紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

小樽街中風景~あふれかえる中華系外国人

2018-01-11 08:27:53 | 街中ウォッチング

                                                <小樽運河は中華系外国人で大賑わい…>

 

今年の正月は比較的穏やかな日々に恵まれました。12月中下旬のあの記録的な暴風雪と寒さはどこへ行ったのやら、1月に入ると、一転暖気続きで、道路は日中はまるで春先の雪解け道で、ぐしゃぐしゃ。でも夕方からはがちがちのアイスバーに早変わり。我が家の前の通りは、南小樽駅から、小樽観光街のメルヘン交差点に続く道路で、毎日大勢の観光客が通ります。中には雪が珍しいのか、足を滑らせ転ぶ方、新雪に飛び込む方もいて、見ている方がはらはらどきどき。

6-7日は、恒例のどんど焼きが始まります。小樽市内では、住吉神社、龍宮神社、水天宮など3大神社をはじめ、各地域の神社でどんど焼きが行われます。どんど焼きと言っても、内地のそれとは幾分様子が違って、注連縄をはじめとする正月飾りやお札が主です。道内では、まゆ玉や門松を飾るという風習がない(と言うより廃れてしまったのかも)ので、小物が中心です。

今年は、6日(土曜)に龍宮神社に撮影に行ってきました。ついでに、小樽駅前の「三角市場」「都通商店街」「サンモール1番街(花園アーケード商店街)」そして「小樽運河」を巡って戻りました。

 

☆三角市場は元々は地元客がメインだったのが…
今はすっかり観光客がメインのお客になってしまいました。特に食事時間には身動きの出来ないほど混み合います。店内の食事処は長蛇の列。99%は東南アジアからの中華系観光客です。
<三角市場とは>
昭和23年頃、小樽駅前において7〜8軒の露天商がお店を出したのが始まりです。その後、出店者が相次ぎ、近郊地域の石狩地方や後志地方、遠くは上川地方や日高地方から、来客はもとよりも買出しに訪れる人々で賑わいをみせ、朝市として発展しました。小樽駅と国道5号線の間に位置しています。 名前の由来は、土地と屋根が三角の形をしていることからつけられました。(三角市場HPから)


ココは鮮魚店がTAX FREEだ。カニをはじめ干物などが飛ぶように売れる。鮮度を保ったまま、自国まで持って帰れるのだろうか、ちょっと気になります。

 


食堂入り口はメニューに見入る一で一杯。

 


やっと椅子席が三つ空いた。

 


メインの通りの横道は、食堂の順番待ちのお客でびっしり。三つ空いたくらいじゃ、焼け石に水…

 

☆龍宮神社のどんど焼き
住吉神社に比べ敷地が狭いせいで、どんど焼きが本殿の目の前で行われます。カメラマニアとしては、どんど焼きと参拝客を同時に取り込めるというメリットがあります。


直径5mほどの雪雪囲いのなかで行います。右は、煙を寄せて無病息災を祈るご婦人。わたしゃ金運を…イヤ、フォトコン入選運を…

 


炎をあげて燃える正月飾り。

 


右側の社務所ではおみくじも売っていました。

 


200円投じてつかみ取ったおみくじは…小吉、正月2日に住吉神社でひいたおみくじも末吉。内容はほぼ同じ。

 


本殿でお参りする参拝客。よく見ると門松があった。小樽市内で門松を見たのは、ここが初めて。

 

☆商店街は…ここにも外国人観光客が…

 


小樽駅からすぐ近くの都通商店街ですが、すれ違うときに聞いた言葉は日本語でない方が半分近く。格好でも分かりますが…

 


中央のポスターの女性の視線に誘われ、パチリ。店内にいる3名(左にもう一人)はいずれもアジア系外国人でした。

 


地元では老舗に入る「西川のぱんじゅう店」、ここにもアジア系外国人が入っていきました。
<ぱんじゅう>詳しくは、2014.3.16付当ブログ「小樽銘菓『ぱんじゅう』…???」を参照のこと。

 


オーセントホテル小樽横通りのナナカマドの赤い実が目立つ。鳥たちにとってナナカマドの実は、不味いらしい。つついているのを見たことがありません。

 


