当ブログのボブ・ディラン Bob Dylan(73歳)のイメージ。
大成功と失敗を繰り返し、最近は「独自のルーツ系ブルース・ロケンロール爺」
昨年の来日公演にもハマった結果、シリーズでライブ・レポートをアップしている。
(ボブ・ディラン来日2014 3/31~4/23東京 札幌 名古屋 大阪 セットリストまとめ(計17回)他)
その彼が新作を出す、かつ昔のトラッド曲ばかりのアルバムだという噂を聞いたとき思った事。
「今回は、ここ数作と違い、そうとう渋めの1発か(前にもよくあったように)」
でリリースされてみると、予想を覆す、ビックリ!な 内容。
確かに昔の曲ばかりのアルバムなんだけど、それに紐づいているコンセプトは「フランク・シナトラ」
は?!?!
イメージでいうと、フォークの騎士 vs 保守本流のポピュラーソングシンガー
どうボブとシナトラをくっ付けようとしても、アタマの中でスムーズには繋がらない…
当ブログでシナトラといえば、New York, New York1曲しか持ってないし(笑)
確かに調べてみると、前回ツアーの最後の方でも、10/26からアンコールが変更され、今回の企画へ向かった跡が。
日本公演時(3/31~4/23)には、
18.All Along The Watchtower
19.Blowin' In The Wind
だったのが、10/26からは、
18.Stay With Me(今回のアルバムの3曲め)
または、
18.Blowin' In The Wind
19.Stay With Me
でアルバムを聴いてみると、イメージするのは、60年代の場末のキャバレー(笑)
シナトラの最高にスムージーなボーカルと比較し、ボブの声はゴツゴツしていて、正直全く違う!
こうなると、さっそく原曲を調べなければと、youtubeを検索し、原曲を聴く。
そこでハタと気づく。
「これがボブが意図したことでは?!」
2015年現在だからできる、手の込んだ企画だったのだ!
声質の違和感は、企画として折り込み済だったわけ。
こんなのアリ?(笑)
彼の2015ツアーは、4/10にニュー・ジャージーで始まり、南部をまわるツアーが現状5/17まで。
その後はどうなるのだろうか?
また日本にも来るのだろうか?
その場合、どんな曲目リストになるのだろうか、このアルバム中心になるのだろうか。
彼の企画意図が当たってるとすれば、せいぜい数曲しか披露しないはず?
興味は尽きない……..
p.s.CD面のデザインにも、33 3/1 MICROGROOVE LONG PLAYING とここにもこだわりが!
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