夕張メロンオーケストラ2006
・「音楽で夕張を元気づけよう!」と、いつの間にか企画当初とはちょっと違った趣旨になってしまいました。ある意味、現在日本で一番有名な場所での企画に、室蘭市民オケ・東京ムジークフロー・夕張吹奏楽団・その他所属の約50名ほどが集まりました。弦楽器のべ編成は、8-6-6-6-2の計28名。管楽器もほぼフル編成が揃いました。 全国から知らない者同士が集まっているはずなのだけど、話をしてみると、意外な人同士が実はつながりがあったり、うん十年ぶりの再会、とかそんなのがボロボロと。オケ業界は狭いです。
・メインの演奏会場は当初ホテル別棟のセンターハウスだったが、ガラス張りで暑く音響的にもイマイチとのことで、空調も利くホテル内のレストランに移動した。
・今回かかった個人的総費用は、1泊2食6000円×2 + 食事等雑費の合計1万5千円ほど。バスのお迎えがあり、交通費がかからないのが大きい。
・また次回(来年?)もありそうな雰囲気。今回は初の試みで、かなり手探り状態な部分がありましたが、一度やったので次回は運営がよりスムーズになるのではないでしょうか。
・『夕張メロンオーケストラ』 略すと『YMO』
・天気予報は雨だったが、この三日間は、晴れ・曇り・曇り の過ごしやすい天気でした。
まさに、朝から晩まで音楽漬けだったわけですが、その中の主な演奏二つについて以下に記述します。この他は、子供向けのおもちゃの交響曲演奏、ホテルロビーでの室内楽演奏、夜中の室内楽大会、お別れのボルトニアンスキー演奏、などなど。
●オーケストラ演奏会
2006.7.16(日) 17:30開演, ホテルマウントレースイ1階レストラン『パイン』, 入場無料
指揮 菊地俊一・鷲見英夫[2.のみ], パート 2nd Violin
1.ルーマン オーケストラのための組曲
2.エルガー 威風堂々[簡易版]
3.ロジャース 他 サウンドオブミュージックメドレー[簡易版]
4.ケテルビー ペルシャの市場にて
5.J.シュトラウス トリッチトラッチポルカ[簡易版]
6.ミーチャム アメリカンパトロール
7.ヴェルディ アイーダ大行進曲[簡易版]
アンコール J.シュトラウス ラデツキー行進曲
・威風堂々:地元吹奏楽団の指揮者さんが指揮をしました。『オケを振るのは初めてです』とのことで、前日はろくに眠れなかったのでは?というほどの緊張感がヒシヒシと伝わってきました。うまくいってよかった。
・菊地先生による懇切丁寧な楽器紹介は、結局全部の楽器をやったので30分(!!)以上かかりました。お客さんのおじいさんより質問攻めが。『弦楽器と管楽器はどっちがむずかしいですかぁー!??』
・もうちょっと歯ごたえのある曲もやりたいような、やりたくないような。。。微妙なところ。
・いつの間にか2ndVnのトップに居座ってしまった。交代した方がよかったなぁ。
・客数約80名[目測]:こんなに来るとは思わなかった。
●弦楽合奏演奏会
2006.7.17(祝月) 11:30開演, ホテルマウントレースイ1階レストラン『パイン』, 入場無料
指揮 菊地俊一, パート 2nd Violin
1.バッハ ブランデンブルク協奏曲第3番
2.アルビノーニ オーボエ協奏曲 Ob.Solo 岡田
3.モーツァルト アイネ・クライネ・ナハト・ムジークより 第3、第1楽章
・ブランデン:出だし、何拍目から振り出したかわからず、大崩れ。冷や汗。だが、3楽章の出だしでは、止まってしまった。。。お気楽な雰囲気の演奏会とはいえ、やはり『止まる』というのは奏者にとって恐怖ですね。合奏練習の時間がほとんどなかったので、仕方がない?この曲は本質的な難しさを含んでいるようです。基礎がないとすぐにバレてしまうような。
・アルビノーニ、にこんな曲あったのか。Adagioしか知らない。ソリスト様が手堅くキメてくれました。開演前にソリスト様が行方不明でドキドキハラハラだったのは内緒だ。
・アイネク:一応全楽章練習したが、その場の指揮者の判断で、演奏は1・3楽章のみ。2・4はちょっとキツかった。3楽章では、パート毎に弾かせたりして、曲の仕組みを実演付きで聴衆に解説をした。
・客数約20名[目測]:午前開催はやはりきついか。もうちょっと多いとよかった。
以下、新聞記事より
音楽でマチにエール 「メロンオーケストラ」きょう演奏会 東京のチェロ奏者、市民ら再生願って
【夕張】東京在住のチェロ奏者、菊地俊一さん(72)の東京や室蘭の弦楽器仲間三十七人と、夕張市民吹奏楽団(鷲見英夫団長)の二十人が十六日、「夕張メロンオーケストラ」として、夕張市内のスキー場で演奏会を開く。同市が財政再建団体入りを決める前からの企画だが、参加者は「まち再生への願いを込めたコンサートに」と、十五日の初練習から熱が入っている。
