大倉草紙

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【三重】 松阪市立歴史民俗資料館

2009年10月14日 21時00分00秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
7月19日(日)
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城の傍らにしっくりくる、とても素敵な建物だ。
玄関脇に置かれた赤いポストも愛らしい。
案内板を見れば、国登録有形文化財だということだ。

「松阪市立歴史民俗資料館
 (旧飯南郡図書館)本館・倉庫
 資料館の建物は、明治四十三年(一九一〇)の皇太子の飯南郡への行幸を記念して一般から寄付を募り、飯南郡図書館として建設されたもので、明治四十五年四月に開館した。開館当初は、本館、倉庫、新聞雑誌縦覧所の三棟があったが、新聞雑誌縦覧所は昭和初期に解体された。
 本館は二階建てで、伝統的な和風の意匠をもち、左右に翼部、中央に玄関が突出した左右対称の構成に特徴がある。倉庫は、本館の東に隣接して建つ二階建ての土蔵で、漆喰壁を下見板で覆い、外観の意匠を本館と合わせているが、高さを低く押さえている点が、立ちの高い本館とは対照的になっている。
 その後、背部を増築して松阪市立図書館として使用してきたが、昭和五十二年(一九七七)に図書館が別の場所に新築移転したため、翌年に内部改修を行い、松阪市立歴史民俗資料館として現在しようされている。
 二〇〇七年十一月二十一日  松阪市教育委員会」(案内板より)

参宮街道沿いの湊町にあった薬種店を再現したもの、松阪木綿や伊勢白粉(おしろい)に関する展示がある。
伊勢白粉の原料は、丹生から採れる水銀。
水銀鉱石を蒸留加工すると白い粉になるという。
「おしろい」という名の通り、もちろん化粧品として使われ、お伊勢参りのお土産として人気を博していたそうだが、それだけではなく、様ざまな薬の原料にもなっていたようだ。
身体には悪くないのだろうか?