“皮”をはがさないと食べることができないため、「カワハギ」という名がついたこの魚。
店頭では既に皮を剥がれた状態で売られていることが多いですね。
皆さんは、元の姿をご存知だったでしょうか?
写真上が「カワハギ」。別名「ウシヅラ」「イトマキ」。
写真下は「ウマヅラハギ」です。
この魚、見た目で命名されていますよね・・・。
身は白身で締まっており、くせがなく美味。
フグに匹敵すると言われるほどです。
そして忘れてはならないのが、肝!!
「カワハギ」は肝から食べると言われるくらい、肝が美味なのです!
ねっとりとした食感は“海のフォアグラ”とも呼ばれています。
(特に冬場は栄養を蓄えているので、肝が太っています)
【目利き】
腹のしっかりしたものを!
店頭に並んでいるのは、皮を剥いているものが大半です。
肉質の艶、色合いで判断してください。
【調理法】
刺身 ふぐ同様に薄造りに。肝酢をつけてどうぞ!
煮付け
味噌汁 身と肝とニラを入れて。
鍋物
干物 カワハギロールやミリン干し
フライやムニエルにもOKです。
【栄養価】
高タンパク、低脂肪。
ビタミンD、ビタミンBが豊富。骨を丈夫にしてくれます。
肝も食せば、鉄分も補えます。
「ウマヅラハギ」は「カワハギ」より味が数段落ちるといわれていますが、肝はかなり美味。
カワハギ・ウマヅラハギをお買い求めの際には、是非とも肝の付いたものをお選びください!
お味噌汁に入れると美味しいですよ~。
海に潜るダイバーにとっては、カワハギよりウマヅラハギの方が、「見て嬉しい」度がだんぜん高いです(笑)
薄造りで肝酢をつけて…おいしいですよねー。
お味噌汁も美味しそう
皮をはいだことはありますか?
見事なはがれっぷりです。
皮自体がゴツイですしね。
うわ~、海の中でウマヅラハギに出合ったらすごく嬉しいかも!!
生きているウマヅラちゃんはヒレのグリーンが奇麗ですよね~。
アニメ映画「ニモ」を観て以来「カワハギ」を見ると、
あの物忘れの激しいキャラ“カワハギのおばさん”を思い出します。
泳ぎ方は可愛かったけれど…。
刺身も味噌汁も絶品で~す。
だから観賞イメージが先行し、あまり食すことがないんですが、肝が美味で“海のフォアグラ”と言われると、食指が動きます。
カワハギとは似て非なるものですよねぇ?!
お魚をいろいろ飼育されていたんですね。
「モンツギハギ」という魚、初めて知りました。
ネット検索をして調べてみましたが、全く違う魚ですね。
岡山では「ツノギ」と言った方が通りがいいかもしれません。
「ハギ」のことを「ハゲ」ともいうので「カワハギ」のことは「丸ハゲ」と呼ばれることもあります…。
ちなみに英名はFile Fish。
「File」は“やすり”のこと。
カワハギの皮はやすりになるんですよ。
カワハギはとっても美味しい魚です。
お試しあれ。