菊地さんは武蔵野音大を卒業後、チェロ奏者、指揮者として活躍。室蘭市民オーケストラの客員指揮者でもある。夕張には何度かスキーで訪れたことがあり、「夏にメロンを食べながら音楽合宿をしたい」との希望を初めてかなえた。十五日から三日間の予定で滞在する。
菊地さんはさらに「地元の音楽愛好家と交流したい」と提案。仲間の弦楽器と、夕張市民の管楽器を合わせたアマチュア音楽家による「夢のオーケストラ」が実現する運びになった。
メーンコンサートは十六日午後五時半から、マウントレースイスキー場のセンターハウスで開かれ、「アイーダ」や「アメリカンパトロール」などを演奏する。サッカーの応援歌としても知られる「アイーダ」で、夕張市民も勇気づけようという考えだ。
入場は無料。十六日も本番直前まで、オーケストラが音を紡いでいく様子を全面公開する。夕張市民吹奏楽団名誉団長でトランペットの大島一昭さん(77)は「弦楽器と合わせるのは初めてで緊張するが、良い演奏会にしたい」。菊地さんは「夕張の人が少しでも元気になればうれしい」と話している。
北海道新聞 2006/07/16 07:51
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060716&j=0031&k=200607165608
「夕張の人、元気出して」 音楽家が応援コンサート
巨額の負債を抱え財政再建団体入りを表明した北海道夕張市を元気づけようと、同市とゆかりのある音楽家の呼び掛けで全国各地から集まった弦楽器奏者が16日、地元の夕張市民吹奏楽団と同市内のホテルでコンサートを開いた。
チェロやバイオリンが奏でるクラシック音楽に市民や宿泊客など約100人が聞き入った。
コンサートは数年前にスキーで夕張を訪れて以来、市民と親交がある東京在住の音楽家菊地俊一さん(72)が企画。菊地さんの呼び掛けに応えた音楽仲間や教え子34人が神奈川県や愛媛県などから駆けつけた。(共同)
東京新聞 2006年07月16日 20時36分
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006071601005037.html
・「音楽で夕張を元気づけよう!」と、いつの間にか企画当初とはちょっと違った趣旨になってしまいました。ある意味、現在日本で一番有名な場所での企画に、室蘭市民オケ・東京ムジークフロー・夕張吹奏楽団・その他所属の約50名ほどが集まりました。弦楽器のべ編成は、8-6-6-6-2の計28名。管楽器もほぼフル編成が揃いました。 全国から知らない者同士が集まっているはずなのだけど、話をしてみると、意外な人同士が実はつながりがあったり、うん十年ぶりの再会、とかそんなのがボロボロと。オケ業界は狭いです。
・メインの演奏会場は当初ホテル別棟のセンターハウスだったが、ガラス張りで暑く音響的にもイマイチとのことで、空調も利くホテル内のレストランに移動した。
・今回かかった個人的総費用は、1泊2食6000円×2 + 食事等雑費の合計1万5千円ほど。バスのお迎えがあり、交通費がかからないのが大きい。
・また次回(来年?)もありそうな雰囲気。今回は初の試みで、かなり手探り状態な部分がありましたが、一度やったので次回は運営がよりスムーズになるのではないでしょうか。
・『夕張メロンオーケストラ』 略すと『YMO』
・天気予報は雨だったが、この三日間は、晴れ・曇り・曇り の過ごしやすい天気でした。
まさに、朝から晩まで音楽漬けだったわけですが、その中の主な演奏二つについて以下に記述します。この他は、子供向けのおもちゃの交響曲演奏、ホテルロビーでの室内楽演奏、夜中の室内楽大会、お別れのボルトニアンスキー演奏、などなど。
●オーケストラ演奏会
2006.7.16(日) 17:30開演, ホテルマウントレースイ1階レストラン『パイン』, 入場無料
指揮 菊地俊一・鷲見英夫[2.のみ], パート 2nd Violin
1.ルーマン オーケストラのための組曲
2.エルガー 威風堂々[簡易版]
3.ロジャース 他 サウンドオブミュージックメドレー[簡易版]
4.ケテルビー ペルシャの市場にて
5.J.シュトラウス トリッチトラッチポルカ[簡易版]
6.ミーチャム アメリカンパトロール
7.ヴェルディ アイーダ大行進曲[簡易版]
アンコール J.シュトラウス ラデツキー行進曲
・威風堂々:地元吹奏楽団の指揮者さんが指揮をしました。『オケを振るのは初めてです』とのことで、前日はろくに眠れなかったのでは?というほどの緊張感がヒシヒシと伝わってきました。うまくいってよかった。
