先日発表された、TIME誌の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」。
その人物は、マーク・ザッカーバーグ。
この「パーソン・オブ・ザ・イヤー」を、デビット・フィンチャーが料理するとどう仕上がるか。
それは一言で説明できる(そんな映画は珍しい)
= Just Brilliant!!
ザッカーバーグを主人公にした、世界最大のSNS「Facebook」誕生の物語。
なのだが、2時間半以上の内容をとにかく2時間以内に納めるため、俳優陣にセリフ特訓してスピードアップ。
冒頭のシーンでのガールフレンドのセリフに、思わず「早っ!」と声が出てしまうくらい。
だが、結果的にこれが映画に独特のスピード感を加え、2010年ならではの傑作に仕上がった。
ネット時代は、才能が駆け上がる速度も早い。
またたく間に、ナップスター創始者も巻き込み、ビッグビジネス化していく。
この感じとシンクロしているのだ。
また音楽のブレンド具合も最高。
時々そっと配置されるインストゥルメンタルはもちろん、クラブ音楽やパーティーでかかるアレ(何と10cc)、そしてエンディングにかかる意外だが歌詞で思わず納得のあの一曲まで、痺れまくった!
調べてみたら、担当はなんと!トレント・レズナー(インダストリアル・ミュージシャン=ナイン・インチ・ネイルズ)
このへんのシャープさが、さすがフィンチャー....
結論。
今年を代表する1作と言い切ろう。
2010年はズッカーバーグの年でもあり、映画ソーシャルネットワークの年だったのだ!
(トロンは未見だが、あれが今年を代表する1作とはとても言えないだろう...)
C'est joliのNakajiです。
TBありがとうございます。
ライブドアからgooにTBがなぜか入らなかったのでコメントで失礼します。
音の使い方がうまかったですね~。
この映画まだ早いのですが今年のランキングに入ると思いましたわ。
飛行機の機内映画で改めてチェックしたんですが、
痺れたのは、登場人物たちが発する「不穏な感情」に
シンクロするように、インダストリアルな不協和音が
立ち上がってくることでした。
<今年のランキングに入ると思いましたわ。
恐ろしくタイムリーという点で、そう思います!
今年のベスト10に間違いなく入ります。
会話もものすごくテンポが速くて
ぐいぐい引き込まれました。