トライ2おじさんの こんにちは!

サンデー毎日の生活。趣味(登山、剣道・釣り等)に忙しいおじさんです。
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20.04.22 真舟中央公園の野草など

2020-04-23 15:09:29 | 
今日は、孫娘と一緒に、歩いて2,3分のところにある真舟中央公園に散歩に出かけた。
学校が休みとあって、他にも小学生や幼子を連れた親子が来ている。
この公園は、サッカー場が2面ほどとれる大きな芝生広場と、周りに少し尾根のような高台もある。

これが公園広場だ。親子でボール投げやボール蹴りなどに興じている。
芝生の上にムクドリが何やらエサを探しているようだ。
公園の周りには、数多くの桜の木が植えられていて、今は花が散ってしまっているが、たまに実がなっている。

本来、ソメイヨシノは自家不和合性といって、同一の遺伝子同士では結実しません。一本のサクラの木が満開になっても、同じ木の花はすべて遺伝子は同じなので実はできません。それに、ソメイヨシノはクローン樹なので何本あっても全部同じ遺伝子ですので、ソメイヨシノだけしかない場所では全く実がなりません。しかし、近くに別のサクラ、例えばオオシマザクラなどの別の種類のサクラがあれば遺伝子が違うので実をつけることは可能です。
ですから、この公園内には、ソメイヨシノの親である、オオシマザクラやエドヒガン、それとも別の桜が植えられているようです。
私の眼には、全て同じソメイヨシノに見えますが。

この公園には、多くの野草が生えています。

これは、カラスノエンドウ。写真を拡大したのが下の写真。

実の入ったサヤがついていたので家に持ち帰って、二つに割ってみた。サヤの長さは5センチ、中に13個の実が入っていた。

他にも野草がありはしないかと、目を凝らして探してみた。
これは、ハルジョオン。

蕾が、下に垂れ下がっているのが特徴です。まっすぐに蕾が立っているのはヒメジョオンと言います。

これは、オランダミミナグサか。
単なるミミナグサは茎が紫がかっているので判別できる。

これはスイバ。若干背丈が低いので、ひょっとするとヒメスイバかもしれない。
調べてみよう。

これはオニタビラコのようだ。そして、

これは、断言できないが、タネツケバナかイヌガラシのようだ。
野草というのは、辞典に載っていないのも結構あるので、名前を言い当てるのは難しい。
しかし、少しでも知っていると、散歩が楽しくなる。もう少し勉強しなければといつも思っているが、なかなか思うように進まない。
高山植物、それに、星や雲も興味があって、大変だーーー。

(木更津市)真舟中央公園の桜

2020-03-20 18:30:42 | 
いよいよ桜シーズン到来ですね。
我が家から歩いて数分の所にある「真舟中央公園」は、桜の名所です。
かなり太い桜の木が30本ほど植えられていて、そろそろ蕾がははじけて開花したかと、
3日前の17日に散歩がてら行って来ました。

この時は、蕾がはじけて白い花びらを少しだけ覗かせているのが、たった一つ見つけました。
これなら数日後にはかなり開花するのではなかろうかと期待しました。
ところで、この公園は一部分が高台(小さい尾根風ですが)になっていて、そこに東屋があり、東京湾が一望できます。

そして、この木更津は羽田空港を発着する飛行機の通過地点になっていて、今日も青空のなかに飛行機の雄姿を見ました。朝夕のラッシュ時には、1分に一機の頻度で頭上を飛行します。

以前、ある一瞬にどの位の飛行機が見えるかと数えると、かなり遠くのものまで入れると、最大で八機カウントできました。

今日20日に桜を見に、真舟中央公園に行って来ました。

これは、いつも定点観察している枝に一つだけの開花を確認したものです。
他には、若干離れた木に一箇所だけ、4,5個の塊り開花を見つけました。
この2本以外に開花している花を見つけたのは数本です。
他には雪柳がかなり白くなって、もうすぐ満開となるでしょう。


我が家のバラも、つるローズうららが萼片を裂いて赤い花びらを覗かせています。
今日見ると、10個ほどの蕾を見つけました。どんどん増えるので、楽しみです。
バラは、開花するのに、非常にもったいぶるのです。
少しずつ赤い花びらを見せてくれるのでしょう。


我が家のバラに花芽を見っけ!

