ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【演】弦楽オーケストラ:クラシック・ポピュラーの調べ

2007年10月01日 22時05分39秒 | 演奏記録
平成19年度厚別区民センター特別事業 厚別区民センターファミリーコンサート
弦楽オーケストラ:クラシック・ポピュラーの調べ
2007.9.30(日)14:00開演, 札幌厚別区民センター2階 区民ホール, 入場無料(整理券)
演奏 北広島弦楽合奏団, 指揮 島崎洋, パート 1st Violin

第一部 クラシック
・モーツァルト アイネクライネナハトムジーク K525(全4楽章)
・ヤナーチェク 弦楽の為の組曲(全6楽章)
第二部 ポピュラー 編曲:島崎洋
・新井満 千の風になって
・G.ホルスト ジュピター(平原綾香バージョン)
・BEGIN 涙そうそう
・A.ピアソラ リベルタンゴ
・パク・ヨン・ウォン 『冬のソナタ』より マイメモリー
・ビートルズ ビートルズメドレー(ハードデイズナイト~抱きしめたい~イエスタデイ~ガール~ノルウェーの森~オブラディオブラダ~……)
アンコール1 J.S.バッハ G線上のアリア
アンコール2 新井満 千の風になって

・開演前に食事を買ってこようと、会場そばの新札幌駅周辺へ。「たしかロッテリアがあったはず」と行ってみるとない。「あそこにコンビニがあったはず」…やっぱりない。以前このあたりに住んでいたことがあったのですが、何せ昭和の時代の話なのでその頃とはすっかり勝手が違っていました。そもそもこの区民センター自体無かったし。
・事前の話では、入場整理券は早々と配りきってしまったとのことで、出演者ですら手に入らないような状態でした。聴衆の期待の高さが窺えます。そのため開場30分前にはすでにホールの前に行列ができはじめました。このような光景を見ると緊張感が増します。
・開演時には立ち見が出るほどの人のいりでした。まずは厚別区長の挨拶から。厚別区と北広島市は隣接していることと、合奏団の団員には厚別区民が多くいること、そして演奏が上手い(←プレッシャー)とのことで今回のイベント開催に至ったそうです。また、合奏団にとっては初めての札幌での演奏会で、これが札幌デビューだとか。
・アイネク:今年弾くのは何度目でしょうか。。。緊張の第一音。集中しているせいか、他のパートの音も明確に聴こえてきました。そして2楽章。問題の、短調になる中間部で事故発生。我が1stVn、2拍先に出てしまいました。出てしまったものはしょうがないので音譜を少々増量サービス。ど、ど、ど、どうするんだろう!? と足が震えそうになるぐらい動揺してしまいました。あの瞬間は客席から見ていると、どうだったのでしょうか。案外、「なんか変だな…」くらいで済んでいるかも。楽観的すぎる? 残る3,4楽章は、緊張感と前日の演奏会の疲れがゴッチャになった、ある種の恍惚感に浸って弾くうちに終了。
・ヤナーチェク:アイネク全楽章の次に続けてこれは。。。お、重い。独特の響きで美しく、渋くてよい曲だとは思いますが、高音の音程をとるのが大変です。ただでさえ1stVnは7名の少人数で、div.(パート内分割演奏)になるとさらにごまかしがききません。「オレの音程おかしい?」なんて弱気な考えが少しでも浮かんでしまうと、もうお終いです。大事故はありませんでしたが、細かい部分でチラホラと危ない個所が。前半の神経戦から解放されたときには心からホッとしました。拍手と同時に、深い息をついて座席の背もたれに身を投げ出すような状態です。客席からは楽章ごとに拍手がありましたが、6楽章もあるとちょっと大変そう。
・前半のクラシック曲のプログラムとは一転し、後半はポピュラー曲を演奏。前半に比べると気持は全然楽です。指揮の島崎さんの司会により進行。弾いたのはいずれも島崎さんが編曲した楽譜。弦楽合奏の場合は特に、このような編曲者がいてくれると大助かりですね。
・千の風:この曲だけちょっと拍手が大きめで、お客さんの反応がよい感じ。流行っているということですが、まだオリジナルを(きちんと)見聴きしたことがありません。
・ジュピター:いやらしいリズム。どうにか完奏。
・リベルタンゴ:後半の中では一番心拍数の上がった曲。飛び出し注意。いやらしいリズムの合いの手に苦しむ。
・冬ソナ:曲紹介によると『カスケード奏法』という手法をとりいれた編曲だそうです。"カスケード"ときくと直列(⇔パラレル(並列))という意味しか知りませんでしたが、"滝" とか "滝のように落ちる" などという意味もあったのですね。演奏前に各パートを抜き出してデモを行なう。
・ビートルズ:目まぐるしく曲調・調性が変わるうえに、この曲数、さらには前日はビオラをずっと弾いていたのでハ音記号の楽譜がダブり、頭の中はてんやわんや。
・少人数の弦楽合奏のみで、休憩をのぞくと正味1時間半の演奏会、これはしんどい。終わってみると、普段使わない筋肉が鍛えられたような感じです。
・客数約300名[目測]:座席はびっちりで立ち見が出る状態。もし整理券による入場制限が無ければまだまだ人が集まるような雰囲気で、集客に勢いがあります。特に必死に客をかき集めたふうでもなく、他の区民センターでの無料演奏会ではここまでの勢いではないのに、どうしてこんなに集まるのか不思議です。曲の開始時、指揮者が棒を振り下ろし、さあ弾くぞ、というタイミングで、毎回、客席から「ピロピロリ~ン♪」というようなカメラのシャッター音(?)が聴こえて気になりました。これはカンベン。

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