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日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 






11年もの間(1979~1990年)イギリス初の女性首相を務めた マギー・サッチャーを描く。
まずユニークなのが、あくまでも「現在」を中心に、彼女を描いていること。
認知症に苦しむ日々がベースになっており、「回想」という形で彼女の栄光・挫折が挟み込まれる。
生存中の元首相をこういう形で描いているのは、非常にめずらしい気が。

メリル・ストリープは今作で、3つめのオスカーを獲得。
ただ3度目の受賞と言っても、「クレイマー、クレイマー」(79年)、「ソフィーの選択」(82年)以来。
だから2度から既に30年近くが経過しており「またか」感は全くない。

だいたい2年前の「ジュリー&ジュリア」でもやはりオスカー候補で 料理研究家ジュリア・チャイルドへの成りきりぶりもすごいものがあった。
特に「声」で。
そして今回も、サッチャーの地声と、政治家として訓練した結果得たしゃべりの両方を披露し、唸らせる。

そういう点で、全く前評判通り。
成り行きで想像もしていなかった首相に上りつめ、不況の1980年代、フォークランド紛争他を乗り越えていく「鉄の女」はお見事。
彼女の、この「成りきり」ぶりが最大の見物、と言えよう!
(助演の夫役 ジム・ブロードベントもいいけどネ)


コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )



« なでしこジャ... あれから 1年。 »
 
コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
 
 
Unknown (光太)
2012-03-28 12:15:50
主演女優賞も納得の
メリル・ストリープの素晴らしい演技でしたね。
 
 
 
はい (onscreen)
2012-03-28 16:39:21
今回のアカデミー賞、事前から「メリルしかない」という評判通りでしたね!
 
 
 
サッチャーにも いろんな面がある (zebra)
2013-02-15 20:55:05
サッチャーの政治家としての実績は すばらしいが あくまで それは 彼女の"光"の面

 孤独な面は彼女の"影"の面。あまり知られない部分 あるいは知られたくない、知る価値がない部分だってあるから・・・

ストリープ演技は さすが女性版デニーロと言われるほど役のリサーチ振り。彼女の演技にデニーロも認めるのも 当然だなと 思いました。

 とある偉大な親を持つ七光り子ども特集で
サッチャーは 双子の息子と娘で 息子"マーク"を溺愛して "娘"キャロルは そっちのけのえこひいき愛情だったそうです。

息子のマークは甘やかし放題が災いしたのか
アフリカ大陸の 「パリ・ダカール レース」で行方不明になった際 サッチャー首相は あわてふためき、国家予算の日本円で2億円つぎこんで捜索したら レースを勝手にリタイヤして  砂漠の中 テント張って のほほんと待ってたそうです。 そして 母マーガレットに対し、

 「SORRY、MOMMY」 (ママ、ごめんな~) と新聞の見出しになっちゃいました・・・・
アホ・・・・(><)

 この騒動が きっかけで、イギリス中が マークのろくでなしぶりが表面化し、サッチャー首相にイギリス国内中から非難を浴びたんです。
 
 育て方を間違えた サッチャーの汚点・・・
でも、そういうのも ひっくるめて "サッチャー"なんです。
 
 
 
確かに (onscreen)
2013-02-16 03:32:29
正しい行いも、その逆も...

人生そういう意味では、万民に平等、てことでしょうか。
 
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