美唄弦楽アンサンブル 10周年コンサート
2007.10.13(土)14:00開演, アルテピアッツァ美唄 アート・スペース, 入場無料
指揮 中西禮治, パート Viola
第1部
●津田元 upas poro...paykar...mosir tok-tok-se......弦楽のための
(ウパシ ポロ...パイカラ...モシリ トクトクセ......弦楽のための)
●メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64 より 第1楽章
ヴァイオリン・ソロ 西端ゆりあ
第2部
●チャイコフスキー 弦楽セレナード ハ長調 作品8
第3部
●モーツァルト ピアノ協奏曲第21番 KV467 ハ長調 より 第2楽章
ピアノ・ソロ 小堀泉
●ヘンデル
・歌劇「クセルクセス」より アリア 樹木の蔭で(オンブラ・マイ・フ)
・歌劇「リナルド」より アリア 泣かせたまえ
メゾソプラノ 山内朝子
アンコール ヨハン・シュトラウスI世 ラデツキー行進曲
・美唄弦楽アンサンブルの創立10周年コンサート。記憶が定かではありませんが、私がY師匠と知り合ったのと同時くらいに、手伝いに誘われたような記憶があるので、初めてお邪魔したのはまだ創立2~3年のころではないかと思います。以来ちょくちょくとお手伝いに。というか既に "お手伝い" ではなく "遠隔地団員" という扱いですが。
・当日は冬の到来を感じさせる肌寒い天気。会場内のストーブには火が入りました。
・10周年を祝うにふさわしく、多彩な内容のプログラムです。また、編成も通常よりも大きく、6-8-4-5-2人の弦楽器に、市内の吹奏楽団奏者や道内のオケ奏者からなる約10名の管楽器が加わりました。
・新作:題名が覚えずらいので、もう(新作)で。団員のツテがあった作曲家により、この日のために書き下ろされた曲で、当然世界初演です。プログラムより、作曲者自身の曲解説を以下に引用。「タイトルはアイヌ語の単語を組み合わせたもので、おおよそ「雪深い大地にもやがて春がやってくる・・・大地の(春の)鼓動が聞こえてくる」というような意味合いを託したつもりです。作品は大きく4つの部分から成り、"雪に覆われた大地に訪れる春の兆し" を感じさせる前奏部、"大地の鼓動" を模した跳躍進行主体のメインテーマ(このテーマは前奏とコーダのモティーフにも使用されます)と "雪解けの湧き水" を思わせる順次進行主体の流れるようなサブテーマが織りなして展開する主部のほぼ中間に、ソロにピツィカートの伴奏が絡むやや趣の異なる間奏部を配しています。」 基本は4分の6拍子で、2でも3でも割れる6の特性を生かした曲作り。テーマとなるワンフレーズ[写真中段]が、伸びたり縮んだり形を変えて所々に顔を出す。極端に不安定な和音だったり、リズムだったり、変拍子だったりすることもなく耳に馴染みやすい曲調で、技術的にはアマチュアでも充分演奏可能なほどほどのレベル。演奏時間は10分強。個人的には中間部のVn Solo部分がお気に入りです。一度落ちてしまうとしばらく復帰不能なので恐ろしくはありましたが、本番は事故無く、スッキリとした演奏でした。それまでで一番の出来だったのでは? 遠方からわざわざ聴きに来ていた作曲者も喜んでいたのではないかと思います。誰にとっても初めて耳にする曲でしたが、聴いてる側からは概ね好評だったようです。
・メンコン:Y師匠ソロのメンコン。テンポゆったり。管楽器も揃っての全員での合わせ練習の機会があまりとれなかったので、ソロは伴奏を気にせず自分のことだけ考えて弾けばいい、という状態ではなかったのが惜しいです。Tuttiの入る危険地点も無事通過。
