今日1月20日に撮影した、ドクターヘリだ。
白いボディに赤いライン。格好いいスタイルだし、日々、重篤な病いに侵されている、もしくは、交通事故などで大怪我をした人を救助するために働いている重要なヘリコプターだ。
私は、まだご厄介になったことはないが、かなり多くの人がこのドクターヘリで救われているのだろう。
本当に、ご苦労様です。
さて、この写真、我が家の近くにある君津中央病院での写真だ。
10階の病室から撮った。
何を隠そう、私は入院していたのだ。
といっても、検査入院で、昨年6月に同じ病院で受けた、カテーテル治療(ステント留置手術)した箇所の経過観察のために、カテーテルを用いた冠動脈造影を行なった。
結果は、即日、主治医より聞かされ、十分機能しているとのこと。
今後の経過観察は不要であり、処方されていた「血をサラサラにする薬」も2種類から1種類に減らすとのことだった。
ありがたい結果で、心から感謝した。
昔、大学受験の時、父から医学部を受験したらどうかと言われたが、機械いじりの好きな私だったので、工業系の大学に進学した。
今考えると、人から感謝される医者の道も良かったかと思うこともあるが、製鉄会社に入り、ラインパイプの製造に携わったことも、世の中の役に立てたと思っているので、後悔はない。
もっとも、私のように、夜になると宴会ばかりやっている、お酒好きには「医者稼業」などできそうにない。下手をすると、酒に溺れてとんでもないことになっておるやも知れぬ。
話を戻す。
実は、5日前の日曜日(15日)に、近くのかかりつけの病院で、昨年12月に受けた内視鏡検査の結果を聞いた。
「悪性ではないが、切りとっておいたほうが良い腫瘍が見つかっていて、早い処置が必要です。しかし、この病院では手術ができないので、どこか希望の病院に紹介状をだします」
とのことだった。くわえて、
「切り取るにしても、現在、血をサラサラにする薬を飲んでいるため、出血の危険があります。カテーテル治療を行なった医師と話をする必要があります」
と言われたので、治療を受けた君津中央病院の消化器系を紹介していただく。
ちょうど、カテーテル治療後の経過観察で、8カ月後の2月に来るように言われていたのでタイミング的にはちょうどよかったのである。
翌16日に君津中央病院で、循環器系(狭心症対応)と消化器系(胃がん対応)を受診した。
カテーテル治療をしていただいた循環器系の先生に、
「近く、内視鏡による腫瘍の切除をしなければならないのですが、そのためには、血をサラサラにする薬をいっとき減らす必要があると言われています」
と伝えた。
すると、「それならなるべく早くカテーテル検査をしよう」となって、二日後の18日入院、19日検査、20日退院の運びとなった。
それが、冒頭のドクターヘリを見ることになった入院という次第だ。
消化器系の先生からは、来週の25日に内視鏡検査をして、手術方法などを決めるといわれた。
さらに、現在、内視鏡による手術は混んでいて、入院は3月中旬頃になるとのことだ。
いずれにしろ、昨年12月初めに風邪をひき、その治療で、かかりつけ病院の内科医師にかかったのだが、その時に、
「最近、胃が持たれるような感じがあります。今までそんな感覚になったことがなかったので、一度、内視鏡検査をしていただけないでしょうか」
と、お願いしたのが発端だった。
二つの病院にまたがった治療になったが、ありがたいことに先生方の取り計らいでスムースに事が運んだ。
結果も良好な方向に進んでくれたらと思っている。
過去に、胃に腫瘍らしきものがあるという診断で、千葉の癌研にまで行って精密検査を受けたことがあった。結果は良性の腫瘍ということで、以降、定期的に内視鏡検査を受けていたが、結果がいつも問題なしだったので、ここ7、8年ほどは精密検査を受けていなかった。
66歳になった今、やはり年相応の検査を定期的に受ける必要があるようだ。
これからは、胃の内視鏡は年一回、大腸は3年に一回くらいは受けることにしよう。