2020-03-03 11:23:28 | 
先日のブログで、多くのバラに葉が茂ってきたことを載せましたが、今回は「つるローズうらら」に今年初の花芽を見つけました。



このほかにも二つの花芽を見つけています。
例年、つるローズうららが一番最初に咲き始めるのですが、今年も同じようです。
因みに、昨年は3月14日辺りに最初の花芽を見つけましたが、今年はそれより11日も早く見つけました。驚きです。
他のバラには未だに花芽はありません。
他の樹も、春めいてきました。
ボケの蕾もかなり大きくなっています。

3月中旬にはつるローズうららが満開になるかもしれません。

2020.02.14 我が家のバラ

2020-02-14 10:15:22 | 
 久しぶりの更新で恐縮です。
 昨年暮れからの我が家のバラをご紹介します。
 我が家のバラは、ほとんどが四季咲きです。やはり、春だけしか咲かない種類は面白くありません。庭にバラを入れ始めて、かれこれ4年ほど経ちます。その頃入れたバラは50本くらいですが、幹も太くなり、立派な花を咲かせて我々を楽しませえてくれます。もちろん、中には枯れたものもあります。現在は、どんどん増えて70本くらいになりました。
 四季咲きとは言え、春と秋くらいしか咲かないかと思っていましたが、中には冬季の剪定以降の2,3ヶ月以外にも、ずっと花をつけてくれるものがあります。結構多いですね。
 昨年暮れの花を六つほど紹介します。

これは、つるローズうらら です。下向きとなること多いので、下から撮影しました。このバラは、我家では最初に植えた中の一本で、すでに横幅は7mほどあり、盛期は、得も言えぬくらいに咲き乱れてくれます。

これは スノーグース です。大きなスプレーになり、輝くような白い花がつきます。枝はトゲが少なめで真っ直ぐですので、アーチや壁面、フェンス、トレリスなどに簡単に誘引することができます。さすがにまだ寒い時期なので、ポツポツとしか咲いていませんが、春が楽しみです。
  
これは バーガンディーアイスバーグ です。木立バラ 四季咲き 赤紫色 で、耐陰性もあり、初心者に超おすすめのばらです。

これはアイスバーグです。初心者の方でも間違いなく良く育てられます。中輪の半八重に近い花で、とても気品があります。房咲きになり、ひらひらと軽やかな花弁の雰囲気と純白な花色が、お庭を別世界に変えてくれるそうですが、我家のはまだそこまでの大きさには育っていません。

これは スィートチャリオット。とても育てやすいミニバラです。モーブピンクの花色で、柔らかな花形が特徴的ですが、何と言っても、ミニバラで素晴らしい香りな事が一番の特長です。意外とミニバラって香りが良い種類って少ないものです。そんな可愛らしいバラなので、最近人気があるようです。

