「東濃リニア通信」    <東濃リニアを考える会>

国土交通省がJR東海のリニア中央新幹線計画を認可しました。このとんでもない暴挙は、必ず歴史が証明します。

「夢のリニアモーターカー」は誰がつくったかパートⅡ?!

2013年11月22日 08時27分21秒 | 日記
 おはようございます。
 今日も起きてからネタを色々考え、ブログを見たりしていましたが、時間がたってしまいました。
 前にも紹介したことがありますが「南アルプスに穴開けちゃっていいの」というブログは専門的な内容で面白いです。
 繰り返しになりますが、 「中央新幹線沿線学者」のメンバー、 「超電導磁気浮上式鉄道技術評価委員会」の新旧委員、 「中央線小委員会」の委員の「一覧表」を貼り付けます。(手書きの部分は下手な字で申し訳ありません)
        
 「学者会議」は1992年に結成され、10年間にわたって中央新幹線計画の沿線都市で毎年シンポジウムを開催し、1994年からは、沿線各地に結成された「期成同盟会等」へ参加し「講演」を行うなど、「夢のリニアモーターカー」の浸透に大きく関わってきました。そして2001年には「リニア中央新幹線で日本は変わる」という本を出版し、その内容が「中央線小委員会」の「答申」のネタ本となりました。メンバーの「森地・杉山氏」は「技術評価委員会」の委員に最初から加わっており「森地氏」は途中から委員長になります。「森地・平山・曽根・伊藤氏」は東京大学卒業です。

 最初の「技術委員会」の委員は、「正田氏」を委員長に各分野からの専門家で構成されていると思われます。この最初の委員会が、2004年12月に「山梨実験線の延長工事を行い、10年間かけて実用化のための実験を行う。」という提言を出しています。

 2007年4月に「技術委員会」大巾に委員交代し、会合を3回行い2007年7月に「リニアは実用化のための技術が体系的に網羅されている」という旨の発表を行いました。これは前の委員会が10年かけて実験を行うとしたことを覆す内容であり、しかも、その時点では山梨実験線は延長工事は完成していませんでした。
 この委員交代した「技術評価委員会」の委員構成が問題であります。「学者会議の森地氏」が委員長となり、同じく「杉山氏」も残留し、「東大工学部卒業」が8人、「国鉄就職」が2人、「東大医学部教授」1人という、いわば身内ばかりの偏った委員構成になっています。


 「中央線小委員会」の「家田委員長」は「東大工学部卒」で「国鉄就職」で「森地氏」の後輩にあたります。ここでも臨時委員の中に3人の「東大工学部卒」が入っています。「小山氏」は国鉄に就職「鉄道総研」に係っています。「古関・小山・辻本」の3氏は、「技術評価委員会」との兼務であります。
 「中央線小委員会」は2008年3月に始まっています。前の「技術評価委員会」の決定後の約半年後に始まったことになります。
 橋山禮治郎さんは「危ない リニア新幹線」という「リニア・市民ネット」が発刊した本の中で、「中央線小委員会」の出鱈目さを明らかにされています。橋山さんは「中央線小委員会」の20回中19回傍聴され、「実質審議は無かった」と断言されています。

 <コメント>
 このように学者たちが、重要な決定に加わっていますが、本当に真面目に議論したのか疑わしいと思もわれる中身もあります。
 JR東海は、説明会でも準備書の中でも「国交省の審議会で十分議論し決定されている」という主旨の回答を行います。
 今更、済んでしまったことはしょうがないと言う方も見えると思いますが、関係した学者達には最後まで責任を全うしてもらいたいものであります。
 雑駁になりましたが、以 上
  
コメント
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