サンモール1番街に入って目立ったのがこの看板。小樽以外の方には分からないかもしれませんが、ランドセルとナップザックを足して2で割ったものと言えば分かるかも。小樽市内の小学校では、殆どがこのナップランドが主流です。軽くて安いのが人気で、ランドセルが数万円するのに対して、ナップランドは、5-6千円です。そういえば入学用品のセール期間ですね。

 


花園町掖済会病院側の塀に展示されている、色んなグループの展示物。商大写真部の展示が目をひきました。中でも特に目をひいたのが次の作品。

 


写真部の部員が手宮緑化植物園で撮影会をしているようですが、左端の女子学生の動きが良いですね。ステップを踏んでいるようで活き活きしてます。目をひきました。

 

☆小樽運河は8-9割はアジア系外国人観光客


観光バスで次々とやって来て、記念写真を撮っては戻っていきます。滞在時間は多分30分も無いと思います。撮ったデジタル画像を、フォトショップCSで、ネガ反転して、さらにネガ反転すると…100%もと画像には戻らない、なんとなくHDRっぽくなったりして…(笑)

 


彼らが記念に撮る、最もオーソドックスな撮り方がこれ。 皆さんいい笑顔、

 


おっ、と思う可愛い子がやって来た。右側から彼氏(アジア系外国人)が撮っている。

 


モデルのような方達(アジア系外国人)、ちょい加工しています。

 


重いコートを脱いで記念写真

 


そのうちの一人が背中を大きく出して撮影。肩までだしかかって、思いとどまった(周囲の目を気にした?)。この日この時間の温度は、プラスとは言え、0.3℃です。うう~寒い!

 

これだけ外国人観光客が小樽に来られることは喜ばしいこととですが…、所詮観光は水もの。ちょっとしたきっかけがマイナスに作用する不安感もあります。 

 

 

 

コメント (2)
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小樽銘菓の『ぱんじゅう』…???

2014-03-16 06:00:00 | グルメ
                         <正福屋ぱんじゅうの包装紙>

まんじゅうの間違いではないかって?いえ、いえ「ぱんじゅう」で間違いありません。パンと饅頭を掛け合わせて二で割ったもの、と言えば想像がつくでしょうか。もともとは、今川焼き(大判焼き、回転焼き、おやき)から派生し、半球型、釣鐘の形状をした焼き菓子、郷土菓子。三重県伊勢市・北海道小樽市の銘菓、土産菓子として全国的に認知されています。なんとPCの百科事典と言われるウィキペディアにも載っております。

それによると、概要・発祥・由来が次のように記されています。「概要:たこ焼きより大き目な半球状の窪みが施工された鉄板で作製され、そこに生地を鉄板に流し込み、具材となる餡をいれ、焼き上げる(たこ焼きのように串で返さないのが特徴)。出来上がりの形状は、半球型に成型される。発祥の地:諸説あるが、最も有力なのが、創業1901年で最も古い、伊勢市「七越ぱんじゅう」説である。名称の由来:まんじゅうは蒸すがパンのように焼いたまんじゅうという事で『ぱんじゅう』と言われたという説と、パンと饅頭を合わせたものによるという説があります。

さて由来等は置くとして、3月13日(木曜)の北海道新聞の地方版に、小樽駅前通りに新ぱんじゅう店「正福屋」が出店したと言う記事が出ました。小樽には古くから(一説には明治のころ)「ぱんじゅう」があって、おやつとして市民に親しまれた菓子でした。都通りには「西川のぱんじゅう店」が、色内町の運河ターミナルには「桑田屋」があります。しかも正福屋がオープンしたこの敷地に、ぱんじゅうの元祖と言われた「田中のぱんじゅう屋」があったのです。と言うことで一躍正福屋が注目されました。

3月13日、確定申告の書類を税務署に提出しに行くついでに、正福屋に寄ってみることにしました。出来れば、西川のぱんじゅう、桑田屋のぱんじゅうと食べ比べてみようと思いついたのです。食べ比べと言っても、味音痴自慢の私がすることですから、信用のほどは…


