ドロップキックに説明はいらないだろう。ドロップキックは、超重量級ならともかくたいていのレスラーはこなす。基本中の基本。
ドロップキックには2種類ある。
正式にはなんと言うのだろう。要するに正面蹴りと、横向き蹴りだ。
ボブ・サップがプロレスに殴り込みをかけたとき、ドロップキックで中西を場外に突き落としてリングアウト勝ちをした試合があった。あのときのドロップキックが正面蹴り(中西はもっとしっかりしろよ)。
しかし正面蹴りにはどうも説得力がないような気がするわけなのだ。SUWAのジョン・ウーなどは確かに凄いが、たいていのレスラーが使う正面蹴りは、ただ「当てている」だけに見えて破壊力が感じられない。相手にダメージを与える技としては説得力に欠けるとどうしても思える。やはり自分の身体がジャンプした際に捻りを加えて足を抱えるようにタメてヒットの瞬間一気に相手に突き刺すように蹴る、というのでないと迫力がない。
ドロップキックの元祖は誰か。これも残念ながら知らない。もっと調べなくちゃなぁ。過去の名手として、パット・オコーナーやベアキャット・ライトが有名だがこれは古すぎて未見。よく知っているのは言わずと知れた馬場さんの「32文ロケット砲」である。
あの身体で宙を飛ぶのだから、後年の馬場さんしかしらない人は信じられないに違いない。僕も全盛期は記憶に無いが、ビデオで、インター王座選手権でボボ・ブラジルに3連発したのを見たことがある。さすがにド迫力。馬場さんのことなので足をタメて突き刺すように、とまではいかないがあのデカい足でありかなりの衝突力が感じられた。かつては馬場さんも宙を飛んだのである。
重量級がやると体重が乗り衝撃が増すのは当然のことで、さらに迫力も凄い。スタン・ハンセンやブルーザー・ブロディがやるとそりゃ凄い。ハンセンはよくもあんな巨体で突き刺すようなドロップキックが出来たものだ。
日本では、高野俊二が迫力があった。もう「懐かしいレスラー」になっちゃったけど。
テクニックで魅せたドロップキックで印象に残っているレスラーに、ボブ・バックランドやブラッド・レイガンスが居る。足を思い切りタメて、顎の先端を狙って突き上げるように放っていた。ああいうドロップキックは今は見ることが出来ない。華麗さでいけば、ミル・マスカラスも印象に残っている。
ドロップキックは衝突力だけではもちろんない。胸板に放つのと顎に放つのとではダメージが全く違う。顔にヒットさせようと思えばそれなりの跳躍力が必要で、そうなるとJr.ヘビー級のジャンプ力は威力を発する。タイガーマスクもいいドロップキックを放ったものだ。
ロープに一度乗って放つスワンダイブ式のドロップキックもある。また、コーナーの最上段から打ち下ろすのも派手だし顔面を狙いやすい。かつて「青春のエスペランサ」と言われていた頃の高田伸彦のコーナーに上って放つドロップキックは確かに美しかった。
猪木はドロップキックの名手とは言えないが、延髄斬り以前は多用していた。タイガー・ジェットシンとの抗争時代、ドロップキックをコメカミにヒットさせていたのを見たことがある。あれには驚いた。やはりヒットさせる場所で迫力が違う。
さて、UWF全盛の時代、ドロップキックに一時期疑問符が打たれたことがある。要するに、ロープの反動を利用しているのでギミックだ、というわけ。全くつまらない話だ。ロープに振られて跳ね返ってきたらカウンターかまされるのは自明のことで、誰も痛い思いをするために返ってなどきたくはない。それでも返ってくる受身を研ぎ澄ませたレスラーの凄さが何故わからないのだろうかと情けなかった。
それで新日とUWFとの対抗戦時代、ロープに振っても返ってこないUWF軍団に、野上彰らは相手をコーナーに押し込んで串刺し式のドロップキックを放った。その手があったか、と実に嬉しかった。そのうち業を煮やした木戸修がついに相手をロープに振ってドロップキックを放った。UWFファンは複雑な心境だったと思うが、木戸修はもともとドロップキックの名手であり、再び見られたことに僕は単純に喜んだ。
その後ドロップキックは復権したように思う。そういえば、鈴木みのるもドロップキックは上手い。
近年よく放たれるのが危険なドロップキックだ。つまり、低空で飛んでヒザを狙うアレ。これは危ない。
このドロップキックは実は古い。僕の記憶だけで言えば、最初に見たのは佐藤昭雄だ。もう27~8年前になっちゃうかもしれない(2005/4時点)。アメリカ帰りなのに地味なファイトで中堅の域を出なかった佐藤だが、このヒザを狙うキックには驚いた。もっとも危険すぎて後に腿に当てるようになっていったが、それでもモモを狙って打つなんてビックリだった。その後ずいぶん時間が経ち、武藤敬司が四の字固めの前技として多用していく。そして、様々なレスラーが低空ドロップキックを使うようになっていくのだ。
