夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

色紙 鮒と花びら 川端龍子筆 その7

2024-03-25 00:01:00 | 日本画
俗に言う一流どころ?の画家の作品は小生の手の届くところではないものの、色紙程度の作品ならなんとか入手できるようです。本日は東京美術倶楽部の鑑定証が付されている川端龍子のよる色紙の作品を紹介します。



*上記写真右は前田青邨による作品です。

鮒と花びら 川端龍子筆 その7
絹本水墨淡彩色紙 東京美術倶楽部鑑定
画サイズ:縦270*横240   新規額に誂え 黄袋+布タトウ



色紙のサイズの大きさですが、和紙に描かれたまくりの状態の作品です。



鯉の作品はよく見かけますが、鮒を描いた作品は今回が初めての入手となります。水墨に所々に金彩を施しています。



胡粉にて桜の花びら?



印章の押印のみの作品ですが、この印章は小作品によく押印されているもののようです。資料との比較は下記の写真の通りです。


   

東京美術倶楽部の鑑定証書は下記の写真のものです。


所定鑑定人がいない画家の作品で現在、最も信頼がおける、もしくは唯一信頼のおける鑑定機関は東京美術倶楽部なのでしょう。



額はちょっといいものに入れ替えました。表具師に依頼して裏打ちをきちんとして色紙の貼ってもらうつもりです。



冒頭の写真には右に前田青邨の色紙、奥には橋本雅邦の小点の作品を展示室に飾っています。

*後日、裏打ちして色紙に貼り付けしてもらいました。料金は3000円也。



扱いやすくなりました。



扱いやすいのは、飾るなど取り扱いの際に痛むことの防止になります。



色紙の作品は染み抜きも可能です。

*上記写真の奥は熊谷守一による作品です。



色紙の作品は嵩張らずに蒐集しやすい作品群ですね。








最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。