大倉草紙

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【東京】 藤本能道 命の残照のなかで (菊池寛実記念 智美術館)

2009年12月07日 21時00分00秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
11月15日(日)
当日の行程:【旧乃木邸】【高橋是清翁記念公園】【豊川稲荷東京別院】【「虎屋・寅年・虎づくし」展(虎屋ギャラリー)】【圓通寺】【鈴降稲荷神社】【浄土寺】【激動の明治国家建設〔特別展〕(衆議院憲政記念館)】【藤本能道 命の残照のなかで(菊池寛実記念 智美術館)】【特別展 根来(大倉集古館)】【特別展 幻の京焼 京都瓢池園(泉屋博古館分館)】


菊池寛実記念智美術館には、初めて足を運ぶ。
建物に入ってすぐがレストランになっていて、本当にここでいいの? と一瞬戸惑う。
展示室は地下。
こういうのって最近はやっているのだろうか?


霜白釉釉描色絵金彩花と虫図六角大筥(1990)


霜白釉釉描色絵金銀彩炎と蛾図扁壷(1991)

作品は、このように蛾をモチーフにしたものや、鳥をモチーフにしたものがほとんど。
いずれも美しいのだが、鳥のほうが好みではあった。


色絵野葡萄文燭台(幻の食器より)(1976)
「幻の食器」と名付けられた昭和天皇皇后両陛下御使用のディナーセットも展示されている。
「菊池寛記念智美術館」の菊池家が経営する茨城県にあるホテルに昭和天皇皇后両陛下が宿泊された際、晩餐に用いられた総数230ピースのセット。
芸術的に質が高いのは言うまでもないが、手描きでこれだけのものを作り上げるのは、相当な労力が必要だったに違いない。
よく見れば、少しずつ構図を変えているものもある。
人間国宝の仕事はやはり違うなあ。