ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

05/09/18 『ジキル&ハイド』チケット入手

2005-09-22 01:25:40 | 観劇
東宝ミュージカル『エリザベート』を17日に山口トート、18日に内野トートで2日連続で観てきた。そちらの感想はまた書くので、お待ちくださいm(_ _)m(って最近もう遅筆堂の孫弟子って私も名乗ろうかというくらいお待たせしており、申し訳ないです。体調もあまりよくないので、今日久しぶりにこれを書いてます。ボチボチ行かしてください。)

皇帝役で出演していた私のイチオシ・マリウスの石川禅ちゃんがよかったので、その勢いで帝劇のチケット売り場に行き、『ジキル&ハイド』のチケットをついに買ってしまった。千秋楽のチケットが買えてしまった。キャンセルが出たらしく前から2列目の通路脇!平日の昼だけどいいや、お仕事休み決定!
私の中でミュージカル俳優ご贔屓度のNO.1、2を争う鹿賀丈史が主演しているので、初演、再演とちゃんと観ている。今回も最初から観る予定だったのだが、知念里奈降板、鈴木蘭々が代役という話で勢いがそがれ、出遅れたのだった。大枚はたいたのだから、蘭々、頑張ってくれよ~。

さて、チケットの売れ行きが今ひとつのようだが、これはなかなかいい作品なのだ。鹿賀丈史がこの作品に惚れこんで自分からやりたいと言って企画がすすんだのだという。『レ・ミゼラブル』2000回記念公演の特別カーテンコールでの挨拶で「善人を演じるよりもエキセントリックな役を演る方が自分には合っている」とご本人も言っているように、この作品の主役はジキル博士の悪の部分が人格として分離して出てきてしまったハイドを演じる時の鹿賀丈史は、本当に生き生きとしている。そして最後の二重人格の戦いの歌が凄い迫力なのだ。
そして、鹿賀丈史を凌駕する勢いで舞台を圧倒するマルシア。アンサンブルも『レ・ミゼラブル』初演の時からのメンバーも少なくなくレベルが高く、迫力満点。これは一度は必見の舞台だ。まだ未見の方はぜひとも今回一度は観ることをおすすめする。
それとこの間、メールを整理していたら2001年の初演の観劇後、友人に出した感想メールが2本見つかった。恥ずかしいが、参考までに抜粋してご紹介しておく。

18日(日)マチネを娘とふたりで観ましたが、鹿賀さんはジャンバルジャンよりも数段楽しんでイキイキと演じて歌っていましたね。
2001.11.30 「ジキル&ハイド」で涙
千秋楽は30日昼の部なのでまだ切符を売っていました。鹿賀さんのファン層って山口祐一郎よりは狭いからなあ。売り切れないんだろうなあ。
でも男性ファンも多いよね。カーテンコールは男声で「鹿賀!」とか「鹿賀、神様!」とか声がかかっていました。私も「鹿賀さん、最高!」とか「ブラボー」の他に声をかけてしまいました。
昨晩の鹿賀さんは18日よりもすごかった。もちろん、キャスト全員のノリが違う違う。ジキルの苦悩するシーン=セリフなしで両脇でエマ・ルーシーが歌うあのシーンでは鹿賀さんの目がうるうるでツーっと涙流してましたよ。あの冷めた鹿賀さんがウソーっていう感じです。
カーテンコールはスタンディングオーベーションとなりました。何度も出てきてすごかったよ。最後の演奏のところも手拍子になっちゃって指揮者が最後手を振って締めざるをえないほどでした。

という懐かしいメール内容だった。
私のもうひとりのご贔屓、市村正親は身体の許す限り舞台に立つと言っているのに、鹿賀丈史はある程度のところで引退するとか二人の対談で読んだ記憶がある。だから、鹿賀丈史の舞台は貴重なのだ。いつ最後の舞台になってもいいようにしっかり観ていかなくてはと思っている。ああ、けなげなファンの私。

写真は、『ジキル&ハイド』の宣伝用の画像より。