05/07/09 県立高校にＰＴＡ負担で冷房設備を設置？！

土曜日の午後、娘の通う県立高校で標記の議題でＰＴＡの臨時総会が招集された。
娘は今年から県立高校の定時制に通っている。暑い中、窓を開けていたら夜のこととて灯りを求めて虫が入ってくる。なんと、蜂が入ってきて２年生が刺されてしまったと娘からきいていた。
通常総会は参加しなかったが、この議題では行かずばなるまい。

開会し、男性の会長が挨拶し、昔と違って今の夏は暑く、生徒が熱中症になってしまうおそれが出てきて、数年来ＰＴＡで冷房設置を県に陳情してきたが、予算がないとの回答。ＰＴＡ負担での冷房設置への許可も求めたが認められなかった。今年になって県が態度を変え、保護者の大多数の賛成が得られるようであれば許可するということになったとのこと。そこで今年の９月１日からの稼動をめざして急遽、臨時総会が招集したのだという。
圧倒的に委任状が多く、出席者は７０数人と少なかったので予定していた体育館ではなく視聴覚教室で行われた。小中学校に比べると父親の参加が多い。この議題のためでもあるだろう。

何人かの保護者が質問や意見を発言した。「同じ県立で設置される学校とされない学校があることを教育という点で学校はどう思っているのか？」「冷房がないから私立ではなくこの学校に入学させたのに困る。そういう冷房が苦手な子は他にいないのか」「今年はアンケートなどもとられずに唐突だ」などなど。
執行部からは、「冷房設備の設置について数年来取り組んできて圧倒的に賛成をいただいていて多数決で決めるが、少数意見にも配慮したいと思っている」など。
そういう意見をきいたあとで、私も発言させていただいた。以下、論点は４点で発言。

①やはり県が設置すべきだと思うが、緊急避難的にＰＴＡ負担で冷房設備設置をするのは消極的に賛成である(ここで蜂のエピソードも説明)。
②しかしながら、県への働きかけは同時に続けるべきだ。恵まれた学校では冷房があり、そうでない学校は放置されるというのは公平ではない。執行部は「どうせ県はつけてくれないだろうから」という姿勢は改めてほしい。ただし、学童保育室に冷房を設置させる署名活動などにも取り組んで３年がかりで実現した自分の経験から、全ての県立高校に設置させる予算措置をとらせるのは大変な取り組みになると思う。役員による陳情だけでなく、保護者を巻き込んだ署名運動などを全県のＰＴＡ連絡会などで毎年取り組むくらいの努力をするようにしてほしい。
③運用面で生徒の健康面に配慮するという点は資料にあったが、環境への付加を最小限にするという観点が抜けている。職場でもエコ温度設定なども取り組まれている。冷房の必要のない時は除湿だけにするなども含めて運用面での工夫をしてほしい。
④執行部は大変なので今年は話が急にすすんでしまって丁寧な進め方ができなかったのかもしれないが、今後は丁寧にすすめてほしい。

緊張しながらではあったが、まあまあきちんと他のご意見も支持しながら執行部も支持し、その上で留意して欲しいことは言えたと思う。なんか大久保彦左衛門のようだが、まあ私に果たせる役割はそんなところでしょう。