ショート・タームとは、短期間に限り、10代の少年少女を保護する施設のこと。
そこで働く男女たちの毎日の苦労を描く。
主演のジョン・ギャラガー・Jr.(右上)は、当ブログ的には News Room シリーズでお馴染み。
このため、すんなり物語に入れた。
預けられる子供達は全て、当然のように個々の問題を抱え施設に入る。
その個々の問題がそれぞれ、そうとうに深刻なので、管理する側の対応が大変。
突然、脱走を試み猛ダッシュする男子、自殺を匂わす青年、周りに打ち解けない少女 etc...
思春期に、親絡みの問題・人権問題・人種問題が微妙に複雑に絡みあう展開。
このへんは流石、この手の施設での実経験を持つ監督ならではか?
ところが実は、最も大きなトラウマを抱えていたのは...
結論:現代アメリカの問題が、この小さな施設からだけでくっきりと表出。
こういう真面目な映画が、いろいろな賞で評価されるのは、アメリカも捨てたもんじゃない?
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