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    by ぷーどる♂ & ぷーどる♀

98歳復活! ~プリムス№1~98 year old comeback! ~Primus No.1~

2024-05-04 08:25:55 | ぷ♂の日記
もう数年間、わが店のウインドウで飾り物となっているこのストーブ。

DSCN5673.jpg
プリムス№1

№1というだけあって、このモデルはプリムスが世に送り出した最初のモデル。
つまり基本中の基本、定番中の定番の一台。
ゴトク一体型の小型サイズなので、一般家庭で炊事用に広く普及したタイプ。
ただ、製造初期(1910~20年代)においては高根の花で
主に裕福な家庭や、海外輸出品として製造されておりました。、

今回はそんなこいつを復活させてみます。

ひっくりかえしタンク裏を見てみると、そこにはアルファベットのPが刻印。
この刻印は製造年を示すもので、調べてみると…

P1010961a.jpg
つまり1926年(大正15年、昭和元年)の製造

ということは今年で98歳!

そりゃ、全体があめ色にもなるし、ゴトクも痩せて細くなるよね。

P1010960.jpg

そんなわけで、再度炎を噴くように整備していくわけですが、今回はピカピカに磨き上げは致しません。
内部の必要箇所は清掃しますが、その他は極力手を入れずこの雰囲気を残していこうと思います。

ですので目指すポイントは次の3点。

①圧の確保→各部ガスケット、パッキン、NRVの交換・クラック、穴などの修理
②流路の確保→燃料通路の清掃
➂スムースな動作→ポンプなどの可動部、各ネジ部の清掃


シンプルな構造のケロストですからこの3点を押さえれば炎は機嫌よく噴き出してくれます

幸いこの№1は致命的な損傷はなく、汚れもそうひどくなかったため作業は順調。
消耗品の、ニップル、NRV,皮カップ、そしてガスケット類の交換のみで済みました。
(実際の作業内容は、↓の動画をご覧いくださいませ。)

P1010962.jpg
今回役立った小道具たち

そういうわけで、作業完了後は即テスト。

P1010966.jpg

最小限の清掃にもかかわらず上々の炎です

P1010968.jpg
最大加圧時にはこのように爆発するような激しい炎に!

というわけで、無事復活できた98歳。

お祝いを兼ねて宴を開きました♪

P1020019.jpg
詳しくは↓の動画を。

そういうわけで、今後は店の飾りではなく、遊び要員としてガレージに常駐。

P1020028.jpg
100歳過ぎてもまだまだ働いてもらいまっせ~!




というわけで店の飾りの方ですが…

P1020030.jpg
ただ今オプティマス№45が引き継いでくれております!


**動画**

98歳復活! ~プリムス№1~98 year old comeback! ~Primus No.1~
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