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「リーダーに贈る『必勝の戦略』」-人と組織を生かし新しい価値を創造せよ
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原油高・日用品の高騰で先の見えない混迷の時代に
突入した感のある昨今。
高度成長時代にはそこそこまじめに働いていれば
そんなに困ることはなかったでしょうが、今の時代、まじめに
働いていても不況のあおりで倒産やリストラなどにあい、
いつ職を失うかもしれない。
そういう厳しい時代に生きているわけですが、いざ自分に
そのような不幸なできごとがふりかかってきたとしても、そのときに
会社が悪い、社会が悪いといってもどうにもならない。
そして、そういった事態が起こりうるということをまったく想定して
いなかったというのは、対応としてはちょっと準備不足だと
思うんですね。
なので、(もちろん何もなく平穏に過ごせればそれがベストでしょうが)
「万一のとき」のために自分に対する投資(予習)は事前にしておいた
方がよいのでは~……ということで、最近読んだおすすめ2冊をご紹介。
1冊目は「リーダーに贈る『必勝の戦略』」。
管理職者・経営者向けの本ですが、まだ管理職についていなかった
としても、リストラにあわないためにこういうマインドをもって仕事を
していたなら、おそらく会社の中で生き残れる可能性は高いと思われ。
もし勤め先が倒産したとしても、この本に書いてあることを実践できた
人ならば、すぐに次の仕事は決まるはず。
本の中ではトップリーダーに必要なことが13項目あげられています。
イチイチ解説したい衝動にかられるのですが(笑)、特に印象に
残ったところをとりあえず2点。
ひとつは「リスクを恐れない決断力」、もうひとつは「常に〝先取り学習〟
する姿勢を」のところです。
決断力の項目では、「思慮深さ」あるいは「いい人」であることが、
優柔不断につながり、決断できず勝負に負ける(損失を出す)と
いうところには、なるほど~なんて深く納得。
先取り学習の項目では、たとえば課長をやっていた人が部長に
なるなど、昇進すると仕事が急にできなくなる(「ピーターの法則」)の
解説などが面白かったです。(本書ではそうならないための対策も
記述されてます)。
ところで、こういう本はえてして「単なる理想論でしょ~?」といわれる
こともあるのですが、この本に書いてある内容をほぼ全部実践したと
いえるであろうものがこちら。
熱湯経営―「大組織病」に勝つ
著者は大和ハウスのトップ経営者。
赤字だった関連会社を建て直し、本社に戻ってそこでも組織改革を
実施して、企業を発展させたという実績があり。
大きなビジョンを持ち、リスクを恐れず決断・実行する行動力や、企業を
永続させていくために変革し続けるマインド、判断する基準が自己保身の
ためではなく、「お客様のため、会社のため、社員のため、株主のため、
社会のため」というように、私心をなくし公の幸福のためになる方向で
決定していることなど優れた経営者はこうあるべきだなというお手本だと
思いました。
最近読んだビジネス本の中ではイチオシの2冊です。
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■今日の小ネタコーナー 1■
どの成功法則の本を読んでも、必ず出てくるのが
「いいわけするな」です。今回読んだ2冊にも、もちろん
書いてありました。いいわけするな、って言われても、
実行するのはかなり難しいっす。
ただ、いろんなイヤなこと・へこむことがあっても、
なるべく短時間で立ち直るよう、それだけは
気をつけております~。
■今日の小ネタコーナー 2■
なんとなく元気のない時代だからこそ、この本に
書いてあるような本当に愛のあるリーダーが
たくさんでてきて欲しいなぁ~って思うんですよ。
世界で地震とか、災害とか、戦争とかニュースをみて
心をいためている人も多いと思います。
でも、世界を救うことって、なにも現地に行って
活動することだけじゃないと思うんですよね。
家庭であったり、職場であったり、それぞれの持ち場で
徳のある生き方をする(愛の心をもって生きる)ことが
世の中を変えていくことじゃないかな~なんて
思ってます。
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