海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

軌道修正

2007-01-19 | 花と樹と緑と
子どもの頃に“アイスクリームの木”(注)と呼んでいた、二階の屋根まで届きそうな大きな大きな「あくら」の木(クロガネモチ)。
その傍らに自生したある植物がありました。
ニョキニョキ、ニョキニョキ、と元気に育っていたのですが…。
ある年、“あくら”の剪定に来られていた植木屋さんにチョッキン!と切られてしまいました。




それを見つけた我が父は、また切られては可哀相だと鉢に植え替え。
安心したのか、その植物は軌道修正の後、真っ直ぐとスクスク成長しました。
その植物の名は「万両」。



ただ今、コロコロとま~るい赤い実がたくさん生っています。
素晴らしきかな、生命力。




会社に「千両」「万両」の両方を生けているのですが、よくお客様から「どっちがどっちだったっけ?」と聞かれます。
“千”と“万”の違いが分かり辛いそうで…。

うちの母にこの話をしたところ、こう言われました。
「(お金で考えて)千両より万両の方が多かろ~。じゃから、重くて実が下がっとると覚えりゃ~えんよ。」

なるほど~!?


注:アイスクリームの木と呼んでいた理由は、姿が棒付きのアイスの形に似ていたからです。

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5 コメント

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>軌道修正 (omotann)
2007-01-20 09:48:27
“アイスクリームの木”とは、「あくら」の木を面白い形に仕立てておられたのかな~?
ご存知と思いますが「あくら」は「岡山市の木」であり、県庁の近くにこの名を冠した「あくら通り」というのがあります。

生命力の強い「万両」は鳥などが仲介して、あちこちに根ざしますね。
ところが生け花に欲しい「千両」がなかなかありません。

かみさんが好きで、大事にしていたサルスベリの幼木を、庭師にばっさり切られました。
それから3年を経て少し枝が伸びて安堵しています。

追伸 (omotann)
2007-01-20 09:52:14
我が家の「あくら」は接木しており、紅白の実をつけます。
縁起の良い樹です。
あくら (mari)
2007-01-21 21:41:40
omotann様

紅白の実ですか?それは縁起が良いですね。

うちの「あくら」は普通?の形だと思っていたのですが、どうなんでしょう。



サルスベリ、奇麗な花ですよね。

切られてしまったのですか…。でもその後も成長しているようで一安心です。

それにしても庭師さんは切るのが好きなのでしょうかねぇ。



我が家もお正月には毎年のように千両を生けるのですが、植えてはいません。

植えているところをあまり見たことがない気がします。
やっと判明 (suzie)
2007-01-22 14:26:53
千両と万両の見分け方、ようやく分かりました。とすると、私の近所のお宅に植えてあるのは千両です。

mariさんのおうちの万両は、サクランボのようにみずみずしくて、食べられそうですね。
千両、万両積まれても (mari)
2007-01-24 00:49:45
suzie様
「千両、万両積まれても、人の心は買えません」
↑この言葉は72歳になるお客様がよく口にする言葉です。
今日も万両を見ながら言われてました。

千両と万両、名前がややこしいですよね。
ご近所さんのは千両でしたか。
omotannさんが羨ましがりそうですね(^^)

我が家の万両、段々と実が大きくなってきているような…。
1cm近くあります。
可愛いでしょ~。

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