夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

リメイク 湖畔  山本丘人筆

2024-01-31 00:01:00 | 日本画
蒐集を始めて間もない頃の作品はまだ整理が行き届いていません。現在ほど資料もなく、パソコンも普及していなったので、資料の整理がままならなかったことにも起因していますが、当時の蒐集した作品を少しずつ資料を追加しています。リメイク 湖畔 山本丘人筆油彩額装 タトウ+黄袋P8号 作品サイズ:縦332*横455保管する収納箱も不完全なままでしたので、新たに保管用のタトウを誂えました。男の隠れ家から持ち出した . . . 本文を読む

好きな作品 嵐峡 福田豊四郎筆 昭和15年頃 その157

2024-01-29 00:01:00 | 掛け軸
蒐集した作品をまた見直していると、がっかりする作品とこれはいいと思う作品と交錯しています。この作品は「これはいい」と思った作品ですが、少し痛みが進んだようです。古画 騎馬武将図 作者不詳紙本着色軸装 軸先象牙 合塗箱入全体サイズ:縦1178*横406 画サイズ:縦321*横296折れシワに剥離が進んでいています。そろそろ「締め直し」(表具材をそのままに再表具すること)する時期のようです。再表具でも . . . 本文を読む

富嶽晴雪図 甲斐虎山筆 大正11年(1922年)作 その4

2024-01-26 00:01:00 | 掛け軸
最近、注目を浴びている画家に甲斐虎山がいますが、本日はその甲斐虎山の作品を紹介します。本日の作品は本ブログにおいての甲斐虎山の紹介では4作品目となります。甲斐虎山の創作の精神は「詩書畫共に至妙の技を有し乍ら多く世間に知られず、自づから亦た知らるゝを欲せず、常に詩書畫の三昧境にあるを樂しむ。」と評価されています。富嶽晴雪図 甲斐虎山筆 大正11年(1922年)作 その4紙本水墨軸装 軸先骨 共箱全体 . . . 本文を読む

松下渓流双鹿図 平福百穂筆 昭和5年頃 その112

2024-01-24 00:01:00 | 掛け軸
気を張り詰めて行なう刀剣の手入れをする時にはそれなりに気が引き締まる掛物を展示室に飾ってみたりします。今回は下記の作品を飾ってみました。最も有名な漢詩? 獄中有感 伝西郷南洲筆紙本水墨軸装 軸先塗 桐野利義鑑定箱全体サイズ:縦2175*横1075 画サイズ:縦1680*横910すでに詳細はブログに投稿してある作品ですので、詳細はそちらを参考にしてください。読み朝蒙恩遇夕焚抗 人生浮沈似晦明 縦不回 . . . 本文を読む

青い本を読む婦人 木下孝則画 1966年頃 その17

2024-01-22 00:01:00 | 洋画
帰京した最初の休日には義母は美容院へ、家内と息子は初釜に出かけました。小生はひとり留守番・・。息子は小生の着ていた着物を着ていきましたが、おそらく今年で着納かな? 取り残された小生はのんびりと作品整理。なにしろひとつの作品を整理して、資料をまとめて、この原稿を書き上げるのに半日はかかります・・、ふ~。本日の作品紹介です。当方で所蔵する木下孝則の作品はそれほど多くありませんが、その中でもお気に入りの . . . 本文を読む

整備した掛け軸 3点

2024-01-21 00:01:00 | 掛け軸
帰郷するルートは幾つかあるのですが、今回は往復共々東北新幹線と奥羽本線の乗り換えでした。奥羽本線の車中からは津軽富士(岩木山)の眺めが最高です。弘前付近の川を前景にした場所は撮影スポットですね。さて表具師さんに依頼して継続的に所蔵する掛け軸をメンテしていますが、本日はメンテの処置が完了した作品の紹介です。まずは表具の天地部分が傷んでいたために天地交換のみを改装した作品です。この作品については以前に . . . 本文を読む

舟上独酌図 蓑虫山人筆

2024-01-19 00:01:00 | 日本画
最近ではなかなかいい作品の入手が難しくなっている蓑虫山人の作品です。もともとそれほど入手の難しくなかった画家の作品ですが、日曜美術館で特集されてからか、いい作品にはいいお値段がつくようになりましたが、席画のような簡略的に描かれた作品はあるものの、味のあるいい作品は市場には出回らくなっています。この作品は郷里の骨董店にて購入した作品です。舟上独酌図 蓑虫山人筆 その24紙本淡彩額装 誂:タトウ+黄袋 . . . 本文を読む

同時に入手した福田豊四郎のスケッチ 2点

2024-01-17 00:01:00 | 日本画
昨年末に帰郷するなり息子と家内は早速、雪だるまを作りだしたのですが、当方は長らく留守にしているので、今回の帰郷では男の隠れ家の点検から始まります。例年通り裏の空き地は近所の除雪場所になっています。少ない!隣家は現在は倉庫になっています。いつかはここを解体して増築の構想を考えていますが、いつになるやら・・・。この建物はだいぶ傷んできていますので、解体する目途がたたないので、補修が必要になってきました . . . 本文を読む

ブルゴーニュの幻想 児玉幸雄画

2024-01-15 00:01:00 | 洋画
帰省した元旦は初詣。墓参りも・・。そしてもうひとつの男の隠れ家へ・・・。外周の点検・・。この直後の地震でしたが、なんともなかったようです。明治期の建てられた家。なかなか少なくなってきた旧家です。蔵や車庫も大丈夫かな?そろそろ考えなくてはならないのは庭のお稲荷様。修繕するか、メンテを楽にするため石製のお稲荷さんに替えたいというのが皆の意見・・。さてどうしよう・・。内部も簡単に点検し、刀剣の手入れ・・ . . . 本文を読む

復興への願い & 漆器への郷愁 朱塗蓋付胴紐平碗 20客揃

2024-01-14 00:01:00 | 漆器
帰省した際には息子がやりたがっていたスキーをしようと思い立ったのですが、あいにくの雪不足のためあちこちのスキー場が閉鎖中でした。近郊のスキー場がだめならと阿仁のスキー場まで出向くこととなりました。少し滑って、小生の衝突した息子は戦意喪失・・・(笑)。そこでゴンドラで中腹まで行くことにしました。30分ほどの長いゴンドラです。若い頃はここを滑ったはずだが・・。上るにつれて樹氷・・・、久方ぶりに雪を満喫 . . . 本文を読む

カバリエ(デッサン リトグラフ) クロード・ワイズバッシュ画

2024-01-12 00:01:00 | 洋画
お盆以来の久方ぶりの帰省ですが、今年も少し男の隠れ家はメンテしましたので、その工事完了の確認も目的のひとつである帰省でした。上記写真の雪も帰郷の頃にはほぼ溶けてしまいました。汚れが目立つようになったので、玄関の軒天に木を貼り、暗いために人感センサーの玄関灯を一か所追加しました。さらに仏間には全体に木を貼りました。クロスは35年も経過すると痛みが出ていますので、その目隠しも兼ねてのことです。そのうち . . . 本文を読む

りんどう 北沢映月筆 その4

2024-01-10 00:01:00 | 日本画
本日は今年になってからの最初の投稿となりますが、すでに今年分の投稿作品の原稿はすでに下案が終了しています。おそるべきは当方のガラクタの蒐集品の数・・・・???。さて岩手県の安比高原の近くに仕事の関係で長らく赴任していたことがあり、八幡平市の「安比リンドウ」は生産量日本一とのことでした。岩手の風土にあったオリジナル品種野栽培を1865年頃から始められ、1985年には日本一になったそうです。よく仕事場 . . . 本文を読む