☆━ネタバレ注意!
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ここ1月で、厳密に言うとパルの誕生日である5月23日~6月19日の間に、3本の映画を観た。
パイレーツオブカリビアン、ハリーポッター、そしてX-MENファースト・ジェネレーションだ。
パルはアメコミ(アメリカン・コミック)が好きでね、バットマン、アイアンマン、X-MENのシリーズはそれぞれ全部観ている。特にX-MENシリーズは好き。
実はX-MENの映画は人種差別がテーマとして根底にある。
しかし深刻なものではなく、さすがにアメコミだけあって、特殊能力を持つ者たちが、その超人能力を存分に発揮するので、一見ヒーローもののような錯覚すら観る者に与えるのだが。
テレパシーや、変体、浮遊、プラズマ発射能力、瞬間移動能力などを持つエスパーの彼らはしかし遺伝学的にはミュータントなのだ。今回のシリーズでは文字通りそのファーストジェネレーションたちの話。
突然変異を優性変異と捉えるか、劣性変異と捉えるか、また、彼らの能力が人類に敵対するものなのか否か、という根本的でかつシビアな問題が、都度のバトルの中、華麗な能力披露とともに展開されてくわけね。
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この突然変異、医学のカテゴリーでは発生学らしい。発生学は奇形学でもあるという。
人の身体を構成する細胞のひとつひとつの中には同じペアの染色体が含まれている。生殖細胞にも同じペアの染色体が含まれているわけで、そのまま母と父のを合わせると染色体が2倍になってしまう。だから受精前に各々の体の中で染色体が半分になる‘減数分裂’っていうのが発生するらしい。この減数分裂の過程で異常が発生すると染色体の分離不全が起こり、これが奇形の因子になる。
と海堂尊のジーン・ワルツで読んだ。
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ファースト・ジェネレーションではこの奇形学を発展させる為の研究が軍事的な戦略として行われる。結果、突然変異を強化・進化させられたミュータントの登場となるのだ。
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そもそも突然変異というほどでもないが、何かしら先祖のDNAと乖離した特性が偶発的に備わることが人にはあると思う。
パルが夢の中で数学の問題解くってのも奇形の一種かもよ。
それに夫クン。かなりの帯電体で、冬になるとドアノブで毎日バチバチやってる。
この特性なんか大いに訓練進化させる余地があると思う。
帯電した電流をそのまま家電のスイッチに向けて指先から放電する。と、自動的にTVやエアコンが点く、なんてのはどうよ。指先から放電する図はまさにエスパー、絵になると思うがね。