・弦セレ:メインディッシュ。曲開始直後の改めてメロディーが始まる個所にて、「やばい! 指揮わからーん!!」 その場の全員が同じことを思ったようです。瞬間的に皆の意識がコンミスに集中し、コンミスの動きに合わせて弾きだすことで難を逃れました。指揮者苦笑い。この物の見事なチームワークは、普段の練習の賜物だと思います。3楽章開始時、「ちょっとまって」と、演奏途中にもかかわらず突然コンミスがどこかへ行ってしまいました。何かと思ったら「ミュート忘れた」 ……ミュートを忘れて演奏を止めるなどという場面に初めて遭遇しました。まさに前代未聞。その後も幾多の急所、難所を乗り越え無事完奏。弾き終わるとドッと疲れが。
・モツPコン:弦セレが終わってホッと一息。お気楽に三連譜を刻む。折角の機会なのでピアニストの出番がもう少しあってもよかった。
・歌:プログラムの最後は弦楽アンサンブル代表のしっとりした歌でシメ。
・ラデツキー:最後は管も含めた奏者全員で演奏。
・客数約100名[目測]:交通の便の悪い会場なので果たしてどれだけ客が入るかちょっと心配でしたが、会場内の座席がほどよく埋まるほどの聴衆が集まりました。苫オケ関係者も5名ほど。他に通りすがりに聴いていかれた方もちらほらいたようです。
・終演後の帰り際、会場を出たところで、ある女性から「先日、オペラで弾かれていましたよね?」と声をかけられました。聞くと、先日のトゥーランドットを観にいらしてたとのこと。あちこちで弾いていると意外な所で声をかけられるものです。「僕も弾いてたんですけどね……」一緒に歩いていたブリランテのコンマス君は気づかれず、少々残念顔。
2007.10.13(土)14:00開演, アルテピアッツァ美唄 アート・スペース, 入場無料
指揮 中西禮治, パート Viola
第1部
●津田元 upas poro...paykar...mosir tok-tok-se......弦楽のための
(ウパシ ポロ...パイカラ...モシリ トクトクセ......弦楽のための)
●メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64 より 第1楽章
ヴァイオリン・ソロ 西端ゆりあ
第2部
●チャイコフスキー 弦楽セレナード ハ長調 作品8
第3部
●モーツァルト ピアノ協奏曲第21番 KV467 ハ長調 より 第2楽章
ピアノ・ソロ 小堀泉
●ヘンデル
・歌劇「クセルクセス」より アリア 樹木の蔭で(オンブラ・マイ・フ)
・歌劇「リナルド」より アリア 泣かせたまえ
メゾソプラノ 山内朝子
アンコール ヨハン・シュトラウスI世 ラデツキー行進曲
・美唄弦楽アンサンブルの創立10周年コンサート。記憶が定かではありませんが、私がY師匠と知り合ったのと同時くらいに、手伝いに誘われたような記憶があるので、初めてお邪魔したのはまだ創立2~3年のころではないかと思います。以来ちょくちょくとお手伝いに。というか既に "お手伝い" ではなく "遠隔地団員" という扱いですが。
・当日は冬の到来を感じさせる肌寒い天気。会場内のストーブには火が入りました。
・10周年を祝うにふさわしく、多彩な内容のプログラムです。また、編成も通常よりも大きく、6-8-4-5-2人の弦楽器に、市内の吹奏楽団奏者や道内のオケ奏者からなる約10名の管楽器が加わりました。
・新作:題名が覚えずらいので、もう(新作)で。団員のツテがあった作曲家により、この日のために書き下ろされた曲で、当然世界初演です。プログラムより、作曲者自身の曲解説を以下に引用。「タイトルはアイヌ語の単語を組み合わせたもので、おおよそ「雪深い大地にもやがて春がやってくる・・・大地の(春の)鼓動が聞こえてくる」というような意味合いを託したつもりです。作品は大きく4つの部分から成り、"雪に覆われた大地に訪れる春の兆し" を感じさせる前奏部、"大地の鼓動" を模した跳躍進行主体のメインテーマ(このテーマは前奏とコーダのモティーフにも使用されます)と "雪解けの湧き水" を思わせる順次進行主体の流れるようなサブテーマが織りなして展開する主部のほぼ中間に、ソロにピツィカートの伴奏が絡むやや趣の異なる間奏部を配しています。」 基本は4分の6拍子で、2でも3でも割れる6の特性を生かした曲作り。