ぱどまの会日記

ヨーガとインナーチャイルドの癒し方とアーユルヴェーダ

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アーユルヴェーダ治療のデータベース化

2008-04-20 | アーユルヴェーダ
少々前の朝日新聞に、このような記事がありました。

「伝統療法 盗用防げ~インド、照合データベース化に躍起」

5000年の歴史を誇るインド伝統療法・アーユルヴェーダの処置法や製薬方法などのデータベース化が現在インドで進められている、という記事です。
伝統を次世代に残すため?~いいえ。
第一の目的は、諸外国でアーユルヴェーダ関連事項の特許取得が相次いでいるためです。つまりインドの伝統医学の叡智が外国で「私が発見しました~」と盗まれ続けているのです。
記事によると、きっかけは1995年、米国特許商標庁がターメリックの外傷治療法に特許を認めた事。もちろんインドは「アーユルヴェーダの知恵を利用しただけだ」として再審査を請求。そして97年、特許は取り消されました。しかしその後も各国でアーユルヴェーダ治療法や薬の特許申請は相次ぎました。その数1万2千件以上!!そして取り消し申請には1件につき1億円もかかるんだそうです!!
はっきり言って全件の取り消しは不可能です。その為インドでは防御のために諸外国の特許庁向けのアーユルヴェーダ治療法や薬のデータベース化を勧めているのです。
これらのデータベースの内容には500年以上前のインド医学古典書はもちろん、ユナニ医学やシッダ医学の内容も含まれているそうです。そして、このデータベースは日本語版も作られています。

伝統医療の知的所有権の保護を訴える国はインド以外ほとんどありません。もちろん中国も、日本も。つまりこの行動は、アーユルヴェーダの叡智がインドにとって宝である事を現しているのです。

アーユルヴェーダを学ぶ私達はインドの宝の一片を頂戴しているのですね。このアーユルヴェーダの知恵、大事にしたいです。そして正確に伝えていきたいです。

(2008年4月4日朝日新聞国際面参照)

ナマステ!

2008-04-03 | アーユルヴェーダ
インド&ネパールから帰国しました!
今回も超多忙!でした。
Dr.Bheema Bhatが勤務するHoly Family Hospitalには、この季節、リウマチ疾患の患者さんがひっきりなしに来院します。1日100人は普通。隣で診察を見学させてもらうだけでも体力使います・・・でもその分多くの経験をさせていただきました。アーユルヴェーダ理論で診察する際の頭の中の整理の仕方を、少々垣間見たような気がします。

患者さん数がグラフになってます!

南インドのUdupiでは1年前にできた自然療法病院(ナチュロパシーホスピタル)の見学。ここでは、昔からインド国内とスリランカで鍼灸治療を行っているインド人鍼灸師の娘さん(この方も医師)と出会いました。そして、ここは食事が最高!「ナチュロパシーFOODを勉強しよう!」とDr.Shreekanth U.とともに頂戴したランチは、味覚が体&心を作るんだ!とほんとに実感しました。東洋医学にも五味(味覚)が心身をつくる、といいますが、今回の食事ではバランスとともにタイミング(食する味覚の順番)の大切さが身にしみました。


病院の建物の中には紫色の蓮の花が・・・

ネパールではチベット問題に対する国の中国寄りの態度に対して、現在も頻繁にデモが繰り返させていますが、私はちょうどその直前に出国したので被害には会いませんでした。
思い出は愛情たっぷりの手作り料理。毎日沢山の種類の野菜カレーとGheeを入れて清めたご飯で、おもてなし頂きました。ネパール自体は毎日6時間以上の停電、ガソリン不足、政情不安に対する国民のデモ、排気ガス蔓延などなど問題は多々ありますが、人々の温かさがそれらを忘れさせてくれます。(市内にあるヨモギを入れた温泉にも行きました←ネパールで鍼灸普及の活動をされているNGO「ティティパティよもぎの会」が提供しているヨモギだそうです)

また食べたいです~(*^_^*)ご飯が軽いのでこんな量でもペロッと食べます。

あっという間の3週間でした。
この経験、皆様にご紹介する場を作りたいと思っています。唯今、AGNIをあげて消化中です!