○🦍 Jigenryu 『猿叫』 薩摩示現流

2017-12-10 11:01:20 | ♪ One Short Talk

2017-12-10 11:01:20

○ 『猿叫』 薩摩示現流



耳の中で強烈に響く大音声。 
この薩軍の東郷氏と至近距離で立ち合ったら、この声でまず押しつぶされる。 
さらに、一瞬の間もない袈裟懸けにあって、右肩から左足の鼠径部まで斬られ身体が2つになり、絶命だ。

新撰組の近藤勇がいう。 
「示現流と立ち合うとき、まず、初太刀をはずせ」だ。 

東郷重位(ちゅうい)関ケ原時代の人(1561~1643) の末裔、東郷重得さんは言う。 

「そうですね。それが常識です。示現流には防御がありません。一の太刀をはずされれば、斬られるだけです。しかし、はずしませんよ」 

この伝統は前の戦争の、海軍の零戦に引き継ぎのかなぁ。 


東郷重位は、183センチ80キロの当時では大男で、同時期に宮本武蔵、柳生宗矩がいた。 



「剣の極意はと聞かれた武蔵は『見切ることだ』と弟子に答えている。相手の技量を見切って、勝てると思わなければ戦わない。武蔵は64度の対戦に全部勝った。重位も果たし合いなど64度勝ってやはり負けていない。 
宮本武蔵は熊本にいておそらく重位のことは耳に入っている。立ち合っていないのは、武蔵は見切ったんでしょう、重位は強いと」





薩摩言葉 1つ 


「たちんこんめ」 

意味は、こんめ:来る前に    たち: 太刀 

「太刀が来る前に」→→ 
「素早く物事をやる」 



この「こんめ」は応用できる。 

「先生んこんめ」 


「上司んこんめ」 

「女房んこんめ」 

の後に 


「定年んこんめ」


「ボケんこんめ」

と続いてゆく。 
 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