テーマとなるワンフレーズ[写真中段]が、伸びたり縮んだり形を変えて所々に顔を出す。極端に不安定な和音だったり、リズムだったり、変拍子だったりすることもなく耳に馴染みやすい曲調で、技術的にはアマチュアでも充分演奏可能なほどほどのレベル。演奏時間は10分強。個人的には中間部のVn Solo部分がお気に入りです。一度落ちてしまうとしばらく復帰不能なので恐ろしくはありましたが、本番は事故無く、スッキリとした演奏でした。それまでで一番の出来だったのでは? 遠方からわざわざ聴きに来ていた作曲者も喜んでいたのではないかと思います。誰にとっても初めて耳にする曲でしたが、聴いてる側からは概ね好評だったようです。
・メンコン:Y師匠ソロのメンコン。テンポゆったり。管楽器も揃っての全員での合わせ練習の機会があまりとれなかったので、ソロは伴奏を気にせず自分のことだけ考えて弾けばいい、という状態ではなかったのが惜しいです。Tuttiの入る危険地点も無事通過。
・弦セレ:メインディッシュ。曲開始直後の改めてメロディーが始まる個所にて、「やばい! 指揮わからーん!!」 その場の全員が同じことを思ったようです。瞬間的に皆の意識がコンミスに集中し、コンミスの動きに合わせて弾きだすことで難を逃れました。指揮者苦笑い。この物の見事なチームワークは、普段の練習の賜物だと思います。3楽章開始時、「ちょっとまって」と、演奏途中にもかかわらず突然コンミスがどこかへ行ってしまいました。何かと思ったら「ミュート忘れた」 ……ミュートを忘れて演奏を止めるなどという場面に初めて遭遇しました。まさに前代未聞。その後も幾多の急所、難所を乗り越え無事完奏。弾き終わるとドッと疲れが。
・モツPコン:弦セレが終わってホッと一息。お気楽に三連譜を刻む。折角の機会なのでピアニストの出番がもう少しあってもよかった。
・歌:プログラムの最後は弦楽アンサンブル代表のしっとりした歌でシメ。
・ラデツキー:最後は管も含めた奏者全員で演奏。
・客数約100名[目測]:交通の便の悪い会場なので果たしてどれだけ客が入るかちょっと心配でしたが、会場内の座席がほどよく埋まるほどの聴衆が集まりました。苫オケ関係者も5名ほど。他に通りすがりに聴いていかれた方もちらほらいたようです。
・終演後の帰り際、会場を出たところで、ある女性から「先日、オペラで弾かれていましたよね?」と声をかけられました。聞くと、先日のトゥーランドットを観にいらしてたとのこと。あちこちで弾いていると意外な所で声をかけられるものです。「僕も弾いてたんですけどね……」一緒に歩いていたブリランテのコンマス君は気づかれず、少々残念顔。
私のオケの経験は3年半だけです。ぴかりんさんは本当にいろいろなところで、いろいろな楽曲を演奏されているのですね。すごいなあ。。。
ブリのコンマス君には今後はぴかりんさまのように激しく動くことを強要しておきますっ!!そうすれば目立つはず…。私も目立つように頑張ります!!
津田さんは合唱曲を中心に作曲されているようで、今回依頼したきっかけも、その合唱曲を耳にした団員が「合唱(四声)の曲が書けるなら弦楽合奏の曲も書けるだろう」という事で声をかけたそうです。
母校の学生歌……母校がだいたいどこだかわかってしまいましたが、オケもその学校でやってらしたのでしょうか。共通の知り合いがいそうですね。。。
>ジムキョクさん
先日は演奏会おつかれさまでした。演奏だけでなく事務(裏方)仕事も大変だったのではないかと思います。打ち上げに出ずとも懇親しまくってますよ~♪
>サヨさん
打ち上げ要員としてモテモテですね。
出たとしても、隅っこで黙ってウーロン茶をすすってるだけですよ。
御付の運転手がいるような身分だったらなぁ・・・
ああ~ 次のオケが俺を呼んでるぜ~~ あばよ~♪
本当に知り合いがいたら素敵ですが、たしなむ程度でしたし、とうの昔に足を洗っておりますので。。。
いつか、ぴかりんさんにお会いできることを楽しみにしております。
どこかでお目にかかったときのためにヒントを。
ぴかりんを見分けるポイント→『毛玉』