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脱ハードディスク

2006-05-25 01:51:35 | IT
Samsung、フラッシュメモリ搭載のノートPCとUMPC発表

待ちに待っていたPCがついに出ました!(韓国で発売)
このサムスン製PCは、ハードディスクがフラッシュメモリに置き換わっているのです。

以前からフラッシュメモリ対ハードディスク(HDD)の比較はされてきましたが、
いよいよもって、フラッシュメモリがHDDに置き換わる時代が迫ってきています。(注1)

フラッシュメモリのハードディスク(HDD)に対する優位点はたくさんあります。
HDDと違って駆動系がないため、
小さく、軽く、高速で、発熱も少なく、電力消費も少なく、動作は安定しており、
衝撃に強く、音が静か(無音)で、長持ちなのです。
(注2)

逆にフラッシュメモリのデメリットとしては、なんといっても容量と値段です。
250GBの外付けHDDが15000円程度なのにくらべて
フラッシュメモリのUSBキーは1GBでも5000円程度ですから、
(単純に比較できるものではないですが)天と地ほどの開きがあります。

今回のサムスン製フラッシュメモリPC(32GBのフラッシュメモリ搭載)も、
スペックに比べればまだまだ値段が高いです(注3)。

しかし値段の差は、今後確実に縮まります。
フラッシュメモリの容量増加と低価格化は、過去に例を見ないほど急激に進んでいるのです。

遠くない将来、フラッシュメモリの容量単価はHDDと遜色ないレベルになるでしょう。
そのとき、PCにHDDを搭載する意味はなくなるかもしれません。

脱ハードディスク!静かで快適なPCライフ!



注1:iPodの世界では、すでにiPod nanoが
フラッシュメモリの優位性を証明しているといえるでしょう。

注2:フラッシュメモリには書き込み回数の限度があります。
それとHDDの耐久度を比べたときにどちらが長持ちなのかはよくわかりません。
同じ場所に読み書きが集中しないようにする等の設計は当然行われていると思いますが…

注3:ただしノートPCの性能のボトルネックはおおむねHDDなので、
そこがフラッシュメモリで高速化すれば
実際の動作速度は表示スペック以上になると思われます。

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