札幌市民オーケストラ 第61回アトリエコンサート
2005.12.11(日)14:00開演 北広島市芸術文化ホール(花ホール), 入場無料
指揮:中山耕一 パート:Viola
ヨゼフ・ハイドン : 交響曲第61番 ニ長調
アレック・ワイルダー : 組曲第1番「エフィ」 (管楽六重奏:W・スタントン編曲)
アントニン・ドヴォルザーク : 交響曲 第9番 ホ短調 作品95「新世界より」
アンコール アンダーソン : そりすべり
・当日は大雪で路面状態も悪く、途中の苫小牧では一瞬信号まで見えなくなるほどの吹雪。しかし北広島についてみると一転して青空でした。リハには30分遅刻してしまい、まわりに迷惑をかけてしまった。時間の見込みが甘かった。反省。
・「花ホール。いいよぉ~~。」と、利用した人からよく話をきいていて、常々弾いてみたいと思っていたところ、ついにその機会がやってきた! わりと最近(数年)出来た席数約600のホール。実際ホールで音を聴いてみると、確かに・・・イイ。じんわりと、イイ。音のいろいろな要素が非常にバランスよく調整されている印象を受ける(ちょうどイイ)。客席ではホンワリと優しく音に包まれる感覚で、似たような大きさ・造りのキタラ小ホールには無い感覚。最前列で聴いても違和感無く聴ける。不思議。
<ハイドン>
・1楽章:無難なすべりだし。
・2楽章:これまで多々の曲を弾いてきたが、その中でもこの曲は屈指の眠さ。弾いててさえ眠いのに、聴いている方はもうイチコロだろう。しかし演奏中客席を見てみると、寝ずにパッチリ目を開けて聴き入っているお客さんがちらほらと。そんなお客さんにはちょっと尊敬してしまう。
・3楽章:オーボエのソロ。きれいだった。
・4楽章:中盤の1stVnのみになる見せ場にて、崩れた。なんとか止まらず持ち直したが、指揮者も思わず足踏みして拍子をとった。自分もビックリして休みの小節が何小節目だったかなんてふっとんでしまい、休符あけはボケッとしてて入れなかった。さらに動揺は管楽器まで伝播し、飛び出した楽器が。。。こんな状況でも平常心を保てるよう修行せねば。
<エフィ> 管楽曲なので当然降り番。"弾く"ために演奏会やっているはずなのに、珍しく降り番があるとうれしく感じる矛盾した心理。なぜ? それはともかく、プログラムの解説によると、もともとチューバとピアノのための曲だったのを管楽用に編曲したものだそうです。チューバの出番が「新世界」だけではあんまりだ、というわけで選曲されたとかしないとか。チューバのための曲だけあって、チューバが大活躍。チューバのトリル。初めて聴きました。演奏後、客席から花束をたくさん受け取り、持ちきれない分をベルへすぽっと入れたのを見て、そうか、チューバには花瓶としての活用法もあったのかと(略) 奏者は「エフィ」と「新世界」で楽器を使い分けていたようで(なぜ??)、二台のチューバを担いで練習場に現れる様は圧巻だった。
<新世界> 司会者による曲目紹介にて、当団体が大昔にテレビドラマ出演したエピソードを披露(「ああ!新世界 」)。番組で使われたのは映像のみで、音源はベルリンフィルだったとか・・・
・2楽章:管楽器の音程がうまくはまらず、指揮者が渋い顔する場面あり。終わりのSoli部分は、なんてことのないフレーズだが緊張する。どうにか無事切り抜けた。
・3楽章:終わりのVa、6→5→4→3連譜がこの演奏会最大のヤマ場。ずれて一個多く音が聴こえた・・・本番前にパートで集まってやっとくべきだった。。。
新世界のVaは初だった。もっとVaのオイシイところ盛りだくさんで、大変な曲かと思っていたがそうでもなかった(Vnと比較して)。
<そりすべり> ま た そ り す べ り 。 。 。 ?