丸藤など、相手をコーナーに逆さに宙吊りにしておいて、その顔面に向かって隣のコーナーからジャンプ一番で相手に蹴りを入れていく。痛そうだがもはやあれはドロップキックなのかどうかわからない。場外の相手にロープの最下段をすり抜けて打つスライディング・キックもあるが、あれもドロップキックなのかどうか。ただ、いろいろなバリエーションが出るのは面白いことは面白い。
若手で跳躍力のある選手は綺麗なドロップキックを放つ。足をタメて、ヒットの瞬間伸びきるのは実に美しい。もう若手ではないが新日の田口隆祐などは「ドロップキックマスター」だ。TVに映る機会が少ないのが残念。
高山善廣がドロップキックを放てば凄い迫力だろう。まあ今の高山には無理に望みませんけど…。
ドロップキックには2種類ある。
正式にはなんと言うのだろう。要するに正面蹴りと、横向き蹴りだ。
ボブ・サップがプロレスに殴り込みをかけたとき、ドロップキックで中西を場外に突き落としてリングアウト勝ちをした試合があった。あのときのドロップキックが正面蹴り(中西はもっとしっかりしろよ)。
しかし正面蹴りにはどうも説得力がないような気がするわけなのだ。SUWAのジョン・ウーなどは確かに凄いが、たいていのレスラーが使う正面蹴りは、ただ「当てている」だけに見えて破壊力が感じられない。相手にダメージを与える技としては説得力に欠けるとどうしても思える。やはり自分の身体がジャンプした際に捻りを加えて足を抱えるようにタメてヒットの瞬間一気に相手に突き刺すように蹴る、というのでないと迫力がない。
ドロップキックの元祖は誰か。これも残念ながら知らない。もっと調べなくちゃなぁ。過去の名手として、パット・オコーナーやベアキャット・ライトが有名だがこれは古すぎて未見。よく知っているのは言わずと知れた馬場さんの「32文ロケット砲」である。
あの身体で宙を飛ぶのだから、後年の馬場さんしかしらない人は信じられないに違いない。僕も全盛期は記憶に無いが、ビデオで、インター王座選手権でボボ・ブラジルに3連発したのを見たことがある。さすがにド迫力。馬場さんのことなので足をタメて突き刺すように、とまではいかないがあのデカい足でありかなりの衝突力が感じられた。かつては馬場さんも宙を飛んだのである。
重量級がやると体重が乗り衝撃が増すのは当然のことで、さらに迫力も凄い。スタン・ハンセンやブルーザー・ブロディがやるとそりゃ凄い。ハンセンはよくもあんな巨体で突き刺すようなドロップキックが出来たものだ。
日本では、高野俊二が迫力があった。もう「懐かしいレスラー」になっちゃったけど。
テクニックで魅せたドロップキックで印象に残っているレスラーに、ボブ・バックランドやブラッド・レイガンスが居る。足を思い切りタメて、顎の先端を狙って突き上げるように放っていた。ああいうドロップキックは今は見ることが出来ない。華麗さでいけば、ミル・マスカラスも印象に残っている。
ドロップキックは衝突力だけではもちろんない。胸板に放つのと顎に放つのとではダメージが全く違う。顔にヒットさせようと思えばそれなりの跳躍力が必要で、そうなるとJr.ヘビー級のジャンプ力は威力を発する。タイガーマスクもいいドロップキックを放ったものだ。
ロープに一度乗って放つスワンダイブ式のドロップキックもある。また、コーナーの最上段から打ち下ろすのも派手だし顔面を狙いやすい。かつて「青春のエスペランサ」と言われていた頃の高田伸彦のコーナーに上って放つドロップキックは確かに美しかった。
猪木はドロップキックの名手とは言えないが、延髄斬り以前は多用していた。タイガー・ジェットシンとの抗争時代、ドロップキックをコメカミにヒットさせていたのを見たことがある。あれには驚いた。やはりヒットさせる場所で迫力が違う。
さて、UWF全盛の時代、ドロップキックに一時期疑問符が打たれたことがある。要するに、ロープの反動を利用しているのでギミックだ、というわけ。全くつまらない話だ。ロープに振られて跳ね返ってきたらカウンターかまされるのは自明のことで、誰も痛い思いをするために返ってなどきたくはない。それでも返ってくる受身を研ぎ澄ませたレスラーの凄さが何故わからないのだろうかと情けなかった。
