紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

ニセコ連山~雪秩父編

2010-04-02 06:00:05 | 旅行
3月下旬になって、30日(火曜日)に久しぶりに快晴マークの予報が出ました。早速ニセコに、今季最後の雪景色を撮影しに行こうと写友3人で相談、当日朝4時に出発しました。先ずは、一番奥の五色沼温泉付近で朝日の撮影予定です。夏であれば倶知安から道道58号線で直接来ることが出来ますが、冬季間交通止めのためぐるっと遠回りをします。

小樽を出た時は雲はありませんでしたが、現地では予報に反して朝日が雲に隠れ見えません。時おり小雪が舞います。やむなくここでの撮影を諦め雪秩父に向かいます。雲の流れが速く青空も見えてきました。途中で、ニセコ連山の山々に雲の割れ目から日が差し込む光景が見られました。下の画像がそうです。


(雲の割れ目からニセコ連山の頂に朝日が射す)

そして後ろを振り返ると道路わきの樹木の間から朝日が見えます。朝日の周囲の薄雲が青やピンクに輝く、いわゆる彩雲が見られます。樹木が踊るように入り乱れ、シルエットで描き出す姿がとても不思議な感じがします。


(道路わきの樹木のが、まるで躍っているようで…)

やがて雲は次第に遠ざかり、真っ青な空が広がりました。そしてニセコの山々全体に朝日が当たり始めました。更に雪秩父(温泉旅館名で、正式には湯元温泉郷という)方面に下がると、山の斜面に立ち木が影を長く下ろしております。それが下の写真です。


(山の斜面のいたるところで見られる)

雪秩父は、ニセコ連峰のチセヌプリスキー場に隣接している鄙びた温泉旅館です。その敷地内には、温泉の吹き出し口(大湯沼)があります。冬季間でもスキーヤーやカメラマンが歩いた道が付いており、近くまでいけます。半径20mほどの小さな沼です。




(冬眠から覚めた蛙が飛び出してきた?いいえ、源泉噴出しの模様が偶然…)

この大湯沼の周囲には、絵になる景色がいくらでもあります。下の画像は、ここからあふれ出したお湯が隣の沼地に流れ出しています。水面の一部には氷が張っておりました。風が吹くたびに細かな漣が立ち、光に反射してきらめいています。


(ところどころで源泉が、ポコポコ噴出し、その周囲だけ氷が解けて、画像のような面白い形になっています)

写友二人は、更に面白い風景がないか、山側を進みます。周囲にはゲレンデから外れて降りてきたスキーのシュプールがいくつも残っています。チセヌプリスキー場のゲレンデと源泉噴出し口の間に曲がりくねった川が流れ、そこに積もった雪が幾重にも曲線を描いております。その一部を切り取ったのが二段目の画像です。


(このあたりはゲレンデから外れていますが、何本ものスキー跡が…)


(美しい曲線模様が目を惹きます)

更に周囲を見渡すと、キツネがいました。曲線のくぼみで何かを食べているらしく、暫らくするとくぼみから出て来て、雪原の中を、悠々と横切って行きます。どうやら、食料が豊富なのでしょうか、丸々と太って見えました。


(われわれには目もくれず、悠々と50mほど先を横切っていきました)
コメント (6)
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