かつてここには元祖と言われた田中のぱんじゅう店がありました。間口1間半ほどの小さな店です。


オープン初日で、開店祝いの花束が並んでいました。漉し餡のぱんじゅうを6個入りを購入しました。70円×6個=420円の支払いです。


当店の由来等が書かれています。


店内は3人も入れば満員。正面にはメニュー表があります。左側は、ベビーカステラの値段。右がぱんじゅうの値段。種類は粒餡、漉し餡の他のもいろいろあります。

この正福屋の近くの都通りには、もう一店「西川のぱんじゅう店」があります。創業が昭和40年と言われて、小樽銘菓ぱんじゅうの老舗として、旅行雑誌や各種メディア等にも取り上げられたことがあります。3月13日訪れたときは、シャッターが下りていました。


そういえば最近開店しているのを、見かけないような気が…


この画像は数年前のものです。

さて次は、運河ターミナルにある「桑田屋」に寄ってみます。


左手コーナーに見えるのが、桑田屋です。ここ運河ターミナルは、小樽市内を巡る中央バス各種路線の発着場になっていて、喫茶コーナーのほかに、ガラス製品のお店もあります。


最上段の各種ぱんじゅうのほかに、洋菓子、ジュース類も販売しています。ここでは、各種詰め合わせ12個入りセット980円を購入しました。


お姉さん、笑ってと声かけると、恥ずかしそうに…、


ぱんじゅうを焼いているところを撮影させてもらいました。たこ焼き機に似ていますが、表皮となる生地の麦粉を入れて、次に餡を入れ、蓋をします。数分間回転させて焼きあがると出来上がりです。半球形(釣鐘型)のぱんじゅうの出来上がりです。


旅行雑誌「じゃらん」に桑田屋のぱんじゅうが紹介されていました。そのほかの旅行関係の本にも紹介されておりました。


左が、正福屋の漉し餡の6個入りぱんじゅう、右が桑田屋のぱんじゅうで、漉し餡、粒餡、白餡、チョコレート、クリームなどの入ったぱんじゅうです。大きさ比較のため、食卓にあった唐辛子の瓶も入れてみました。唐辛子を振り掛けたわけではありませんので、念のため。


さてぱんじゅうは以上のとおりとして、小樽中央埠頭にある合同庁舎内の税務署に、確定申告の書類を提出しに行きます。年金収入(雑所得)だけで年間400万円以下であれば申告不要なのですが、前年は年末近くに私の入院治療費支払等もあって、医療費が嵩みました。そのためわずかながら源泉税の還付があります。なお所得税の申告が不要でも、市民税の申告は従来通り必要です。これを省くと、各種控除がされないので翌年度の道・市民税がびっくりするほどアップしてしまいます。

ちょうど昼時です。合同庁舎内の食堂に初めて入ってみました。庁舎は岸壁に立っていますので、眺めのいいこと。この日は晴れ間に訪れたこともあって、対岸の風景も見えました。


日替わりランチも500円前後と手ごろ。


窓側のカウンターに座って、雪がまだ窓にまで積もっています。


全面のガラス窓が大きく取られていて、とても気持ちのいい空間でした。


面倒な申告も済んですっきり、なんとなく春が少し近づいてきたような感じの一日でした。
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小樽美味いもの、あれこれ

2010-02-10 07:00:00 | グルメ
小樽はかつて、商業都市、港町として発展した経緯から、おいしい食べ物や伝統的な食べ物が数多くあります。今回は、私の独断と偏見で、旅行雑誌やガイドブックに載っていないようなお店を紹介します。ただし、家内から「あんたは味覚音痴だ」と言われていますので、必ずしも味に責任は持てませんので、念のため。

小樽と言うと先ずは何をおいても、新鮮な魚介類を使った寿司が挙げられます。政寿司、町の、日本橋などと言った全国的にも有名になった寿司屋が、花園町の一角に、いわゆる寿司屋通りに集中しております。

しかし今回紹介したいのは、小樽築港ウイングベイにある「魚一心」と言う回転寿司です。回転寿司と侮るなかれ、ネタは新鮮、その場で握る、安くて美味しいが評判となり、土日祝日の昼の時間帯には長蛇の列が出来、1時間待ちもあります。


(マグロの解体ショー、その場で握って試食させてくれた 奥がカウンター席)

なお、私自身は寿司は好物ではありませんので、鮭トロ、エンガワ、ウナギの3種類で十分、10皿も食べ切れません。家族で行っても一人2000円を超えることはありません。

