ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【本】文書添削トレーニング -八つの原則

2005年11月14日 22時53分09秒 | 読書記録2005
文書添削トレーニング -八つの原則, 古郡廷治, ちくま新書189, 1999年
・「学生に次の二つの文章を読んでもらい、どちらがよい文章かを聞いてみた。
<例文1>
 本日は、Xクラブの会員カードをお送りいたします。会員優先販売会は一〇月一〇日(金)を予定しておりますが、商品のパンフレットその他の詳細は九月二〇日(土)前後にお手元にお届けいたします。
 会員優先販売会当日は会場に喫茶室(無料)を用意いたします。なお、ご来場の節は会員カードをお忘れなくご持参いただきたいと存じます。
<例文2>
 本日は、Xクラブの会員カードをお送りいたします。これは来る一〇月一〇日(金)に予定している会員優先販売会に必要ですので、必ずご持参ください。尚、商品の正式パンフレットその他の詳細の発送が遅れて、ご迷惑をおかけしておりますが、九月十七日(水)にこちらに納品になりますので、十八日に発送いたします。また、会員優先販売会では、会場に喫茶室を用意いたしますので、ご自由にご利用いただきたいと存じます。」
p.70
以上をサッと読んでみて、例文1はなんだかそっけない感じ。例文2は丁寧でイイ感じ。という印象だったが、結果は例文1=18名、例文2=3名の学生がよいと回答したとの記述。まぁ確かに、論文・報告書の文章とすると例文1の方が簡潔でよいということになるのだろうけど・・・び~みょぉぉぉ~~・・・何を意図して書いた文章かによって評価が変わってしまう。日本語って難しい。。。
・目次より八つの原則を一挙公開!ネタバレ??
 1.完全な文を書く(文の構造)
 2.短い文を書く(文の長さ)
 3.肯定・能動の文を書く(文の様態)
 4.結束性のある文を書く(文の接続)
 5.主題のある段落を書く(段落の主題)
 6.論理性のある文章を書く(文章の起承転結)
 7.的確な語句を使って書く(用語)
 8.日本語の文章は日本語で書く(用字)

・著者の肩書きが「電通大情報工学科教授」と、この類の本にしては異色なので、斬新な視点からの記述があるかと期待したが・・・内容は全くまとも。最後に著者のボヤキをどうぞ~→「文章を書くことについて云々することは、結局のところ、「神を振舞うが如き」行為である。(中略)でも、監督やコーチは必ずしも名選手、名優ではなかった。そう思って自ら心の負担を軽くしよう。」p.205
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2 コメント

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いつの間に・・・ (れがちん)
2005-11-15 15:02:08
某室蘭MKD在住、オンガクの壊し屋こと「れがちん」です。別名光電効果としておきます。



いつの間にこんなサイトを…。確かにこれだったら携帯からも更新できますものね。



早速トップページのリンク更新しようっと♪
返信する
(  ̄ー ̄) (ぴかりん)
2005-11-15 22:39:44
「れがちん」はわかるが、「光電効果」が何つながりなんだか…わ か ら ん
返信する

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