日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 




噂に上がっているこの映画、実はかなり懐疑的な気分だった。
「いまさら白黒サイレント映画で勝負なんて、恐ろしくノスタルジーなのでは?!」
そんな批判的気分が頭の中を満載だった。
ならば早々に見定めようということで、NY滞在中近くのParis theater に駆け込んだ。


ところが見始めると、意外なことに!

確かに白黒サイレント映画なのだが、画面上から「ノスタルジー」っぽい感じがしてこない。
音はなくても、画面上の表現だけで、企画を完結させるべくの工夫がかしこに。
しかも大画面だからわかるような、アクターの細かい「演技」や、演出上のいろいろな「仕掛け」の積み重ねで。
少しずつうなりだした自分に気付く(笑)


そして悟るのが、この映画のメイン・テーマ。
この映画では、ほんの数年で大変化となった「白黒サイレント」→ 「トーキー」への波を中心に描いている。
が、作中の出演者たちは皆、それによって落ちぶれたり、一方で上がりつつ苦悩したりする。

それは、時代の「変化」に対応し、知恵を使い「生き抜こう」という姿だったのだ!
非常に現代性をもったテーマではないか?!
変化のスピードが加速している時代に。

こういう時代の「変化」について、先日読んだ本から多少引用。

<現代史においては、外部環境の変化は非常に大きく思える。
 (中略)
<若い世代には世界は世界は自分たちが生まれた時から同じような状態にあると考えるのに対し、
<年配世代はプロペラ機が飛び、インターネットが存在しなかった時代を覚えている。
(マルチスピード化する世の中で P26)

無我夢中でこの「変化」と闘っているうちに、掴めるものもあるのだ。
おそらくアカデミーでも、かなりの数を獲得するだろう一本。


PS 1 淀川長治がもし生きていたら、褒めちぎって褒めちぎっりまくって投げまくる姿が想像できすぎて 笑える
PS 2 ついでにもう一言。 まさか、○○に泣かされるとは思わなかった!


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