さて、我が家の近くには、ガイドブックに載っている「初代」、「蔵屋」といったラーメン店があります。人それぞれの好みですので、私のお勧めは、小樽駅前通りハッピーと言うパチンコ店の向かいの「渡海屋」がお勧めです。種類は4種類ほどしかありませんが、ミソラーメンがいいんです。角切りのチャーシュウがゴロゴロ入っております。時には葱、イモ、人参等の野菜をただで持ち帰り出来ます。


(車は向かいのパチンコ屋の駐車場を利用 会計時に駐車券にスタンプを押してくれる)

ラーメン店と来れば次は蕎麦屋の出番です。蕎麦屋といえば「藪半」です。石倉作りのどっしりした建物は、元の倉庫を改造したものです。ここのオヤジ(失礼、私より若いんです)は、従業員に対する躾がとても厳しく、顧客サービスに徹しています。また地元経営者達のリーダーを勤め、地域起こしに取り組んでいます。その熱意には頭が下がります。小樽では数少ない行列の出来るお店です。


(店内の雰囲気も味もバッチリ 店内奥の方が蔵を改造した作りになっている)

現在は寂れてしまいましたが、小樽はかつては日本有数の貿易港でもありました。そのため他の地域に比べモダンなものが多かったようです。その一つに、歴史のある喫茶店が数多く今も残っております。画像の喫茶店は都通商店街にあるエトワールと言う店です。この店の隣が「あまとう」、向かいに「光」があり、いずれも明治・大正創業と言うことです。


(大学時代ここで部活の会議を ひょっとしたら、昔小林多喜二や伊藤整もここで…)

同じ都通に面白い店があります。西川のぱんじゅう店です。う~ん、どう説明したらいいのか…パンと饅頭のあいのこ、中に餡が詰まっていて薄い皮で焼いたもの、たこ焼きぐらいの大きさ、残念ながらぱんじゅうの画像がありません。最近は桑田屋と言うライバル店が出現しました。この桑田屋は運河ターミナル(中央バス)にあり、餡の他にクリーム、チョコレートなどが入ったものもある。


(元祖ぱんじゅう屋 ガイドブックにも載っているようです)

近年小樽を代表するブランドに成長した「小樽ワイン」があります。小樽ワインはブランド名の一つで、製造元は、小樽に本社を置く北海道ワインです。ここの社長嶋村氏は、苦労人でかつて紳士服のメーカーを立ち上げましたが失敗し、故郷の山梨から葡萄を取り寄せワイン作りを始めました。

操業当初は金融機関の支援もままならず、大変苦労をしたとのことです。やがて、混ぜ物なし、葡萄100%のワイン作りが認められ、コンクールで相次ぎ金賞を獲得しました。生産・販売とも急成長し、池田ワイン、函館ワインを抜き、現在では、北海道でトップのワインメーカーとなりました。


(H21小樽ワインを撮ろうフォトコンテスト 審査員特別賞「小樽運河でワインを」)

上の画像は合成ではありません。また現地で撮ったものでもありません。自宅で運河の写真をバックに撮影しました。雰囲気が出ていると自分でも思っております。ワインの次は酒、日本酒です。小樽には清酒メーカーが4社あります。下戸の私には味が分かりませんので、北海道新聞地元版に頻繁に顔を出す田中酒造を取り上げてみました。この会社は、北運河の近くにあり、赤い暖簾が絵になるということ、色んな企画ものを出しているという理由だけです。


(ここの前で人力車が必ず止まり、記念撮影しています 味噌粕ラーメン?どんな味が…)

最後の画像は、いわばおまけです。運河そばの「海猫屋」を取り上げてみました。かつて、ここは前衛舞踏が演じられていた、いわゆるアングラ劇場だったのです。前衛舞踏が衰退したのを機に、洋食店に改装されました。スパゲティが美味しいといわれていますが、入ったことはありません。


(ここも人力車観光ルートの一つ)

この海猫屋は、村松友視の小説「海猫屋の客たち」で一躍有名になりました。さて、まだまだ隠れた有名店がありますが、機会があれば紹介いたします。
☆土門の豆腐店 スナックママのお勧め豆腐店
☆雷除けしん古の団子 最近は札幌店が有名に
☆中野製菓のかりんとう
☆飴屋六兵衛の飴玉 大正6年創業 などなど
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