今シーズン三度目。しかもきれいに1st,2nd,Violaと。。。
ムチがちょっとショボかったか。
・今回は音響のよいホールということで、たしかにキレイにハモるとその響きは増幅される。一方、音程合わなくてもハッキリ聴こえてしまう諸刃の剣。キレイな響き"だけ"が残る、そんな理想のホール。どなたか製作よろしく。
・客数約400[目測]:本拠地外のわりにはよく入った。
2005.12.11(日)14:00開演 北広島市芸術文化ホール(花ホール), 入場無料
指揮:中山耕一 パート:Viola
ヨゼフ・ハイドン : 交響曲第61番 ニ長調
アレック・ワイルダー : 組曲第1番「エフィ」 (管楽六重奏:W・スタントン編曲)
アントニン・ドヴォルザーク : 交響曲 第9番 ホ短調 作品95「新世界より」
アンコール アンダーソン : そりすべり
・当日は大雪で路面状態も悪く、途中の苫小牧では一瞬信号まで見えなくなるほどの吹雪。しかし北広島についてみると一転して青空でした。リハには30分遅刻してしまい、まわりに迷惑をかけてしまった。時間の見込みが甘かった。反省。
・「花ホール。いいよぉ~~。」と、利用した人からよく話をきいていて、常々弾いてみたいと思っていたところ、ついにその機会がやってきた! わりと最近(数年)出来た席数約600のホール。実際ホールで音を聴いてみると、確かに・・・イイ。じんわりと、イイ。音のいろいろな要素が非常にバランスよく調整されている印象を受ける(ちょうどイイ)。客席ではホンワリと優しく音に包まれる感覚で、似たような大きさ・造りのキタラ小ホールには無い感覚。最前列で聴いても違和感無く聴ける。不思議。
<ハイドン>
・1楽章:無難なすべりだし。
・2楽章:これまで多々の曲を弾いてきたが、その中でもこの曲は屈指の眠さ。弾いててさえ眠いのに、聴いている方はもうイチコロだろう。しかし演奏中客席を見てみると、寝ずにパッチリ目を開けて聴き入っているお客さんがちらほらと。そんなお客さんにはちょっと尊敬してしまう。
・3楽章:オーボエのソロ。きれいだった。
・4楽章:中盤の1stVnのみになる見せ場にて、崩れた。なんとか止まらず持ち直したが、指揮者も思わず足踏みして拍子をとった。自分もビックリして休みの小節が何小節目だったかなんてふっとんでしまい、休符あけはボケッとしてて入れなかった。さらに動揺は管楽器まで伝播し、飛び出した楽器が。。。こんな状況でも平常心を保てるよう修行せねば。
<エフィ> 管楽曲なので当然降り番。"弾く"ために演奏会やっているはずなのに、珍しく降り番があるとうれしく感じる矛盾した心理。なぜ? それはともかく、プログラムの解説によると、もともとチューバとピアノのための曲だったのを管楽用に編曲したものだそうです。チューバの出番が「新世界」だけではあんまりだ、というわけで選曲されたとかしないとか。チューバのための曲だけあって、チューバが大活躍。チューバのトリル。初めて聴きました。演奏後、客席から花束をたくさん受け取り、持ちきれない分をベルへすぽっと入れたのを見て、そうか、チューバには花瓶としての活用法もあったのかと(略) 奏者は「エフィ」と「新世界」で楽器を使い分けていたようで(なぜ??)、二台のチューバを担いで練習場に現れる様は圧巻だった。
<新世界> 司会者による曲目紹介にて、当団体が大昔にテレビドラマ出演したエピソードを披露(「ああ!新世界 」)。番組で使われたのは映像のみで、音源はベルリンフィルだったとか・・・
・2楽章:管楽器の音程がうまくはまらず、指揮者が渋い顔する場面あり。終わりのSoli部分は、なんてことのないフレーズだが緊張する。どうにか無事切り抜けた。
・3楽章:終わりのVa、6→5→4→3連譜がこの演奏会最大のヤマ場。ずれて一個多く音が聴こえた・・・本番前にパートで集まってやっとくべきだった。。。
新世界のVaは初だった。もっとVaのオイシイところ盛りだくさんで、大変な曲かと思っていたがそうでもなかった(Vnと比較して)。
<そりすべり> ま た そ り す べ り 。 。 。 ?
今シーズン三度目。しかもきれいに1st,2nd,Violaと。。。
ムチがちょっとショボかったか。
・今回は音響のよいホールということで、たしかにキレイにハモるとその響きは増幅される。一方、音程合わなくてもハッキリ聴こえてしまう諸刃の剣。キレイな響き"だけ"が残る、そんな理想のホール。どなたか製作よろしく。
・客数約400[目測]:本拠地外のわりにはよく入った。
「ああ、新世界」オヤジは見た記憶があります。放送年を見るとオヤジが中学の頃なんですね。たった1回のシンバルの場所が次第に近づく中で、万感の想いの中で結局シンバルを鳴らし損ねたフランキー堺の印象があります。あれが市民オケだったのですね。
30年前のドラマが記憶に残っているとは・・・
よっぽど衝撃的だったのでしょうね・・・
さらには30年前に出演した団員が、今でも数名残って演奏しているというのも衝撃的。
でもさすがに新世界には眠気がきませんでしたよ。やはり聴き慣れている曲だと「ここはどう来るかな」みたいに耳ダンボになりますもんね。聴く方も緊張したりして。そういう意味では演奏側には大変な曲ですよね・・・お疲れさまでした!
心地よいひとときを提供できたようでよかったです。
今度は客として花ホールで聴いてみたいですねぇ。
北広島合奏団の演奏会が1/15にありますが・・たぶんいけない。。。
http://www.geocities.jp/satsumanworld/kitahiro_gengaku.htm
たぶんその日は函館にいます。ごめんなさい~