パル便り goo

趣味の披露および日常生活の客観的自己観察等々

市場化テスト

2005年09月30日 | 政治
 朝晩は本当に寒いくらいに涼しくなりました。気が付けば、陽が暮れるのがすごく早くて、ふと外が暗くなっているのに気付くとまだ5時台。ちょっと前までは6時でも明るかったのに。
 このところ開業準備その他でばたばたとしていたので、パルの周りは真夏から一気に秋に変化していた、という感じ。
 
 ところで、「市場化テスト」の準備が本格化してきたもよう。これまで官庁が取り仕切ってきた公共サービスを、競争入札で民間にもやってもらおうというもの。ビジネスチャンスだし、事業内容の幅も広がる機会です。ハローワークが行ってきた職業紹介等やコンサルタント業などの分野で進行している。民間がやるとお役所仕事とは違って5時まで、とか午前中の提出は11時半まで、という規制がなくて運営に随分柔軟性が出てくるね。パルからすればそれが最大のメリットかな。
 アメリカではブッシュ政権で、イギリスではサッチャーさんのときに財政再建策として市場化テストが行われ、それぞれ成果を上げたみたいだ。
 国が今年度のモデル事業として競争入札を実施したのは社会保険料徴収や刑務所の一部運営など8事業。5割以下での落札も相次いでいるらしく、官庁が運営するよりずっと効率的。
 小泉首相の掲げる公務員削減のラインにものっている。


10/1独立開業でございます

2005年09月29日 | インポート
 この10月1日に『社労・暁(あかつき)』として独立開業いたします。地元でのスタートです。
 今、名刺や封筒、FAX送付案内等々事務用品を作成中です。依頼ではなくオリジナルで、名刺はすでに出来上がりました。
 まずはクライアント獲得からいかなくてはならず、ツテも無くアテも無く、同業者は面識が無く、無い無いづくしの状態からのスタートです。ついでにおカネも無いです。
 実務とはまた別問題ですが、お勉強だけはしっかりやったので専門的知識をウリにして、あとは営業スマイルで何とか乗り切っていけたらと思います。
 自分の裁量で全てが問われる新たなステージにわくわくします。



人員削減

2005年09月28日 | 労働経済
 政府が人員削減を具体化、各省庁が事業削減に取り組むよう指示した。公共サービスの担い手を民間との共同入札で決める「市場化テスト」導入の為の法案も国会に提出する方針。
 大阪市は闇退職金・年金で失った信頼回復のため組織のスリム化に向けて、06年度から5年間新規採用を凍結し、5千人の職員を削減するらしい。大阪市の「市政改革本部」が出したマニフェストに拠る。
 民間では三洋電機が赤字を理由に約1万4千人の削減を前倒しで行うという。
 労働市場の需要がどんどん減ってしまう。失業率は回復したものの、そのカラクリは正規雇用が減少し、非正規雇用が増えるばかり、というもの。ニートやフリーターがどんどん増えてしまいます。そんなに仕事って合理化されるもんなんだろうか。残された一人ひとりにかかる仕事の過重が進むのでは。


CSR(企業の社会的責任)

2005年09月27日 | 組織企業
 三菱ふそうみたいに欠陥隠しをやっていた企業があるかと思えば、社会的に貢献している企業も増えてきています。企業の社会的責任が、会社の理念などと相まって結構重要になってきているからでしょうね。
 朝日新聞主催の「企業市民賞」では例えば沖電気工業は障害者に在宅でできるパソコンのホームページ作成業務を提供しているそう。朝日酒造では「いい地酒を作り出すのはきれいな水」というポリシーのもと蛍の里を実現、観察や飼育の方法を学び、地元の小学校に幼虫と水槽を寄付して育て方を伝えているらしい。コレが環境にやさしい意識を地域住民にも広げたみたいです、新潟地震の時には癒しにもなったそうです。
 パルから観ると社会的存在たる企業は、成果主義を採り入れたり、あくまで生産性を追求するエゴイスト的な面がまだまだ突出しているイメージだけれど、最近は違うんだね。それだけでは存続していかなくなっている。社会と協調し合っていくことがひいては企業理念の達成につながるんだろう。そういえば世界的にはCRSで会社の価値がランク付けされたりしていますものね。


アスベスト被害

2005年09月26日 | 政治
 政府は08年までにアスベストの製造、新規使用を全面禁止する方針だが、アスベストに替わるシール材の開発が難航しているらしい。代替品の安全性立証しなければならないうえ、コストの問題もある。
 欧米では20年以上も前に代替化に乗り出し、脱アスベスト化がおおむね完了しているというが、そういった技術をそのまま導入することはできないのだろうか。
 政府も08年までに、などと流暢なことを言っていないでなぜすぐにでも使用禁止にしないのだろうか。
 それよりももっとパル自身深刻なのは、身に覚えは無いがこれまでの人生の中でアスベストを吸引した時期が無かっただろうかということ。思い起こせば、小学校の理科の実験では石綿金網なんかも使っていたし・・・。気が気ではない。なにせ吸い込んだアスベストが数十年にわたって肺細胞やその先の肺を包む膜の表面である中皮に刺激を与え続けることによってがんが発生するんだから。定期購読しているメルマガの年金情報センターからのものに気になる情報があったのでご紹介します。
保険・年金情報センターhttp://www.knity.com2005年9月26日第136号
 アスベスト問題についての救済制度の創設が臨時国会では見送られる公算だ。 この調子だと救済策も多くは期待できず。救済基金(支給額は未定)の創設で、加害企業への損害賠償請求も過失認定などを緩和することは難しくなりかねない。中皮腫は通常アスベスト以外では原因が考えられないため認定されやすいと言われているが、多くの建物・製品で使われているため、どのアスベストが原因か、すなわちどの企業が原因かを立証するのは困難である。
 一方、肺がんは他にもたばこ等多くの原因があるため特定はさらに困難となる。アスベストへの接触は中皮よりも断然多いのに、他のたばこ等の刺激物が原因となった可能性が加害企業から指摘されると、反論が難しいからだ。
 こうなってくると自分で万一に備えるしかないのだが、幸い、現在のところがん保険は中皮腫・肺がんとも給付対象となっている。現に症状がでていないかぎり、加入には問題が無いので、早めに加入しておくのが、自衛手段としてお勧めである。途中で条件が変わらない、終身タイプがいいだろう。