占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)

占星術に関して思いついたことを書き留めるブログ。西洋占星術による地震予測、金融占星術の研究をしています。

1月から3月の米国株式市場予想

2015-01-12 02:37:03 | 金融占星術
年明けから先進主要国の株価は乱調、NYダウ工業株価は6日には年初から400ドル超の下落を付ける展開となった。先週末は米雇用統計結果からの思惑で、戻り売りに沈んだ。FRBが量的緩和政策の出口戦略である利上げに踏み切る要件の一つである、労働者の実質賃金の伸びが思いの外弱かったことが理由だ。米経済はまだしっかりとした回復基調にあると言えない状況なのだろう。

さて筆者は昨秋の日蝕成立のタイミングで、株価サイクルについての研究の一端を記事としてブログにアップした(「6年間の株価サイクルは終了へ、日銀金融緩和第2弾発動」)。日蝕を基準点にしたサイクル分析の可能性に着目したものだが、新しいサイクルが出現したかどうか見極めるために、とりあえず様子見していた。そんな中12月および1月で特徴的な下落シーンが訪れたことで、10月の日蝕から新しいサイクルが始まったことがおおむね確認できた。そこで今回は当面の1月から3月までの予想を公開することとした。

◆「ワクシングスクエア」で上昇する株価◆

その前に、株価サイクルと占星術による天体位相との関係について分かってきたことを述べていこう。金融占星術の分野では、いわゆる数学的な価格のサイクル論に加え、特徴的な天体位相が成立する「重要変化日」を組み合わせることで、株価やその他の金融市場の動向を予測している。その意味では占星術(アストロロジー)オンリーの予想ではない。

サイクル論の分野を占星術で論述できないだろうか──。筆者はマンデーン占星術の立場からその必要性を感じ、昨年秋から研究していたが、この方面においてもある程度解析できる見通しが立ってきた。鍵は木星以遠天体が形成する「ワクシングスクエア」である。ワクシングスクエアとは、ある2天体の合が成立してから、公転速度の速い天体が、遅い天体に対して90度の角度(スクエア)を形成する天体位相を指す。金融占星術では、これらの時間帯について、価格上昇の時間帯であると考えられている。

筆者はこの理論に着目して過去の株価を調べた結果、どうやら複数のワクシングスクエアを組み合わせることで、実際に辿った株価曲線を再現できるようだということが分かってきた。この研究はいずれ別の記事にまとめたいと考えている。

その研究をしていくと、リーマンショック以降の2009年からのNYダウ株価の動きは、他とは違う異例なパターンで動いているということが見えてきた。詳しい説明は省くが、リーマンショック以降のNY株価を形成しているのは、土星と冥王星による「ウェイニングスクエア」であると考えるなら、うまく辻褄が合うのである。

ウェイニングスクエアとは、ある2天体のうち、速度の速い天体が遅い天体を進行方向に見てスクエアを形成した後、合に向かって進む時間帯をいう。一般にこれは株価下落の時間帯であると考えられている。しかしある処理をすると、株価上昇に適した曲線が現れたのだ。2天体の角度差をラジアン化し、正弦曲線(sinθ)でマッチングを調べていたところ、これを余弦曲線(cosθ)に変換すると、土星-冥王星のコサインウェーブが、2009年から上昇基調を続けているNYダウ株価曲線に相似することが分かったのである。

この説が正しいなら、NYダウ株価は土星-冥王星が合となる2020年までは、伸び率は減少していくものの、下落基調には転換しないということになる。

土星-冥王星のコサインウェーブが2020年まで下落しないとはいっても、この曲線が生きているということは異例であることは疑いようもない。これはいわばFRBが非伝統的手法という言葉で表現しているように、量的緩和から出口戦略完了までのロードマップに合わせた人工的な相場である証明となるのかもしれない。

◆1月1年法で見る2014年10月の日蝕図◆

さて、理想的な株価曲線があぶり出されたところで、それに所々深い堀込みを作るような株価下落の局面が訪れることに注目する。これが天体位相によるタイミングと一致すれば、占星学による株価予想のパラメータは全て揃うことになる。

その株価原図の候補に、昨年10月の日蝕図が当てはまることがわかった。使用する進行図は、「1月1年法」という異例のプログレス図。ひと月の進行を1年として見る方法で、滅多に使われない。この図が当てはまるということは、当該日蝕図が比較的短期の支配で終了する可能性があることを示唆している。

余談だが、数理的サイクル論ではボトムに始まりボトムに終わるとされる。2009年2月から始まった長期サイクルは、2014年10月時点ではボトムを見ていないので、数理的にはサイクル終了と呼べない状態だった。だが10月の日蝕から始まる短期サイクルは、ボトムに向かうトレンドを形成し、本格的な調整に入る可能性がある。

それでは以下にプログレスによるタイムラインを掲載する。
日蝕図は、実際の株価タイミングをフィードバックさせ、成立から6時間後のチャートを原図として使用した。対象はNYダウ株価である。

<日蝕図 10/24 12:56>いずれも日本時間。
2014/12/04 P月-P土星合→株価下落
2014/12/17 P月-Pセレス合→株価上昇
2014/12/28 Tヴェスタ-T冥王星合→株価下落
2015/01/06 P月-Nヴェスタ合→株価底打
2015/01/09 P月-Pヴェスタ合→株価下落
2015/01/11 T太陽-Tヴェスタ合→株価底打(予想)→(結果)再下落へ
2015/02/14 P月-N火星合→株価下落(予想)
2015/02/20 P月-P火星合→株価底打(予想)→(予想修正)再下落
2015/03/12 P月-NP冥王星合→株価下落(予想)
2015/03/20 P月-T冥王星合→株価再下落(予想)
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(1/16追記)
2015/01/20 新月・T天王星-Tサウスノード合→20日までに株価急落のおそれ
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折しも3月17日には天王星-冥王星の7回目のスクエアが成立する。1月から3月までの流れでこの時期が最も警戒すべき時間帯となる。投資家各位におかれましては、脆弱なポジションはこの期間までに解消しておくことをお勧めしたい。このタイミングで発生する事象如何によっては、今後の流れが大きく変化することがあるということを特に意識していただきたい。

予想に合致しない事象が発生したら、その都度新しい分析をもって修正するつもりである。

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2 コメント

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為替 (コスモス)
2015-01-14 14:38:25
こんにちわ。
ところで13日を過ぎても株安円高のリスク回避相場になっていますが。いつまで続くんでしょうか。
リスク回避相場 (pneuma_2007)
2015-01-14 21:09:16
次のピークは火星-海王星合の1月20日ですが、そこまで引き延ばされるかもしれません。原油とバルチック海運指数に注目しています。

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