・菊地先生による懇切丁寧な楽器紹介は、結局全部の楽器をやったので30分(!!)以上かかりました。お客さんのおじいさんより質問攻めが。『弦楽器と管楽器はどっちがむずかしいですかぁー!??』
・もうちょっと歯ごたえのある曲もやりたいような、やりたくないような。。。微妙なところ。
・いつの間にか2ndVnのトップに居座ってしまった。交代した方がよかったなぁ。
・客数約80名[目測]:こんなに来るとは思わなかった。
●弦楽合奏演奏会
2006.7.17(祝月) 11:30開演, ホテルマウントレースイ1階レストラン『パイン』, 入場無料
指揮 菊地俊一, パート 2nd Violin
1.バッハ ブランデンブルク協奏曲第3番
2.アルビノーニ オーボエ協奏曲 Ob.Solo 岡田
3.モーツァルト アイネ・クライネ・ナハト・ムジークより 第3、第1楽章
・ブランデン:出だし、何拍目から振り出したかわからず、大崩れ。冷や汗。だが、3楽章の出だしでは、止まってしまった。。。お気楽な雰囲気の演奏会とはいえ、やはり『止まる』というのは奏者にとって恐怖ですね。合奏練習の時間がほとんどなかったので、仕方がない?この曲は本質的な難しさを含んでいるようです。基礎がないとすぐにバレてしまうような。
・アルビノーニ、にこんな曲あったのか。Adagioしか知らない。ソリスト様が手堅くキメてくれました。開演前にソリスト様が行方不明でドキドキハラハラだったのは内緒だ。
・アイネク:一応全楽章練習したが、その場の指揮者の判断で、演奏は1・3楽章のみ。2・4はちょっとキツかった。3楽章では、パート毎に弾かせたりして、曲の仕組みを実演付きで聴衆に解説をした。
・客数約20名[目測]:午前開催はやはりきついか。もうちょっと多いとよかった。
以下、新聞記事より
音楽でマチにエール 「メロンオーケストラ」きょう演奏会 東京のチェロ奏者、市民ら再生願って
【夕張】東京在住のチェロ奏者、菊地俊一さん(72)の東京や室蘭の弦楽器仲間三十七人と、夕張市民吹奏楽団(鷲見英夫団長)の二十人が十六日、「夕張メロンオーケストラ」として、夕張市内のスキー場で演奏会を開く。同市が財政再建団体入りを決める前からの企画だが、参加者は「まち再生への願いを込めたコンサートに」と、十五日の初練習から熱が入っている。
菊地さんは武蔵野音大を卒業後、チェロ奏者、指揮者として活躍。室蘭市民オーケストラの客員指揮者でもある。夕張には何度かスキーで訪れたことがあり、「夏にメロンを食べながら音楽合宿をしたい」との希望を初めてかなえた。十五日から三日間の予定で滞在する。
菊地さんはさらに「地元の音楽愛好家と交流したい」と提案。仲間の弦楽器と、夕張市民の管楽器を合わせたアマチュア音楽家による「夢のオーケストラ」が実現する運びになった。
メーンコンサートは十六日午後五時半から、マウントレースイスキー場のセンターハウスで開かれ、「アイーダ」や「アメリカンパトロール」などを演奏する。サッカーの応援歌としても知られる「アイーダ」で、夕張市民も勇気づけようという考えだ。
入場は無料。十六日も本番直前まで、オーケストラが音を紡いでいく様子を全面公開する。夕張市民吹奏楽団名誉団長でトランペットの大島一昭さん(77)は「弦楽器と合わせるのは初めてで緊張するが、良い演奏会にしたい」。菊地さんは「夕張の人が少しでも元気になればうれしい」と話している。
北海道新聞 2006/07/16 07:51
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060716&j=0031&k=200607165608
「夕張の人、元気出して」 音楽家が応援コンサート
巨額の負債を抱え財政再建団体入りを表明した北海道夕張市を元気づけようと、同市とゆかりのある音楽家の呼び掛けで全国各地から集まった弦楽器奏者が16日、地元の夕張市民吹奏楽団と同市内のホテルでコンサートを開いた。
チェロやバイオリンが奏でるクラシック音楽に市民や宿泊客など約100人が聞き入った。
コンサートは数年前にスキーで夕張を訪れて以来、市民と親交がある東京在住の音楽家菊地俊一さん(72)が企画。菊地さんの呼び掛けに応えた音楽仲間や教え子34人が神奈川県や愛媛県などから駆けつけた。(共同)
東京新聞 2006年07月16日 20時36分
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006071601005037.html
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