それで新日とUWFとの対抗戦時代、ロープに振っても返ってこないUWF軍団に、野上彰らは相手をコーナーに押し込んで串刺し式のドロップキックを放った。その手があったか、と実に嬉しかった。そのうち業を煮やした木戸修がついに相手をロープに振ってドロップキックを放った。UWFファンは複雑な心境だったと思うが、木戸修はもともとドロップキックの名手であり、再び見られたことに僕は単純に喜んだ。
その後ドロップキックは復権したように思う。そういえば、鈴木みのるもドロップキックは上手い。
近年よく放たれるのが危険なドロップキックだ。つまり、低空で飛んでヒザを狙うアレ。これは危ない。
このドロップキックは実は古い。僕の記憶だけで言えば、最初に見たのは佐藤昭雄だ。もう27~8年前になっちゃうかもしれない(2005/4時点)。アメリカ帰りなのに地味なファイトで中堅の域を出なかった佐藤だが、このヒザを狙うキックには驚いた。もっとも危険すぎて後に腿に当てるようになっていったが、それでもモモを狙って打つなんてビックリだった。その後ずいぶん時間が経ち、武藤敬司が四の字固めの前技として多用していく。そして、様々なレスラーが低空ドロップキックを使うようになっていくのだ。
丸藤など、相手をコーナーに逆さに宙吊りにしておいて、その顔面に向かって隣のコーナーからジャンプ一番で相手に蹴りを入れていく。痛そうだがもはやあれはドロップキックなのかどうかわからない。場外の相手にロープの最下段をすり抜けて打つスライディング・キックもあるが、あれもドロップキックなのかどうか。ただ、いろいろなバリエーションが出るのは面白いことは面白い。
若手で跳躍力のある選手は綺麗なドロップキックを放つ。足をタメて、ヒットの瞬間伸びきるのは実に美しい。もう若手ではないが新日の田口隆祐などは「ドロップキックマスター」だ。TVに映る機会が少ないのが残念。
高山善廣がドロップキックを放てば凄い迫力だろう。まあ今の高山には無理に望みませんけど…。
本当に晩年しかご存じない方には感動モノです
高田延彦はいつも放送席に座ってるととーっても残念です。前田日明のキックもすごくなかったでした?
で、高野俊二の名前を見て速攻長髪を思い出しました。野上彰も今はどうしてるのでしょうか?
でね、高山にドロップッキックは難しいかも‥女子プロレスの西脇充子さんのドロップキックもキレイだった記憶があります。
ついでのように喜んでペラペラ話してしまいますが
久しぶりに面白い試合を見た!!って感じです。
初代タイガーも綺麗なドロップキックを出していたようなw
高野俊二は今はフリーですが、あまりリングには上がっていないようです。2mの身長が…もったいないですね。野上彰は今、「アキラ」としてフリーでやっています。去年までは新日に居たのですが、今は全日とかも出ています。それより、僕は知らなかったのですが、役者として「仮面ライダークウガ」とか、なんと大河「武蔵」にも出演していた由。驚きですね(笑)。
ファイヤージェッツ西脇充子は良かったですねー。今は家で魁皇関にキックかましているのでしょうか(笑)
吉田は頑張りましたね。再々戦にまた期待ですね。(^-^)
タイガーは綺麗でしたね。それとダイナマイトキッドのキックは正面蹴りなのに当てているだけではない、実に説得力のあるキックでした。連発も利いたしねぇ。
ところが最近では、発明者はアベ・コールマンというレスラーだとの説もあるようです。
サヴォルディの活躍したのは1930年代ですから今のプロレスを想像しないでください。ロープに振って戻ってくるなんてのはありません。相手を振ってモンキーフリップなどというのは戦後のプロレスなのです。
初期のドロップキックは正面蹴りだったのだと思います。テーズ、吉村道明(ドロップキックの名手とされていました)は正面蹴りでした。
閑話休題。馬場のドロップキックはペドロモラレスから習いました。飛び方や受身のとり方などの指導を受けたと本人が語るのをどこかで読みました。モラレスはWWFのチャンピオンになる前はロスで活躍していた時期があり、ドロップキックの名手でした。
「jumping joe savoldi」のHPへ飛んでみました。ご教授ありがとうございます。もっとも全然読めませんけれども(汗)。ただ、トップに出てくるサヴォルディのドロップキックを放つ雄姿を見てみれば、捻りを加えているようにも見えます。格好いいですねー。
そういえばペドロモラレスはドロップキックの名手でしたね。オコーナーやベアキャットライトと並んで、モラレスやアントニオ・ロッカのことも書いておかないと失礼でしたよね。でもその時代は僕はリアルタイムでなかったので(言い訳^^;)。