俺ガイル 日常の何気ないエロス
R18作品です、元ねたは「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」です。
目つきが悪い主人公と各ヒロインとの連続短編集で、現在249話まで更新され現在も連載中。
よくある擬音やら安易な絶叫シーンはなく1つ1つの動作を丁寧に描写しており、
キャラの1人1人の特性、特徴を掴んでいるのが分かり作者の作品への愛がよく分かります。
エロSSとしてもですが、エ
ロ抜き回の主人公とヒロインがする何気ないやり取りもしっかり書いており、
純粋に読み物として良作なSS作品であると自分は思います。
「じゃ、次は私ね…」
すかぴーと阿呆みたいに幸せそうに寝ている由比ヶ浜に膝枕をしながら、
雪ノ下がゆっくりと制服の上着を脱いだ。その何気無い仕草一つで、心臓がどくんと高鳴る。
格好自体は何てことの無いワイシャツ姿だが、わずかに除く首筋や、
よりくっきり見えるようになった身体のラインに惚れ惚れとする。
「…よ、よろしく…ね…?」
いやちょっと待て。何でこのタイミングでそんな恥じらって頬を赤らめながら聞いてくんの?
その破壊力を舐めんなよ?陽乃さんや一色みたいに計算して無くて、
本当に素で恥じらってるんだからやだこの子タチ悪い!あと良い匂い!やばい!
「…おう」
由比ヶ浜のときと同様に、慎重に手を肩に置く。
その瞬間。
「ひんっ…!!」
明らかに、聞いたことが無い、甘くソプラノのような高い声がした。
一瞬がたっと動いたが、由比ヶ浜が「んあ…?」と寝ぼけ気味に起きそうになったので、慌てて元の姿勢に戻る。
…あ、思い出した。
以前陽乃さんが
「雪乃ちゃんねー?結構敏感なんだよー!
流石にこれは私も皆の前で弄れないけどー。今度試してみてね♪」
と明るく言っていたっけ。
あなたなら時間・場所を問わず弄りそうなもんですけどね…。
「…大丈夫か?」
なるべく平静を装って聞いた。
「…大丈夫よ、続けて?」
上ずった声を抑えきれないまま、雪ノ下が答える。
いや、なんで肩揉みに乗ったんだお前…。
まああれか、俺が胸を見ちゃったからか。いやもう何かほんとごめんなさい。
…由比ヶ浜が目の前で寝ていて、
雪ノ下は起こすまいと声を上げるのを我慢してるこの状況。
や
ばい、正直言って、興奮する。
もう一度、今度はゆっくり沈み込むように手を肩に押し込む。
「はうっ…くっ…あっ…」
堪えてくぐもった声を漏らしながら、
由比ヶ浜を起こさないように手で彼女の頭を押さえている。
背筋を反らしては戻しながら、懸命に堪える姿。
徐々に、嗜虐心のスイッチが入ってきた。俺にこんなスイッチあったんだって言う新発見。
「…ふっ…ふぅっ…んんっ…!」
5分も経った頃、雪ノ下は一言で言うと「出来上がって」いた。
綺麗な首筋には汗を滲ませ、ワイシャツは少しばかり透けて来て、うっすらとブラが見えてきている。
漏らす声はどんどん甘くなり、その手は途中から左手を由比ヶ浜に添え、右手は自らの口を塞ぐのに使っていた。
…何これ、なんで肩もみだけでこんなエロくなんの?身体を悩ましげにぶるぶると震わすのは反則だと思うんです。
静まれ、マイ八幡!洒落にならんぞ!さっき11まで押されてたんだぞ!
考えをぐるぐると回しながらも、徐々に徐々に、目の前のこの少女をどうかしてしまいたくなって来ている自分がいた。
続く。
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