでしたが、昨秋観にいった芝居に出演しておられました。独特のオーラがあり光ってました。ハープが聴けたのも見っけもん。
・立川志らく主催・演劇らくご
Unknown (ハリー)
2012-01-24 04:43:39
たこべいさん

私は、芝居や落語のミッキーは全く知らないのですが、映画やテレビでの姿には、独特の存在感を感じ
ます。

所謂ニュー・ロックの時代のミッキーのアルバムは
特に聴き応えがあるので、機会があれば是非に。

コメントを投稿