「人食い」と狂牛病 危険な牛肉 12

2006-02-24 14:03:59 | ♪Weblog
脳が穴だらけになる狂牛病と同じタイプの海綿状脳症は、
人では、数種類知られている。
ニューギニアのフォア族の間で流行していたクールー。

パプアニューギニアの山岳地帯に住むフォア族の間で、1920年頃からクールーという病気が流行っていた、患者は激しい震えと運動失調で立ってることが出来ず、3~9ヶ月で死亡。女性と子供が多い。

フォア族は、20世紀に入っても狩猟生活を続けており、「人食い」の習慣があった。
わたしのサイトで05年12月27日の「ジャングルの宣教師1と2」の様子はこれだったんだな。  村の中で死者が出ると、その遺体を食べちゃあうというものだ。
死者を弔う儀式とされるが、実は、栄養不足を補うといったものだ。

「人食い」の習慣はそれほど古いものではなく、19世紀末から始まったようだ。
食べられた死者の中に海綿状脳症を発病するものがいてそこから広がったようだ。共食いによって病気が広がったという点で狂牛病と同じだ。

1950年代に毎年300人以上の人がクールーで死亡、パプアニューギニア政府が取り締まり、減った。
しかし21世紀に入っても毎年2~3人の死者が出ている。

潜伏期間50年!

潜伏期間の差は摂取した量の差かもしれない。
長い潜伏期間が対策を難しくしているんですね。

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