「君の名は。キルヒアイス」
「君の名は」のSSです。
そしてタイトルから察することができると思うように、
銀河一のイケメン男子であるジークフリード・キルヒアイスと入れ替わってしまう話です。
原作以上に存在するギャップに双方は当初から身内に打ち明け、
方や民主国家の存在に戸惑い時に感動するキルヒアイス、方やライハルト直々の軍事教育を受けて悲鳴を漏らす三葉。
最新話では三葉はとうとう銀河を舞台に実戦に参加。
カストロプとの対決では挑発に乗って真正面からの突撃。
同時に士気を鼓舞しブラフとしてライハルトの援軍を匂わせることで見事カストロプの乱を平定するに至った。
銀河の歴史がまた一ページ・・・
翌朝、宮水家の二階でジークフリード・キルヒアイスは目を覚ました。
規則正しい軍隊生活のおかげで時刻は6時15分ちょうどだったけれど、
寝ている布団の感触や見上げて見える天井が、まったく記憶にないものだった。
「………これは……いったい…」
落ち着いて起き上がってみるものの、かなり動揺している。
左手を顎にあてて様子を見るように周囲を確認した。
寝ていたのはベッドでもタンクベッドでもなくて和布団だったし、
少佐としての艦内の士官室で眠ったはずなのに、窓から陽光が差している。
「惑星表面上にいるのか…?」
物音を立てないように窓際へ移動すると太陽を見上げた。
コンコン…
軽く窓ガラスを叩くと、
耐圧ガラスではない民生向けの昔ながらのガラスのようで外と気圧の差があるとは思えないし、外は草木の緑が溢れていて、雀も飛んでいる。
「……いったい、どうなって……
たしか、ティアマト星系へ向かっていたはず……眠っている間に連れ去られたにしては身体も拘束されていないし…」
そう言って手に触れて、さらに大きな違和感を覚えた。
「この手……」
ほっそりとした三葉の手だった。
「……この顔…」
窓ガラスに映る顔も三葉の顔で、手で触れると、感覚があった。
「これは夢? ………夢にしては現実感がありすぎている
……とにかく、ラインハルト様に連絡を取る方法を考えなければ…」
自分の肉体のことより優先すべき事項があるので再び状況把握につとめる。もう一度、窓から空を見上げた。太陽がまぶしい。
「この空の色合い……大気がある……重力も、ほぼ1G……ティアマト星系にそんな惑星は……」
銀河系のどこに自分がいるのか、わからない。室内を見渡すと、雑然と物が置かれた女性の部屋だった。
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「君の名は」のSSです。
そしてタイトルから察することができると思うように、
銀河一のイケメン男子であるジークフリード・キルヒアイスと入れ替わってしまう話です。
原作以上に存在するギャップに双方は当初から身内に打ち明け、
方や民主国家の存在に戸惑い時に感動するキルヒアイス、方やライハルト直々の軍事教育を受けて悲鳴を漏らす三葉。
最新話では三葉はとうとう銀河を舞台に実戦に参加。
カストロプとの対決では挑発に乗って真正面からの突撃。
同時に士気を鼓舞しブラフとしてライハルトの援軍を匂わせることで見事カストロプの乱を平定するに至った。
銀河の歴史がまた一ページ・・・
翌朝、宮水家の二階でジークフリード・キルヒアイスは目を覚ました。
規則正しい軍隊生活のおかげで時刻は6時15分ちょうどだったけれど、
寝ている布団の感触や見上げて見える天井が、まったく記憶にないものだった。
「………これは……いったい…」
落ち着いて起き上がってみるものの、かなり動揺している。
左手を顎にあてて様子を見るように周囲を確認した。
寝ていたのはベッドでもタンクベッドでもなくて和布団だったし、
少佐としての艦内の士官室で眠ったはずなのに、窓から陽光が差している。
「惑星表面上にいるのか…?」
物音を立てないように窓際へ移動すると太陽を見上げた。
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「……いったい、どうなって……
たしか、ティアマト星系へ向かっていたはず……眠っている間に連れ去られたにしては身体も拘束されていないし…」
そう言って手に触れて、さらに大きな違和感を覚えた。
「この手……」
ほっそりとした三葉の手だった。
「……この顔…」
窓ガラスに映る顔も三葉の顔で、手で触れると、感覚があった。
「これは夢? ………夢にしては現実感がありすぎている
……とにかく、ラインハルト様に連絡を取る方法を考えなければ…」
自分の肉体のことより優先すべき事項があるので再び状況把握につとめる。もう一度、窓から空を見上げた。太陽がまぶしい。
「この空の色合い……大気がある……重力も、ほぼ1G……ティアマト星系にそんな惑星は……」
銀河系のどこに自分がいるのか、わからない。室内を見渡すと、雑然と物が置かれた女性の部屋だった。
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