お馴染みの足ジャケ。(笑)
あれ、右側のジャケは馴染みがないぞ。(笑)
どうでもいい書き出しではあるが、この馴染みのないジャケットこそピーター・ペレット
の新作「HOW THE WEST WAS WON」の見開きリア・ジャケットである。
取り立てて何処がどうのこうのと言うことに意味は無く、いつも通りのピーターの
声を新しい曲で聴くことができるという、その一点に意味がある。
プロデューサーは大物クリス・キムジーで録音場所はコンク・スタジオ。失礼ながら
ピーターさんに、これらの諸条件をセッティングできる能力と資金があったのかと
驚いているが、ピーターの為なら一肌脱ごうかという動きがあったのなら、それは
それで嬉しい気分になる。
今年の1月にマイク・ケリーの訃報があり、オンリー・ワンズの再編は事実上無理に
なった今、ピーター・ペレットの新作が出るとは思ってもみなかった。
特段目新しいことなど無いのだが、溌剌(という表現も似つかわしくないが)とした
ロックンロールが目の前で展開されているだけで満足である。
クレジットを見るまで気にしたこともなかったが、コンク・スタジオが健在である
ことを知り、それもまた嬉しい話である。売却か取り壊しか覚えていないが、数年前に
スタジオの存続に関して微妙な話を目にしたことがあったので。
オンリー・ワンズのライブを見た後にメンバーにサインを貰った話は09年に記事にした。
ピーターさんの新作発売記念(笑)として、その時貰ったサインを掲載する。
因みにピーターのサインの下にある
「BEST WISHES」の文字はジョン・ペリーさんが書いたものである。(笑)
この頃は、近日中にオンリー・ワンズの新作が出ると言われていたのになぁ。
おっと、フロント・ジャケを掲載しなければ。
おお、レイ・デイヴィスさんの新作と並ぶ、渋いお姿です。猫背気味なのもピーターさんらしいし。(笑)
息子がバンドマンになり父親のレコーディングをサポートする、なんて図は珍しいことでは
ないが、親父の過去の素行を思えばよくぞ立派に成長して新作リリースに貢献してくれた、
なんてことも思わずにはいられない1枚である。