クルーニー演じる主人公が冒頭でぼやく。
「ハワイ暮らしはパラダイスだろうって、皆言うけど」と。
確かに展開されるプロットは、「死」「相続」「不倫」「家族不和」etc...憂鬱なものばかり。
「人生そういうもんだよね」と自分を納得させつつ、物語が進んでいく。
ところが鑑賞後の一言感想は、「すっかり癒された~!」
それはストーリーの感動も一部含まれるのは否定はしない。
が!
実は響いていたのは以下のようなコンテンツ。
・タイミング良く流れるスラック・キー・ギターの名曲の調べ(クライマックスのみサントラ)
・オアフ、マウイ、そしてちょっとだけでも嬉しいハワイ島の自然はもちろん、街の風景
写真も、そうとうに辛辣なシーン、のはずなんだけれど、全くそういう感じは伝わらないのは、その背景の結果。
映画全体を通しても、そういう感想になる。
結論=冒頭の主人公のセリフには結局「全く共感できない」(笑)
あ~...久しくハワイに行っていない。
が、一時そうとうハワイに通った自分の「ハワイ心」をくすぐりまくった。
この結果が先の感想となる。
ハワイのヒーリング・パワーは、なんて偉大なんだ、と。
あっ、久々に行きたくなったかも?
(そこがこの映画の最大の価値、ということです)
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