庭に咲いている絶滅危惧種とされるクマガイソウ。そろそろ数多く庭に咲き始めました。
基本的に日陰に植生するようです。茶室の前の松の下に多く自生しています。クマガイソウを眺めながら一服は今の時期ならではですね。
一輪採ってきて観音様の脇に活けてみました。
使用した花瓶はデルフト焼・・。
名前に日本故事に由来のある作品に、海外のデルフトは不釣り合いとは思いましたが、なかなか似合うようです。
本日紹介する作品は、郷里出身の洋画家の伊勢正義の作品です。人物を描いた秀作はなかなか入手が難しくなってきました。以前は地元の骨董店やインターネットオークションにて入手可能でしたが、今はまったくといっていいほど良い作品が見当たりません。これは他に蓑虫山人、天龍道人の作品も同じで供給する良い作品がもはや枯渇しているともいえるのでしょう。
絵柄のブラウスの女性の横顔 伊勢正義画 その29
油彩額装 誂タトウ+黄袋
F3号 額サイズ:横410*縦460 画サイズ:横220*縦273
伊勢正義の人物を描いた作品はアラブ、アフリカの生活を題材にした作品で知られていますが、その系統の作品はまず市場に出回ることはなさそうです。
品の良い昭和の不雰囲気が漂います。
画中には右下のサインのみ・・。
なかなかサインのみで制作年代の割り出しは当方の蒐集数ではまだ難しい。
我が家の客用男子トイレに飾っています。
ちなみにこちらの客用トイレには木下孝則の作品を飾っています。
どちらのトイレにも棚には南京赤絵の皿を飾っています。
厨房のトイレには小さめの伊勢正義の作品を飾っています。
トイレには見飽きない作品を・・・。
トイレの写真で失礼しましたが、他になかなか小さな作品を飾る適当な場所がなく・・・。