ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【本】ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本

2006年10月22日 21時49分50秒 | 読書記録2006
ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本, 向山淳子 向山貴彦 絵=たかしまてつを, 幻冬舎, 2001年 [Web Site]
・かわいい(?)猫が目印の英語の本。英語を使えるようになる(身に付ける)ための指針をまとめたもの。『とにかく英文を読むこと!』、『読むためには最低限の文法の知識と、文章構造を見抜く力さえあれば大丈夫!』というのが主な主張。SVOCを『役者』、『矢印』、『付録』、『化粧品』などと言いかえて、文法をやさしく解説しています。当然のことながら受験勉強や英検のための本とは全く別の路線です。
・個人的には少し物足りない内容ですが、『読めば大丈夫!』という言葉は励みになります。ホンマカイナ?ちょっと疑わしい気もしないでもない。
・「留学すれば誰でも英語ぐらい憶えるというのは迷信です。柔軟な子供の脳ならともかく、ひとつの文化や言語で固まった大人は、ただ英語の世界に入るだけでは英語をマスターすることはできません。」p.4
・「成人した大人が外国語を憶えるには、ある程度の文法の知識がどうしても必要であることを、その時思い知らされました。」p.5
・「言語を学ぶ魔法の手段はありません。でも、言語自体は魔法です。時間も距離も越え、人と人をつなぐ人類最大の発明品です。」p.9
・「とにかく読み続け、吸収して、「無意識の記憶」を増やし続けること――それだけが英語の勉強法です。「読む」ことだけをしていれば、「聞く」「書く」「話す」ということは自然についてきます。」p.15
・「日本では中学、高校と六年間にわたって英語を勉強する間、ほとんどの学生は一冊の英語の本も読み終わりません。極端な場合は大学の四年間――しかも、英米文学科での四年間――を含めても、一冊も英語の本を読了しない可能性さえあります。」p.17
・「Q 何冊ぐらい本を読めば、英語ができるようになりますか?
A : 人が呆れるほど読めば、人が呆れるほど英語ができるようになります。ちょっと感心するぐらい読めば、ちょっと感心するぐらい英語ができるようになります。
」p.40
・「そこには誰もいなかったわけですが、英語はどうしても主役が必要なので、そこで「no one」、つまり「いない人」の登場です。「そこにはいない人がいました」という実におもしろい言い回しで、誰もいないことを表現しています。」p.97
・「日本人が英語を読んだり聞いたりする上で、微妙なニュアンスが分からないと悩む大きな原因は、これら「特別な化粧品(冠詞)」と「接着剤(前置詞)」が含んでいる深い意味合いを、単純な日本語の一単語として訳そうとするためです。」p.140
・「a と the を単語に付けるというのは、その単語にスポットライトをどう当てるかによく似ています。」p.142

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 祝☆アクセスIP数 500 ip/... | トップ | 【演】苫小牧市民管弦楽団 第... »

コメントを投稿

読書記録2006」カテゴリの最新記事