イーストウッドといえば、ダーティハリーのころから「ボヤキ」演技が見物だった。
いつも、Good grief とか、Oh my god とか、さらにダーティな愚痴をこぼしまくるのが持ち味(笑)
その特色を生かし? 近年のイーストウッド(写真中央)の演技には、目を見張るものがある。
「グラン・トリノ」「ミリオンダラー・ベイビー」「スペース・カウボーイ」どれも頑固爺い揃い。
演技がうまいかとかの次元を超えた「ボヤキ」の「存在感」が素晴らしいのだ。
驚異の82才!
今回の役はベースボールのベテランスカウト。
地方の野球場まわりを通し、ドラフトで抜擢するべき次の「エース候補」を探しているのだ。
試合をひとつひとつ見て資質を見抜こうとする、スカウト頑固爺いたちの一人。
プレー観ながら、お互い「愚痴」&「軽口を叩く」し放題なのだ!
こういう展開で面白いワケがない(笑)
しかも彼らがやっているのは「マネーボール」でみたデータ野球の真逆。
ここを強調するのは、明らかにあの映画への「当てこすり」を意識したような展開になってくるから。
しかも、彼のボヤキに絡むのはスカウト仲間だけではない。
一人娘エイミーアダムス(写真右)も、幼少からスカウトに帯同していたことで、それ級の目を持っている、
さらに、過去彼にスカウトされたが大成しなかった選手が同じスカウトでライバル登場(ジャスティン・ティンバーレイク:写真左)
こういう展開で面白いワケがない(笑)
そうした会話を繰り替えしていく中で、全員が影響力を及ぼし合い、少しずつ変わっていく。
こうしてラストの仕上げ具合は、ちょっと非現実的すぎる気もしなくはない。
が、演出でそれをカバーしようとする努力が垣間みられるので、満足感満載のままゴールに辿り着く。
年末にお勧めの1本といえよう!
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たしかに 面白かったッス
>こうしてラストの仕上げ具合は、ちょっと非現実的すぎる気もしなくはない。
うん、うん わかるわかる・・・ あまりに 出来過ぎやろ~ さすがアメリカンドリーム
目がボヤけてるのに 気合が空回りのクリ爺 自宅のガレージに車のかどぶつけるわ スカウト先で交通事故起こすわ 家のテーブルに足をぶつけるわ 料理は黒コゲだわ
クリ爺の心配して 娘のアダ美が 呼ばれてないのに ジャジャジャジャァ~ン!!!
まるで 危機一髪のトコで タイミングよく出てくる 戦隊モノのヒーロー(じゃねえわ ヒロイン)のような 都合のよさ!
クリ爺が昔 発掘したティンティン(→ティンバーレイク)に 誘惑されたアダ美・・・
恋ごころを 芽生えさせて 川でジャブ!ジャブ!(ボクシングかい!) ラブ美さ
弁護士事務所で働いてるアダ美 クリ爺に構ってしまったために
昇進をかけたプレゼンの話が 上司たちに 別の相手に切り替えて手のひら クルリされ ショボ美に・・・
しかし 小さいころにクリ爺にメジャーリーガー才能発掘作業につきあって ドリルと作業着着て(ドリルはもちません。普通の子供服です)各地を巡業!
発掘作業の才能が開花!(スカウトの目利きです
現地で自分の初仕事で発掘した人材をゲット!球団役員の一員に
できすぎ・・・・
弁護士もできて 発掘作業もできる
二足のワラジの アダ美・・・
これなら二交代勤務も可能だね
昼の勤務はメジャーリーガー人材発掘 夜の勤務は弁護士(・・・って いつ 寝るんじゃい!
確かに!
だから、乗り切れない その理由がよくわかりました。
ホンの問越ですかね…