これは ツルデトロイター。クリムソンレッドの大輪花は開花に連れ、青みを増し美しい花色になっていく。濃厚なダマスク香の育てやすいつる、遅れ咲きのバラ。

他にも、結構多くのバラが、冬季にも拘わらずに咲いてくれている。
次回は、1月~2月にかけての剪定・誘引、そして寒肥の話をしたいと思います。


隠れた努力

2019-04-17 22:38:37 | 
 家から五〇㍍ほどの近場に大きな公園がある。中央にサッカーグラウンドが2面ほどとれる芝生広場があり、周りに桜や銀杏の大木が数多く植えられている。他にもさまざまな低木があり、季節ごとに、赤やピンク、それに黄色など色々な花を愛でることのできるありがたい公園だ。
 普段は気がつかなかったが、よく通るところに、桜の枝が広がっていて、ちょうど目線の高さにあった小枝が目に飛び込んできた。先端には蕾がついている。
「これから花を咲かせるので、今、準備の真最中だな」
公園を散歩すれば綺麗な花を見ることができると、当たり前に思っていたが、木はそのために、大忙しの準備をしている。「よし、花を咲かせるために、蕾がこれからどんな風に変わっていくのか、ひとつ見てやろう」と、これまでになかったことを思い立った。
 蕾の変化を見極めるのには、どうしたらよいだろうか。毎日漫然と見ていたのでは、微妙な変化に気づくことは難しい。「そうか、行くたびに写真を撮って、静止画像で見比べれば、少しは変化に気がつくだろう」と、カメラ持参の散歩にした。くわえて、対象が都度変わっていては比較にならないので、特定の枝に決めて撮影することにした。定点観察だ。
 まだ寒い二月中旬では、蕾は、細い小枝の倍くらいの太さだ。物によっては、小枝と同じくらいの大きさしかない。そして、先端が尖るようにすぼまった、弾丸の先のような形をしている。色はグレーが基調で、ところどころ茶色か赤銅色がほんの少し入っている。桜の樹皮を使った茶筒などにあるような、桜特有の艶やかな濃いあめ色とは異なる。
 気がついたのだが、蕾は、大半が小枝の先端に五、六個ついている。たまに、先端から六センチほど下までの間に数個つけるようだ。それより手前には全くない。それに、小枝は真っ直ぐなように見えるが、節くれだってゴツゴツとしていて、少しカクカクと折れ曲がりながら伸びている。まるで、昔の映画で見たエイリアンの腕と手のようだ。面白い。初めて知った。
三月に入ってすぐの二日時点では変化は見られなかった。七日に少し変わってきたかなと思ったが、十日には、蕾の三分の一ほどが薄いピンク色になった。写真で比較すると、はっきりと変化がわかる。
 十四日には先端が割れてきた。さらに2日ほど経つと、ひとつの蕾から4、5個の花芽を伸ばし始める。4センチほど伸びた花柄(かへい)の先に花が咲く。なので、一本の小枝の先に蕾が5つあるとすると、花は25個ほど咲くことになる。一本の桜の木が、幹も見えなくなるほどの花で満開になるさまは、こういう事だったのだ。そして、一つの花は5枚の花弁からなるので、花吹雪の量は半端なものではないと合点した。
 散り始めた花も観察した。学研の付録の簡単な『顕微鏡』が家にある。息子が進学して家を出たときに残していったものだ。これで観察すると、オシベ、メシベがはっきりと見える。面白いものだ。オシベは、ギリシャのコラム(円柱)のように、根元は太いが先になるとその三分の一ほどの細さになる。透き通った透明感のある白だ。どうしてこのような繊細な形になるのだろう。数えて見たら26本もあった。それぞれの先に花粉の詰まっている「葯(やく)」がある。
 桜は、自家受粉できない。育ちの違う桜の木が近くにあって、はじめて受粉する。植物には往々にしてそのような品種があり、DNAの違う、ということは、性質が異なる木と交配することで、より強い木になると言われている。
生き残るために、木は、花をつけ、強い木の花粉で交配し、種を作り、そして子孫を残す。自然の摂理とは言え、とてつもない活動を行っている。
 今まで、桜満開の知らせを聞いても、「桜が満開なんだって。見に行こうか」くらいしか思わなかった。しかし、今回、桜の、目に見えない生命活動を目の当たりにしたことで、目先の花だけでなく、木の力強い生命力をじかに感じたいと思うようになった。
 植物の世界と同様に、人間の世界もそうなのだろう。表に出てくる成果、これには失敗も入るかもしれないが、その裏には大変な努力が隠れているのだ。
「隠れた努力に思いを馳せる」。そういう人間に、私もなりたいと思う。